バチカン勧進能 記事
上記をクリックして頂くと、バチカン勧進能の復曲能『復活のキリスト』の舞台写真2枚とともに、報道記事をご覧頂けます。2枚目の写真を拡大表示して頂くと、右側に座っている二人のうち、左側の若い出で立ちが私(マグダラのマリア)です。
会場のカンチェレリア宮殿は、バチカン所有の世界遺産の為、個人によるSNSへの投稿は禁止されておりますので、残念ながら私自身が撮影したものは掲載できません。
他にも、以下をご覧下さい。
無事帰国しました
昨日、無事イタリア公演から帰国致しました。
例の自撮り棒を活用した1枚。ヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂のクーポラ(ドーム)をバックに。
今回のイタリア行では、自撮り棒が大活躍で、かなりの枚数を撮影したのに、自分一人で撮ったのはこれ1枚。あとは、全て仲間の能楽師がいっぱい写っていて、我々には著作隣接権と肖像権の問題がありますので、ここには載せられないのです。
しかし、自分一人だけで撮るって、意外と恥ずかしいものですね。
この帽子は、あまりの日差しの強さに、ヴェネツィアで急遽購入したもの。この日のみは終日観光できたのですが、翌日からは『翁』の千歳と、『復活のキリスト』のマグダラのマリア役が控えているので、日焼けするわけにいけません。広幅のを選びました。更に日焼け止めを塗りまくり。
ところでこの自撮り棒、往路のトランジットの、フランクフルト空港にて手荷物検査に引っかかり、「何だこれは」と止められる始末(予想はしていましたが)。
長く伸ばし、スマホをセットして使い方を示し、決して特殊警棒などの武器ではないことが分かると、笑顔で「OK」と。肝を冷やしました。
オリンピコ劇場(ヴィチェンツァ)
6月21日、イタリア・ヴィチェンツァ・古典フェスティバル公演のオリンピコ劇場。
舞台天井
舞台をパノラマ撮影
奥行きがある(ように見える)舞台
フィナーレのカーテンコール
私は、宝生宗家(和英師)の『翁』の「千歳」と、金剛流若宗家・龍謹師の『羽衣』の副後見を勤めました。
能『邯鄲』終演
本日、名古屋宝生会定式能にての能『邯鄲』、お陰様で何とか無事(怪我無く)勤めることが出来ました。
ご多忙中のご来場、誠に有難うございます。
妻と凜太郎と帰京中、やっとひと息つきました。
さて、帰宅したら急いで明日からのイタリア行きの準備です。
本日に引き続き、明日からも満次郎師と一緒です。
嬉しいです( ͡° ͜ʖ ͡°)
能『邯鄲』
本日、名古屋宝生会定式能にて、能『邯鄲』を勤めます。
凜太郎が私の夢の中で舞を舞う童子の役。
午前中に申合せ(リハーサル)をして、午後本番です。
昨日、東京の五雲会出演(『祇王』地謡)後、妻と息子と名古屋入りしております。
いざ、出陣!(名古屋能楽堂へ)
映画『昼顔』
忙しい忙しいって、忙しいフリしてるのに、つい先日映画を観にいってしまいました。
『昼顔』
世の多くの女性は、ご存知なのでしょうか。テレビドラマの続きの映画です。
深刻なW不倫の話で、斎藤工さんと上戸彩さん主演。これを、平日の朝イチに、しかも妻と映画館に観にいったのです。
不倫のお話なのだから、不倫カップルで行くのが普通では。
しかしね、世の不倫カップルのみなさん、この映画は、決して不倫カップルで観に行ってはいけませんよ(密かに、別れたいと考えている方には鑑賞を強くお薦め致します)。
上演後、照明が明るくなったら、大人の映画にはあるまじき、ポップコーンが大量にばらまかれていました。きっと、恐怖のあまり、放り投げてしまったのでしょう。
私達も、あまりの衝撃的結末に、口あんぐり。夫婦で行くのは、今後の長い人生の「偕老同穴」「比翼連理」の教訓を頂くようで良いかもしれません。
鑑賞後の「ああ、いい映画だったね」という感想はきっと聞けませんが、心にズーンとのし掛かる重荷のような感覚が、人間の本質的なマゾヒズムを刺激する、ある意味での良い映画ではないでしょうか。
男と女でも、感じ方が違う映画だと思います。
その日の客は、9割方女性でした(平日の午前中だから当たり前か)。
しばらくは、和久家は『昼顔』の話で持ちきりです。
稽古表
これ、「稽古表」です。
私のお弟子さんに、いつ、どこで、何の曲の謡・仕舞を稽古したかを、綿密に記入しています。
私の社中会・涌宝会(ゆうほうかい)の正式発足は、私自身の約12年間の内弟子修行が済んで、家元から独立した、平成17年としていますが、実際には、先代家元のお許しを頂いて、平成15年1月(28歳)からお弟子さんの稽古を始めており、この時から休まず書いております。
第1冊目の最初は、名東高校能楽研究部の稽古。同日に、岡崎の稽古をしています。今もお稽古を続けて頂いている方のお名前があり、見返すと嬉しくなります。
この度遂に10冊目に突入。お弟子さんと私の歴史がここにあります。
地鶏棒
イタリア公演に向けて、自撮り棒をネットで購入してしまいました。
思ったより大きくてたまげました。
重量も結構あり、特殊警棒と間違われたら、空港で取り上げられそうで心配です。
シャッターリモコンも付いていて、三脚にもなる優れもの。
これを使って、名所旧跡をバックに、仲間と記念撮影してきます。
ブログに掲載するかどうかは、気分次第。
怒涛の日々3
前回の続き。
これだけのお役が集中することは、名のある方にとっては日常茶飯事かもしれませんが、私の能楽師人生では初めてのこと。本当に光栄なことで、能が大好きな私にとっては、誠に役者冥利につきます。
お弟子さんにお稽古をお付けするのも私の大事な仕事ですが、本業はやはり自分の舞台。それは私のお弟子さんもよくご理解頂いています。
こんな時ですから、体調管理には最大の注意を払っています。睡眠と食事には妥協しません。当たり前のことですが、これが若いときはできなくて、度々身体を壊してきました。
あとは、筋トレとストレッチ。若いときは、「稽古で身体を作るんだ」などと粋がっていましたが、振り返れば、それも若さに任せていただけ。選手生命を80歳までは保つ目標を持って、日々鍛えています。
さて、こんな、自慢だかなんだかわからない、ストイックな話を聞いて、「こいつ変態だな」と思った方、その通りです。
何が言いたかったかって、
「ブログのご無沙汰はお許し下さい」m(_ _)m