オヤノキモチ

今日は、飛鳥舞台の稽古の後、横浜に参り久良岐能舞台の稽古。

その飛鳥舞台の稽古の合間に、少しの休憩を取るべく階下に降りると、妻が色を失っているので何かと問えば、学校から電話があり、凜太郎が彫刻刀で指を切ったとのこと。

すわ、一大事とばかりに妻が学校に迎えに行き、そのまま外科に直行、何針も縫う処置にて、

「お父さん、ごめんなさい」

と帰宅したので、ギュウと抱きしめてやりました。

 

今まで、骨折や大きな怪我などしたことがないので、過保護かとは思いますが、これだけのことで妻も私もそれぞれが大変な心配をしました。私なんかお仏壇にお参りして、何とか無事であって下さい、乞い願わくは、私が身代わりになります、と。

全く心配かけやがって。あれ、まてよ。こんな心配序の口。俺なんて、こんな怪我と比べものにならないくらい、もっとヒドい心配を両親にかけていたじゃないか。親になってわかる、親の気持ち。

 

父が生きていれば、もっと親孝行したかったなあ。

母はまだ元気だから、今のうちに親孝行しておかないとなあ。


ヤル気が出ます

昨日は、名古屋宝生会定式能、本日は、引き続き名古屋能楽堂にて、小中学生能楽鑑賞会(名古屋能楽堂主催)が、午前の部・午後の部とありました。私は、能『殺生石』の地謡。予算の関係で4人(通常は8人)でしたので、その分大声を出してやや疲労しました。

しかし、本日から演能空間チケット販売開始。早速たくさんの方からお申込みを頂き、応援されていると実感。おかげさまで、何ごとに対してもヤル気が出ます!

やっと4日ぶりに東京に帰宅しますが、明日は文化庁の巡回公演で、小田原の小学校へ。能『黒塚』の主後見を勤めます。生徒たちの反応が楽しみです。


販売開始しました(第5回 和久荘太郎 演能空間 於・名古屋能楽堂)

「第5回 和久荘太郎 演能空間」(於・名古屋能楽堂)のチケットの販売を開始しました。

当ホームページ内に、演能空間特設ページを開設しましたので、ご覧ください。

ホームページ内からチケットの申し込みが可能です。

また、座席の細かい指定をご希望の方は、カンフェティチケットサービスからお求めいただけますので、ご利用ください(セブンイレブンにてチケットのお受け取りとなります)。


学生は宝

新幹線で名古屋に向かっています。

週明けの6月25日(月)から販売開始すべく、演能空間の自由席チケットとチラシを持って、名古屋市内プレイガイドを回ります。

そして、レンタカーを借りて、あるお弟子さんの代稽古(お一人)に向かい、名東高校の稽古、最後に愛教大の稽古。休むヒマがありません。

いよいよ明日は、全宝連の学生自演会。名東高校と愛教大の応援に参ります。もちろん、他の大学の発表も楽しみ。学生は宝です。


チラシ欲しい方、ご連絡ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ほど、拙宅に実際の紙のチラシが届き、見て感激!

上の写真のように、シルバーの文字がちりばめられています。写真ではわかりにくいのですが、左下のキャストや、最下部の日付・会場・チケット・後援などの情報部分も。バックの緑が映えます!パソコン画面上の画像では、全く伝わりません。

実際の、本物のチラシの送付をご希望の方は、当ホームページ内お問い合わせまでご連絡ください。

なお、近日開設予定の、当ホームページ内演能空間ページにてチケットご購入の方には、もちろんチケットと共に、このチラシも同封してお送り致します(カンフェティにてご購入の方には、チラシはお届けできませんので、別にご連絡ください)。


第5回 和久荘太郎 演能空間 チラシ完成!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本年9月30日(日)名古屋能楽堂にて開催の、「第5回 和久荘太郎 演能空間」のチラシが完成しました!(JPGデータは上記画像をクリック、PDFデータは以下からダウンロードしてください)

   第5回和久荘太郎演能空間チラシ

チケット販売開始は、6月25日(月)。

当ホームページ内に、「第5回 和久荘太郎 演能空間ページ」を近日開設予定。ホームページ内でのチケットご購入可能。また、座席指定をご希望の方は、カンフェティチケットサービスにてもご購入頂けます。

その他、名古屋能楽堂、名古屋市内プレイガイド3か所にても販売(こちらは自由席のみ)。

今回、指定席は正面席のみですので、指定席は早いうちの完売が予想されます。指定席をご希望の方は、6月25日(月)以降、できるだけお早めにお申し込みください。

なお、全ての座席において、当日券は1,000円増しとなっていますので、いずれも事前のご予約をお勧めいたします。


名古屋宝生会定式能 能『俊成忠度』『藤』(6月24日日曜日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来る6月24日(日)名古屋能楽堂において、本年第3回の名古屋宝生会定式能が開催されます。

パンフレットのPDFデータのダウンロードは、下記からお願いいたします。

   6月名古屋宝生会定式能パンフレット

 


【番組】

12時30分

◆演目解説 和久荘太郎

13時

◆能『俊成忠度』シテ 衣斐愛、俊成 衣斐正宜、トモ 内藤飛能、ワキ 橋本宰、笛 大野誠、小鼓 船戸昭弘、大鼓 河村裕一郎、後見 和久荘太郎他、地謡 影山三池子他

◆仕舞『船弁慶キリ』辰巳満次郎、地謡 宝生和英他

◆狂言『鏡男』シテ 野口隆行、アド 松田高義、伊藤泰

◆仕舞『大江山』辰巳大二郎

◆仕舞『鵜飼』和久荘太郎 地謡 衣斐正宜他

◆能『藤』シテ 宝生和英、ワキ 飯冨雅介、ワキツレ 椙元正樹、橋本叡、笛 鹿取希世、小鼓 後藤嘉津幸、大鼓 河村眞之介、太鼓 鬼頭義命、後見 衣斐正宜他、地謡 辰巳満次郎他

 

16時終演予定


【入場料】

鑑賞券5,000円、学生券2,000円。当日券もご用意いたします。

 

私は、最初の解説を勤め、仕舞『鵜飼』を舞います。他に、能『俊成忠度』の主後見、仕舞『船弁慶キリ』の地謡、能『藤』の地謡。

全宝連学生自演会と合わせて、ぜひご来場ください!


学生自演会開催(名古屋能楽堂 6月23日・24日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日配布のパンフレットPDFは、下記からダウンロードして下さい。

   全宝連学生自演会パンフレット

 

来る6月23日(土)24日(日)、名古屋能楽堂において、「第65回 全国宝生流学生能楽連盟 学生自演会」が開催されます。

毎年この時期に、4箇所(東京・京都・金沢・名古屋)持ち回りで開催される、学生主催の、能楽サークル・部活動が一堂に会する発表の機会。

入場無料ですので、是非お運びください!

私が長年指導している、名古屋市立名東高校の能楽研究部は、今回初参加させて頂きます。20年ほど前からお声がけは頂いているのですが、高校生にはなかなかハードルが高かったこともあり、辞退していましたが、今回、大学生の運営委員の皆様による特別なお計らいのおかげで、現役13名が参加させて頂くこととなりました。

名東高校は、能楽研究部13名全員による連吟『鶴亀』、素囃子『破之舞』、仕舞『高砂』『清経キリ』『玉葛』『鞍馬天狗』にて出演。

また、今年4月より、愛知教育大学の能楽部も、竹内澄子先生の代稽古として月2回お稽古をお付けしていますので、その学生さんも『敦盛キリ』や連盟全員の連吟『鶴亀』にて出演。

名古屋能楽堂が若いエネルギーで満たされる2日間となることでしょう。楽しみにしています。

 

2日目の24日(日)終演後には、学生鑑賞能を兼ねて「名古屋宝生会定式能」を開催。次回投稿にて、詳細をお知らせいたします。


父の日に

昨日は父の日。日曜日ですから、当然のように舞台がありました。熱海のMOA美術館能楽堂にて、能『項羽』(シテ 宝生和英宗家)の主後見と、新作仕舞『覇王』のツレ・修理夫人役(シテ 辰巳満次郎)。

ただ、例年の父の日は、第3日曜日の為名古屋宝生会定式能に必ず重なっているので、10代の頃から父の日は家にいたことがありません。今年は、諸事情により、初めて名古屋宝生会定式能が第4日曜日に変更になったために、第3日曜日には代わりに別の催しが入ったというわけです。

しかし、名古屋と違って熱海は東京に近いので、早く帰ることが出来、夜は家族と過ごせることに!久しぶりに、家族で外食を楽しむことが出来ました。

腹も心もいっぱいで帰宅後、凜太郎の部屋を通りかかると、

「お父さん、これ」

と渡されたのがこれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

毎日大きい声で稽古をしているお父さんの喉を気遣って、なけなしの小遣いで用意してくれていました。

おまえの可愛さ加減には、父さん嬉しくて涙が出てくるわ。


電話野郎

 「電話野郎」

 

この言葉をご存知でしょうか。

アポ無しで、いきなり電話をしてくる人(主にオジさん)のことらしいのです。

つい最近この言葉を知り、

「え、アポって、どういうこと?」

と、一瞬考えましたが、電話する前に、「今から電話してよろしいでしょうか」、と、メールやLINEなどで予めアポを取って、相手の都合を確認してから電話をするべき、という価値観の若い方が増えていて、いきなり電話をしてくる上司や年配の男性は煙たがれているようです。

ああ、正に私は「電話野郎」。

思い当たる節は数多ありますので、きっとそう呼ばれていることでしょう。

昔は、「電話で失礼致します(本来お伺いして直にお話しすべきところ)。」とか、時代が下がると、「メールで失礼します(一筆啓上すべきところ)。」などと言ったものですが、メール(またはLINEなど)というツールの方が、相手の都合を考えていることになるのですね。

これらは、世代により色々な考え方があるかと思いますが、冷静に考えてみれば、若い世代の考え方に共感出来るような気がします。

「俺は電話野郎でいい!」

と開き直ることは簡単ですが、私は、柔軟に対応したいと思います。

でも、緊急時の「電話野郎」はお許し下さい!