七城 雅さん

この度、宝塚音楽学校を卒業された、「七城 雅(ななしろ みやび)」さんです。

元は、私が指導する名東高校能楽研究部員で、2年生から宝塚音楽学校に転校し、2年間の学校生活を経て、同期の能楽研究部員と同じ年に卒業となり、上の葉書を私のもとにご丁寧に送ってくれました。

宝塚の試験では、「鞍馬天狗」の謡を披露したとのこと。きっと試験官の心を動かしたことでしょう。

4月から5月にかけて、初舞台の公演がありますので、なんとしても、日帰りで観に行きたいと思います。

背の高い美人で、これはきっと売れますよ!皆さん、お名前を覚えておいて下さい!


おかげさまで

昨日、東急セルリアンタワー能楽堂にての「渋谷能」第一夜『翁』の千歳を無事勤めることが出来ました。

また、クラウドファウンディングは、皆様のお陰をもちまして無事目標金額を達成することができ、出演者一同、心より感謝申し上げます。

 

私自身『翁』の千歳は、今回なんと7回目。20代初めに披きの機会を頂き、今年45歳になろうとしていますので、若い時のがむしゃらな清々しさは出てきませんが、一週間の精進潔斎はきちんと行い、心身は清浄を保って舞台に臨みました。

 

本日は、日帰り名古屋にて、ただ今帰京の新幹線。能『紅葉狩』の解説と、後見を勤めました。

いつも申しますが、本当は解説は不得手で逃げたいのに、今年は既に4回ほど様々な催しで解説することが決まっています‥。


渋谷能 クラウドファンディングご参加のお願い

東急文化村・セルリアンタワー能楽堂主催の「渋谷能」のクラウドファンディングページができました。こちらをご覧ください。

 

出演者も同席する公演後のアフターパーティーに参加できたり、「渋谷能」限定ステッカーがもらえたり、金額によっては能楽稽古体験ができたりと、様々なリターン(御礼)をご用意しております。

私自身も、自分が出演する3回の公演(3月1日、7月26日、12月6日)のアフターパーティーには参加予定で、能楽稽古体験も致します。

全公演とも、お仕事帰りに立ち寄れる時間設定(19時開演)。能楽評論家・金子直樹氏の解説から始まりますので、初めて能をご覧になる方にもぜひおススメ。

詳細をご覧いただき、ご賛同いただけるようでしたら、ぜひともご出資をお願いいたします。


渋谷能

本年、東急セルリアンタワー能楽堂にて、『渋谷能』が、全7回に亘って開催されます。

詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。

 

五流派(観世・宝生・金春・金剛・喜多)の若手がほぼ隔月でシテのみならず、地頭などの重責を担って芸を競います。

宝生流の出演は、3月1日(金)・7月26日(金)・12月6日(金)の3回。

私は、それぞれ『翁』千歳(シテ 宝生和英)、能『藤戸』地頭(シテ 髙橋憲正)、舞囃子『安宅』シテ を勤めます。

 

全7回とも、金曜日夜19時開演。お仕事帰りにご覧いただくのにふさわしい催しです。

今からご予定ください!


ニューヨーク

今日は久しぶりの休日。大阪にての新作能『王昭君』の地頭、名古屋宝生会にての解説・後見・能の地謡・仕舞の地謡という大仕事が済んで一段落。

ヘルマンリクガメ達をお風呂に入れてやりました。

ええ風呂や。

背中流しましょうか。

 

15分程の温浴タイム。亀の子束子で優しく擦ってやってると気持ちがいいらしく、湯船の中で必ず例のアレをしちゃいます。身体の内外キレイになったところで終了。バスタオル(雑巾)で拭きあげて部屋にもどしてやります。

 


2月9日(土)第63回 学生能・狂言の会 名古屋学生能楽連盟

 

来る2月9日(土)名古屋能楽堂にて、「第63回 学生能・狂言の会」(名古屋学生能楽連盟主催)が催されます(上記写真をクリックしてご覧ください)。

私の指導する、愛知教育大学能楽部が、仕舞『松虫』『小袖曽我』『羽衣クセ』を披露します。また、竹内澄子師が指導し、私もそのお手伝いをしている愛知県立大学能楽部が、舞囃子『高砂』『安宅』を披露し、地謡は愛知県立大学・愛知教育大学の合同メンバー。

名古屋の大学能楽サークルが、流儀を超えて一堂に会し、その成果を競います。

私自身は、今回は残念ながら他の舞台(横浜能楽堂にての、家元シテ『道成寺』の鐘後見)を先約しており、監督に参れませんが、それまでの稽古は充分にしましたので、皆しっかり努めてくれることでしょう。

入場無料です。ぜひお運び下さい。


名古屋宝生会定式能 平成31年1月27日(日)名古屋能楽堂

今月27日日曜日、名古屋能楽堂において、今年最初の「名古屋宝生会定式能」が開催されます(詳細は、上記パンフレット画像をクリックしてご覧下さい)。

 

開演30分前の12時半から、恒例の、能楽師による解説があり、今回は私が担当致します。


13時開演

能『嵐山』シテ 衣斐 愛

狂言『禁野』シテ 鹿島 俊裕

仕舞『氷室』辰巳 満次郎、『鶴亀曲(クセ)』竹内 澄子、『弱法師(よろぼし)』玉井 博祜

能『夜討曽我』十郎 衣斐 正宜、五郎 内藤 飛能

16時半終演予定

【入場料】一般 5,000円、学生 2,000円


私は、冒頭の解説の他、能『嵐山』の主後見、仕舞3番の地謡、能『夜討曽我』の地謡を勤めます。

 

チケットのお求めは、こちらまで。または、名古屋宝生会052-882-5600にご連絡下さい。


死生観

昨年末から年始にかけて、能楽界や身内も含めて、色々な大事な方が他界され、能のワキ僧ではありませんが、逆縁ながら喪に服して、当ブログの投稿を少し控えておりました。

(能に時々登場するこの「逆縁」という言葉、現在多くは、「子が親に先立つ」ことを指すようですが、本来は、生前に血縁や関係が無かったことを意味します)

 

いよいよ私自身も、これからどんなに長生きしたとしても、人生の半分は過ぎましたので、死生観を少しずつ意識するようになってきました。

人生の大先輩からすれば、44歳の私にはまだ早い、とお思いになるでしょうが、残された人生で、これから何が出来るのかを考えることによって、現在に立ち戻って張り切って生きていくことが出来ると思うのです。

人生の終わりを自覚して、厭世的になるのか、はたまたプラスに転じるのか、それは人それぞれでしょう。

 

18歳の終わりから30歳まで、約12年間宝生宗家2代に亘って(英雄・英照両宗家)住み込みの内弟子修行をさせていただきました。どこの馬の骨か分からぬ、というくらいの私には大変有難く光栄で、今の私があるのはそのおかげ、と思える、感謝してもしきれない素晴らしい期間でしたが、「12年」という年月はあまりに長い時間でした。

(ちなみに、修行開始当時、今の和英家元はまだ小学1年生で、私が独立した時はもう大学1年生!家族同様に生活したわけです)

いつ独立できるのか、先が見えない生活の為、今だから言えますが、やはりダレる時期が有ったように思います。本当の修行というものは、能以外のことに脇目も振らずに集中すれば、長くても5、6年で充分だと思います。芸が身につこうがつくまいが5年でシャバに出される、という危機感を持てば、人間火事場の馬鹿力が出るものです。そして、独立してからが勝負です。

 

本日1月17日は、阪神・淡路大震災から24年とのこと。当時私は、内弟子修行が始まって数年後のことでした。被災した方々は、私とは違って、常に「死」というものを隣り合わせに意識して生活してこられたことでしょう。

 

今、クイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディー』が旬ですが、リードボーカルのフレディ・マーキュリーは、45歳でこの世を去ったとのこと。私も今年45歳になります。フレディと比べるのはおこがましいほど、まだ何も成し得ていない、しかも煩悩の塊である私の場合、いつ死んでも悔いは残り、この世に足跡など何も残さないでしょうが、常に「死」を身近に意識して、毎日今を大事に生きたいと思います。


舞台のお知らせ

当ホームページ内、<舞台のお知らせ>を更新しました。ご覧ください。

 

本年は、シテを6番勤めさせて頂きます。

『志賀』(東京)

『草紙洗』(名古屋)

『芦刈』(豊田)

『烏帽子折』(東京)

『班女』(東京)

『羽衣』(横浜)

神様、小野小町、芦売りの男、烏帽子屋、熊坂長範、花子、天女。今年も色々な役に変身して、お客様に楽しんでいただきたいと思います。

 

この他、

ツレでは、『竹生島』天女、『翁』千歳、『加茂』天女、『土蜘』源頼光、『熊野』朝顔(2回)、『鞍馬天狗』天狗

舞囃子は『野守』『安宅』

仕舞は『鐘馗』『玉之段』など。

 

この後も、順次増えていきますので、その都度お知らせいたします。


ボヘミアン・ラプソディー

『ボヘミアン・ラプソディー』、名古屋出張の空き時間に観てきました。

最高でした!役者も音楽の力も素晴らしい!

クイーンを知らなくてもおススメです。

私なんか、ほとんど知らないのに、今日の日の為に年始にオリジナルサウンドトラックをiPhoneにダウンロードして、聴き込んでから臨んだから、より楽しめました。

魂の叫びですね。あんな風に謡も謡えたらいいなあ!