涌宝会会員名鑑 4


武田神社能舞台(甲陽武能殿)にて撮影

 

◆名前 代永礼子

◆年齢 己丑(つちのとうし)

◆稽古歴 2年

◆居住地 山梨県山梨市

◆稽古場 武田神社能舞台(甲陽武能殿)・山梨文化学園

◆現在稽古中の曲

 謡:『経政』
 舞:『熊野』

◆芸歴

 母方祖父が謡を稽古していたというのを以前母から聞いて興味が湧き、また、TVで観る能の響きに心躍り、習いたいと思っていた矢先、山梨文化学園での和久先生の能楽教室を知り、習い始めた。

  初舞台     素謡『胡蝶』シテ
 今まで習った曲 『鶴亀』『猩々』『枕慈童』『橋弁慶』『胡蝶』『経政』

 ◆能の稽古の魅力

  独特の節回しで謡うことにより、時空を超えて物語の世界に入ることが出来るような気がする。
 最初は節、間の取り方も解からず、鸚鵡返しについて行けなかったが、厳しくも丁寧な教えで少しずつ前に進むことが出来、それが楽しみになってきた。

◆涌宝会の良いところ

 新人に対して、分け隔てなく親切丁寧に諸事説明して頂ける。

 ◆当ブログの読者さんへ

 能は敷居が高いと言われていますが、高ければ高いほど、「またぎ甲斐」があるような気がするので、皆さんも能を習ってみませんか。


涌宝会会員名鑑 3

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飛鳥舞台にて撮影

◆名前 鈴木 幸一

◆年齢 67 歳

◆稽古歴 4年

◆居住地 東京都北区

◆稽古場 飛鳥舞台(東京都北区)

◆現在稽古中の曲

 謡:『松虫』
 舞:『松虫』

◆芸歴

 ヒマつぶしとボケ防止の妙薬を求めて、ネットを訪ね歩いていると、「宝生流能楽師 和久荘太郎」の屋敷がふっと現れたので、門をたたくと「飛鳥舞台」へワープしたのでした。

  初舞台は2012年 仕舞『猩々』。以後 仕舞『高砂』、仕舞『鞍馬天狗』、舞囃子『七騎落』。

 ◆能の稽古の魅力

  初舞台の時、楽屋で囃子方や地謡の声を聞いていると、何か懐かしいような気分に包まれて、これは見所(客席)では味わったことがなかったことなので、稽古を始めて良かったと思いました。

◆涌宝会の良いところ

 先生が熱心、丁寧、親切。体調のことまで細かく気配りしてくださるので、年寄りも安心して稽古できる。

 ◆当ブログの読者さんへ

 能は夢うつつの境も曖昧、時空の壁も突き抜けてしまうファンタジー。たとえば、故事来歴を尋ねる旅の僧の前に、ゆかりの人物が現れ、語り、舞い、消え失せる・・・。

 旅の僧は観客?! そう。舞台と観客もつながっている。さらに誰でも舞台に上がることができる。であるから、皆で謡い、共にお伽話の世界へ行くべしと存じ候。


酒井今日子さん

「涌宝会会員名鑑 2」 の酒井今日子さん。

稽古歴1年ながら、能の中興の祖・世阿弥が著作『花鏡』で説く、「離見の見(りけんのけん)」を自然に(失礼ながら、おそらく無自覚に)感じ取っていらっしゃいます。

以下に酒井今日子さんの投稿を。


◆能の稽古の魅力

  自分を見るもう一つの目を持ったような感覚になること…だと思っています。簡単なものではないです。正直むつかしい…と感じることも多くあります。
  自分がどんな風に声を出しているか、どんな姿勢で立っているか、など自分に対する観察眼をもって自分を変えていくことが楽しい、と最近感じています。


自分を第三者の目で冷静に客観視する目を持つことの大切さ。芸人・役者(政治家も!)などのいわゆる公人は必須だと思いますが、それ以外の方でも日常の生活で役立つ至言。

彼女は、実は愛知県立芸術大学の学生さんです。やはり、芸術・芸能に身を置く方は、感覚が研ぎ澄まされています。

この3月でご卒業。今月2月23日(火)~2月28日(日)、愛知県美術ギャラリー(愛知芸術文化センター8F)にて、彼女の卒業作品が展示されます。
入場無料とのこと、是非お出かけ下さい。

お問い合わせ 愛知県立芸術大学 芸術情報課 ℡0561-76-2851


涌宝会会員名鑑 2


いりなかスクエア能舞台にて撮影

◆名前 酒井 今日子

◆年齢 23歳

◆稽古歴 1年

◆居住地 愛知県春日井市

◆稽古場 いりなかスクエア(名古屋市昭和区)

◆現在稽古中の曲

  謡:『枕慈童』
  舞:『熊野』クセ

◆芸歴

  能か狂言のお稽古をずっとやりたいと考えていました。大学生最後の年に、思い切ってお稽古をはじめる決心をし、名古屋能楽堂で最初に手に取ったチラシが涌宝会のものでした。

  初舞台は、仕舞『鶴亀』。今年の謡初に、仕舞『猩々』素謡『猩々』をさせていただきました。

 ◆能の稽古の魅力

  自分をみるもう一つの目を持ったような感覚になること…だと思っています。簡単なものではないです。正直むつかしい…と感じることも多くあります。
  自分がどんな風に声を出しているか、どんな姿勢で立っているか、など自分に対する観察眼をもって自分を変えていくことが楽しい、と最近感じています。

 ◆涌宝会の良いところ

  みなさん優しいです。初舞台の時にたくさん声をかけてくれたことや、隅っこでかたまっていると前へ呼んでくれてうれしかったです。
  あと、お会いするたびにあいさつし合えるのも、嬉しいです。

 ◆当ブログの読者さんへ

  「能の稽古に行っています」と人に言うと、だいたい「すごいね!」と「どうして?」あとたまに「私も興味あるのだけど、」とかえってきます。なぜか「楽しい?」とほとんど聞かれないですから、ここで答えます。

  『もちろん、楽しいですよ!!』


「涌宝会会員名鑑」始めました

いきなり前回の投稿より始まった、「涌宝会会員名鑑」。

私の主宰する同門会、「涌宝会(ゆうほうかい)」の会員さんに、順番に出演していただきます。

記念すべき第1号は、渡邊陽介さん。他意はありません。きっと細かいことをおっしゃらずに、喜んでお受けして下さるだろうと思い・・・。

今後も、年齢・芸歴・性別・役職などによらず、無作為に指名してまいります。
さて、次はどなたにお願いしようかな。

皆さん、戦々恐々としていることでしょう。

読者の皆さんにも、乞うご期待。

(個人情報の公開に関しては、本人のご承諾を頂いたもののみ掲載いたします)


涌宝会会員名鑑 1


いりなかスクエア能舞台にて撮影

◆名前 渡邊 陽介

◆年齢 33歳

◆稽古歴

 2007年に和久先生に入門し、現在9年目に入ったところです。
 それ以前に、2001年から母校の同志社大学能楽部宝生会にて4年間稽古をしていました。

◆居住地 愛知県名古屋市

◆稽古場 いりなかスクエア(名古屋市昭和区)

◆現在稽古中の曲

 謡:『箙』
 舞:舞囃子『三輪』

◆芸歴

 会社に入って3年目に愛知県に転勤したのを機に、大学卒業後 お休みしていたお稽古を再開する事を考え、名古屋で教室を開かれていた和久先生にお世話になる事になりました。

◆主な舞台

 ○舞囃子『松虫』    2003年(大学時代)
 ○舞囃子『融』     2010年
 ○舞囃子『忠度』    2011年
 ○舞囃子『清経』    2012年
 ○舞囃子『船弁慶・後』 2013年(教授嘱託披露舞台)
 ○舞囃子『雲林院』   2014年
 ○舞囃子『山姥』    2015年

◆能の稽古の魅力

 仕事や日常の事を一旦忘れ、「ちょっとした異空間」に浸れる事だと思いますね。そして、舞台に向けて、少しずつ作り上げていく過程が好きです。
 「去年の舞台より少しでも上手くなりたい」こう思って、毎年舞台に立っています。

◆涌宝会の良いところ

 先生がアツい(笑)!!
 そして、お弟子さんの年齢幅が広く、人柄がいい方が多く、アットホームなお社中だと思います。

◆当ブログの読者さんへ

 能って難しそう、よくわからない、そう思う人が多いと思います。 あまり難しく考えず、気軽に体を動かして大声を出す、そんな感覚でお稽古をしてみると、どこか面白く感じてくると思いますよ。
 私も、あまり能の難しい理屈はわかっていませんが(苦笑)、それでもこうして続けられています。
 また、「昔 学生時代にやっていた」という方!! きっと身体が覚えている事が沢山ありますよ。

 一緒に『鶴亀』謡ってみませんか??

 


名古屋涌宝会謡初(平成28年)

先日1月31日(日)、花朋会敷舞台(愛知県岡崎市)にて、名古屋涌宝会謡初を致しました。

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集合写真。

〈番組〉

 【素謡】
『鶴亀』  シテ 藤原宇春(代役)、ワキ 槇本美保
『清経』  シテ 鷲野健、ツレ 和久荘太郎(代役)
『紅葉狩』 シテ 黒田淳子、ワキ 岡田真理

 【連吟】
『胡蝶』  鈴木裕一郎、和久荘太郎

 【仕舞】
『鶴亀』  大矢真梨子
『草紙洗』 上出遥香
『玉葛』  藤原宇春
『嵐山』  山崎藍
『杜若キリ』大河内彩来
『杜若キリ』柴田美穂子
『箙』   黒田淳子
『敦盛キリ』松本海音
『猩々』  酒井今日子
『清経キリ』鷲野健
『経政クセ』佐藤まりな
『山姥』  岡田真理
『忠度』  菊池尚希

 【独吟】
『胡蝶』  代田千惠子

 【舞囃子】
『桜川』  シテ 岩﨑梨音、笛 山崎藍、小鼓 大矢真梨子、大鼓 上出遥香、地謡 藤原宇春、大河内彩来

 【素謡】
『百萬』  シテ 和久荘太郎(代役)、ワキ 菊池尚希
『敦盛』  シテ 柴田美穂子、ワキ 松本海音
『猩々』  シテ 酒井今日子、ワキ 佐藤まりな

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終演後、岡崎城内の菜飯田楽の老舗「八千代本店」にてお食事会。

また絆が深まりました。