司宝会・涌宝会合同大会3
午前中、子ども達5人で、『絃上(けんじょう)』を連吟します。
鈴木裕一郎くん(小学3年生)
尾澤征哉くん(小学2年生)
和久凜太郎(小学1年生)
長坂実羽子ちゃん(幼稚園年長)
和久八重子(幼稚園年中)
『絃上』のキリ(最後の短い部分)で、一分間で終わります。
大きな口と大きな声で、元気よく謡ってくれることでしょう。
他に、連調・素謡・仕舞など会員多数出演。
会の最後に、番外として私は、舞囃子『弓八幡(ゆみやわた)』を勤めます。神様の能で、「神舞」を舞います。
ご多忙と存じますが、皆様ぜひお出かけ下さい。
入場無料です。
番組(プログラム)をご希望の方は、こちらまで。
司宝会・涌宝会合同大会2
(つづき)
舞囃子は、以下の12番。
『巻絹』神谷恭子
『生田敦盛』菊池尚希
『杜若』藤崎純子
『小督』恩田加代
『龍田』早川さとみ
『八島』永野進
『花月』佐藤まりな
『藤』梅村恵子
『安宅』森下光
『船弁慶・前』江口啓子
『船弁慶・後』渡邊陽介
『敦盛』能勢渉
なかでも『船弁慶・後』の渡邊陽介さんと、『安宅』の森下光さんも、能『枕慈童』の岡田真理さんと同じく「教授嘱託披露」として舞い勤めます。
お二人とも30代。やる気満々です。
乞うご期待!
(つづく)
7月13日(土)司宝会・涌宝会合同大会
来る7月13日(土)名古屋能楽堂にて、私の社中の会『涌宝会(ゆうほうかい)』が、発表会を致します。
今回は、『司宝会・涌宝会合同大会』と銘打ち、名古屋在住の佐藤耕司師の会と合同で催します。
能は、『枕慈童』(シテ・岡田真理)と『半蔀』(シテ・芳賀カズ子)の2番。
『枕慈童』の岡田さんは、涌宝会会員で、能は3年前の『花月』に続いて2曲目。2年計画で、みっちり稽古しました。可愛らしい慈童が期待できそうです。
今回、岡田さんは「教授嘱託披露」を兼ねています。
「教授嘱託」というのは、宝生流独自の制度で、教授嘱託免状を取得すると、アマチュアながらも、宝生宗家から「教授」を「嘱託」されて、お弟子さんを取れるようになります。
(つづく)
「演能空間」チラシ完成!
「第一回 和久荘太郎 演能空間」の本チラシが完成しました!
それに伴い、当ホームページにて「演能空間」臨時ホームページを本日開設しました!
「第一回 和久荘太郎 演能空間」のチラシのPDFを、「演能空間」臨時ホームページにてダウンロードしていただけます。ぜひご覧ください。
あくまでも「臨時ホームページ」で、実は、7月中に当ホームページを完全リニューアル致します。それまでのつなぎとして、ご覧いただければと思います。
「第一回 和久荘太郎 演能空間」についての詳細を、当ブログにておいおいご案内いたします。
ご期待ください。
覗いてみたい…
近所で見つけた「スナック・酒呑童子」。
ドアの向こうにはどんな世界が広がっているのでしょうか。
源頼光の気持ちになって、ちょっと覗いて見てみたい気もします。
マスターの名字は「大江」さんでしょうか。
6月16日(日)名古屋宝生会 『大江山』
来る6月16日(日)名古屋宝生会定式能にて、能『大江山』のシテを勤めます。
この能は、おとぎ話のような鬼退治の曲。ストーリーが単純で、見ていて楽しい曲ですが、ワキ方の役者を大勢必要とするため、舞台にかかることは稀です。
今回は、京都の若いワキ方に応援を頼み、6人のワキ方で源頼光(みなもとのらいこう)一行を演じてもらいます。
私は、酒呑童子(しゅてんどうじ)役で、前半は童子姿で、山伏姿に変装した頼光一行を歓待して酒宴を催しますが、後半は鬼の本体を表して、頼光に打ち取られてしまいます。
この曲独特の表現があります。
通常、絶命した役は、切戸口(舞台に向かって右奥のにじり口)から退出しますが、この曲に限って頼光一行に前後を挟まれて幕入りします。これは、「首級」を掲げて凱旋していることを表しています。
考えると、やや生々しい表現でもありますが、能の古い形式を残した演出です。
この能の鑑賞後、酒呑童子を「かわいそう」と感じるか、「頼光よくやった!」と感じるかは、私の表現方法と、皆さまの人生経験により変わってきます。
もう一番の能は『俊寛』。
これも劇的な曲で、名手の辰巳満次郎氏にかかれば、お客様の心に強く訴えるものがあることでしょう。楽しみになさってください。
他に、
仕舞『江口クセ』竹内澄子、『弱法師』衣斐正宜
狂言『茶壺』野村又三郎他
ひにち 6月16日(日)13時開演(12時半開場)16時半頃終了予定。
ところ 名古屋能楽堂
入場券料 5,000円(学生2,000円)
(イヤフォンガイドを無料でお貸しします)
お問い合わせ・チケットのお申し込みは、こちらまで。