名古屋学生能楽連盟 8月例会

今日は、名古屋能楽堂にて、「名古屋学生能楽連盟 8月例会」という、中部地区の大学の能楽サークルが、流派を問わず一堂に会して日頃の稽古の成果を発表する催しがありました。

今年の4月から、私も愛知教育大学能楽部の指導のお手伝いをしているので、監督に参りました。

宝生流は、愛知教育大学・愛知県立大学・南山大学の3校が仕舞・連吟を発表。皆、日頃真剣に稽古に打ち込んでいることが舞台から感じられました。

連吟は、宝生流にしか存在しない稀曲『草薙』を選択して、宝生流らしいごつごつとした謡を披露。学校の垣根を超えた発表により、より連帯感を感じたことでしょう。

仕舞も若さ溢れる舞と地謡で、好感が持てました。将来の成長が楽しみです。

次回は、来年2月9日(土)に催し、舞囃子も数番出る模様。またしっかり稽古していきましょう!


NHK-FM能楽堂『烏帽子折』の録音2

今回の『烏帽子折』の録音、大変奇遇なことで、実は、来年(2019年)9月23日(月祝)「第6回 和久荘太郎 演能空間」(於・宝生能楽堂)にて、能『烏帽子折』を凜太郎の子方にて私がシテで勤めることが決まっており、そのこともあって、家元が凜太郎に今回のお役をご指名いただいたのです。

しかも、地謡は武田孝史・朝倉俊樹・山内崇生の三師にて依頼済み。今回の録音とほぼ同じメンバーです。この録音があったから、来年『烏帽子折』を勤めるのではなく、私の『烏帽子折』計画及び依頼のほうが先、という奇遇。これを好機と、またはりきって参りたいと思います。

ですから、皆様には、来月(9月9日)にラジオの音で聴いて頂いた素謡『烏帽子折』を、来年の演能空間の舞台上にて立体化した能『烏帽子折』をご覧いただく、という、2段階のご鑑賞をしていただくのが一興かと存じます。

演能空間の『烏帽子折』の間狂言(盗賊の棟梁)は、先頃、東京オリンピック・パラリンピック開会式・閉会式の演出統括責任者に選ばれた野村萬斎師。間狂言とは別に本狂言(曲目未定)も萬斎師にお願いしておりますのでご期待ください!


NHK-FM能楽堂『烏帽子折』の録音1

本日、渋谷のNHK放送センターにて、来月放送予定の『烏帽子折』(素謡)の録音でした。

 


【放送予定】

平成30年9月9日(日)午前6時~6時55分(NHK-FM)

素謡『烏帽子折』

シテ 武田孝史

ツレ 朝倉俊樹

ワキ 山内崇生

ワキツレ 和久荘太郎

若武者 佐野玄宜

子方 和久凜太郎


 

通常、素謡やNHK-FMの録音では、子方役も大人が勤めますが、今回は凜太郎(12歳)にお役をいただき、毎日稽古に励みました。

凜太郎がNHK-FMでお役をいただくのは、3回目。

1回目は、6歳で『唐船』の日本子役。小学校に入りたてで、まだ幼児のようなときでしたので、私自身が大変不安に思っていましたが、シテの金井雄資師の優しく的確なご指導もあり、なんとか無事勤めることができました。

2回目は、10歳で『歌占』。ちょうどその録音の直前に、実際の能の舞台で『歌占』の子方を2回(小倉伸二郎師と私相手)勤めましたので、これは心配なく勤めることができました。

NHK-FMの録音では、間違いが許されないので、我々本職でも謡本を見て臨みますが、前回2回とも、凜太郎は無本で臨みました。これは当然のことで、子供の稽古は謡本(能の台本)は見せずに、全て口伝(口移し)で稽古します。

ただ、今回は、『烏帽子折』の子方の謡は膨大な分量であること、また、子方とはいえ、心身と思考もだいぶ成長してきましたので、日常の稽古も徐々に謡本を見せて稽古するようになってきた、ちょうどよいタイミングであったこともあり、我々同様に謡本を使って録音に臨みました。

(続く)


お知らせ(八ヶ岳薪能 能『邯鄲』の子方について)

来る8月3日(金)開催の八ヶ岳薪能にて、能『邯鄲』(シテ 辰巳満次郎)の子方に「和久凜太郎」と記載されていますが、これは間違いで「片桐遵」が正式な配役ですので、お知らせ致します。

 

度々、色々な方に、「息子さん、八ヶ岳薪能にご出演ですね。観に行きます。」などとお声がけ頂き、本役として稽古に励んでいる片桐遵君に申し訳ないので、この場を借りてお知らせ致します。

決して凜太郎の代役ではなく、本役として片桐遵君が配役されていますが、チラシの記載に間違いがあるようです。(確かに、初期に凜太郎にはお声がけ頂きましたが、この日は小学校最後の林間学校が重なっており、最初の段階で丁重にお断りした次第です。)

この片桐遵君、名古屋で活躍する子方で、小学4年生。顔も可愛くて、謡も型(舞)もしっかりしていて、将来が楽しみな子方です。私自身も、いずれ共演できるのを楽しみにしています。


中近両様から

メガネ男子2人(凜太郎と荘太郎)で、池袋のめがね屋さんに行きました。

 

凜太郎はフレームの調整。成長期の為、顔もどんどんデカくなり、ツルが当たるようになってきました。

私は、遂に中近両様の眼鏡を作りに。要するに「老眼鏡」です。まだ、さほど老眼は強くないのですが、見え方に左右差があり、眼鏡を外しても、本を読むときや、謡を覚えるときにどうしても違和感を感じ、集中力が途切れます。

眼科医のご意見を伺うと、いきなり「遠近両用」にするよりも、「中近両様」から慣れていった方がスムースに移行できるとのこと。今までいくつか作った眼鏡は、車の運転用や外出用にして、読書や事務作業には中近両様を使用する方針にします。

10日ほどで完成とのこと、心待ちにしています。

老眼鏡の完成を子供のようにワクワクして待つ、というのも、なんだか複雑な心境です。


不機嫌は罪ですね

この本、身につまされました。

現代に蔓延する「不機嫌」を、丁寧に分析して、「上機嫌のススメ」を説いています。

世界平和への道も、「上機嫌」からではないかと思いました。大袈裟ですかね。


オヤノキモチ

今日は、飛鳥舞台の稽古の後、横浜に参り久良岐能舞台の稽古。

その飛鳥舞台の稽古の合間に、少しの休憩を取るべく階下に降りると、妻が色を失っているので何かと問えば、学校から電話があり、凜太郎が彫刻刀で指を切ったとのこと。

すわ、一大事とばかりに妻が学校に迎えに行き、そのまま外科に直行、何針も縫う処置にて、

「お父さん、ごめんなさい」

と帰宅したので、ギュウと抱きしめてやりました。

 

今まで、骨折や大きな怪我などしたことがないので、過保護かとは思いますが、これだけのことで妻も私もそれぞれが大変な心配をしました。私なんかお仏壇にお参りして、何とか無事であって下さい、乞い願わくは、私が身代わりになります、と。

全く心配かけやがって。あれ、まてよ。こんな心配序の口。俺なんて、こんな怪我と比べものにならないくらい、もっとヒドい心配を両親にかけていたじゃないか。親になってわかる、親の気持ち。

 

父が生きていれば、もっと親孝行したかったなあ。

母はまだ元気だから、今のうちに親孝行しておかないとなあ。


ヤル気が出ます

昨日は、名古屋宝生会定式能、本日は、引き続き名古屋能楽堂にて、小中学生能楽鑑賞会(名古屋能楽堂主催)が、午前の部・午後の部とありました。私は、能『殺生石』の地謡。予算の関係で4人(通常は8人)でしたので、その分大声を出してやや疲労しました。

しかし、本日から演能空間チケット販売開始。早速たくさんの方からお申込みを頂き、応援されていると実感。おかげさまで、何ごとに対してもヤル気が出ます!

やっと4日ぶりに東京に帰宅しますが、明日は文化庁の巡回公演で、小田原の小学校へ。能『黒塚』の主後見を勤めます。生徒たちの反応が楽しみです。


販売開始しました(第5回 和久荘太郎 演能空間 於・名古屋能楽堂)

「第5回 和久荘太郎 演能空間」(於・名古屋能楽堂)のチケットの販売を開始しました。

当ホームページ内に、演能空間特設ページを開設しましたので、ご覧ください。

ホームページ内からチケットの申し込みが可能です。

また、座席の細かい指定をご希望の方は、カンフェティチケットサービスからお求めいただけますので、ご利用ください(セブンイレブンにてチケットのお受け取りとなります)。


学生は宝

新幹線で名古屋に向かっています。

週明けの6月25日(月)から販売開始すべく、演能空間の自由席チケットとチラシを持って、名古屋市内プレイガイドを回ります。

そして、レンタカーを借りて、あるお弟子さんの代稽古(お一人)に向かい、名東高校の稽古、最後に愛教大の稽古。休むヒマがありません。

いよいよ明日は、全宝連の学生自演会。名東高校と愛教大の応援に参ります。もちろん、他の大学の発表も楽しみ。学生は宝です。