名古屋宝生会「蛍火能」(令和4年6月19日日曜日)

 

来たる6月19日(日)名古屋能楽堂にて、「名古屋宝生会『蛍火能』」が開催されます(詳細は上の画像をクリックしてご覧ください)。

 

私は、最初の解説と、仕舞『鵜ノ段』を舞います。

また、仕舞3番の地頭と、能『葵上』の後見を勤めます。

 

入場料 一般 5,000円、学生 2,000円。

当日券も販売いたしますので、ぜひご来場ください。


能『祇王』ツレ(6月18日土曜日五雲能能)

6月18日(土)五雲能(会場 宝生能楽堂)にて、能『祇王』のツレを勤めます。

 

シテは3歳年上の大友 順さん。私の役は曲名にもなっている「祇王御前」。シテの役は「仏御前」。見どころは二人の相舞(あいまい)。舞台を半分ずつ使って同じ舞をシンクロして舞いますが、この曲は完全に息を合わせる必要は無いと、私個人としては考えています。

 

足数(歩数)などは取り決めますが、その中で個性をお互いが発揮しつつ、拮抗して舞うことでこの曲の面白さが出ると考えます。

 

『二人静』の相舞だけは、完全に合わせる必要がありますが、この『祇王』や『小袖曽我』は競い合う面があると思います。ちなみに、宝生流では『二人静』は16世家元宝生九郎先生が廃曲とし、現在は上演されません。

 

面(おもて。能面のこと)を掛けると、並行に動く相手の動きは全く見えませんので、念入りに取り決めて稽古をします。

 

『祇王』は15時過ぎ開始の予定。五雲能は13時開演、18時前終演。番組の詳細はこちらをクリックしてください。ご来場を心よりお待ちしております。


能『松風』を舞います(第8回 和久荘太郎 演能空間 9月18日(日))

 

 

本年(令和4年)9月18日(日)に、「第8回 和久荘太郎 演能空間」を主催いたします(会場 宝生能楽堂)。

 

2年前の7月にコロナ禍で「第7回」を中止にして以来。実際には、3年前の令和元年に「第6回」にて能『烏帽子折』を息子と勤めて以来の演能空間となります。

 

今回は、「超」のつく大曲、『松風』を舞わせていただきます(詳細は上の写真をクリックしてご覧ください)。

 

この道の玄人としての修行を始めて30年記念。先先代宝生宗家・宝生英雄先生の住み込みの内弟子となって30年、ということですが、その節目・記念として、大曲に挑みます。

 

ぜひご高覧いただきますよう、お願い申し上げます。

 

チケット販売開始は6月20日(月)。当サイトからお求めいただけます。また、細かい座席指定でお席をお選びになりたい方は、カンフェティからお求めください。

電話でのご購入は以下からお願いいたします。

お電話予約: 0120-240-540*通話料無料(受付時間 平日10:00~18:00※オペレーター対応)


6月5日(日)「東京涌宝会大会」

 

ご無沙汰しております。数ヶ月ぶりの投稿です。相変わらず元気にやっておりました。

 

さて、来たる6月5日(日)宝生能楽堂にて、「東京涌宝会大会」(和久社中発表会)を開催します。

 

9時半開演、19時半終演予定。

能『巻絹 五段神楽』シテ 松原節、ツレ 足立耀

能『黒塚』シテ 星野尚香

一調『松虫』謡 大庭清司、小鼓 飯田清一

一調『起請文』謡 坂本盛夫、大鼓 亀井広忠

他、舞囃子13番、独調4番、素謡6番、仕舞12番、独吟2番、連吟1番

 

会の最初
(第一部)に、私は番外仕舞『弱法師』を舞います。

また、第二部の最初に娘に仕舞『八島』を舞わせます。

 

入場無料(撮影・録音は著作権法に抵触しますので一切禁止です)ですので、お誘い合わせの上、感染防止対策にご協力いただき、是非ともご来場ください。

 

なにしろ、上演時間は10時間ですから、全部ご覧になることは不可能かと思います。一部をご覧いただければと思います。