涌宝会大会(6月1日金曜日・2日土曜日 於・宝生能楽堂)

来る6月1日金曜日・2日土曜日、宝生能楽堂にて、涌宝会大会(和久同門会)を開催致します。

 

以下に、主な番組をお知らせいたします(順不同)。


【6月1日(金)】11時半開演 16時終演予定

舞囃子8番、独鼓(独調)5番、連吟3番、仕舞6番

◆番外舞囃子『老松』和久荘太郎


【6月2日(土)】9時半開演 17時半終演予定

◆能『枕慈童』伊藤佐保里、ワキ 御厨誠吾、笛 杉信太朗、小鼓 大倉源次郎、大鼓 亀井忠雄、太鼓 加藤洋輝、後見 和久荘太郎、地頭 宝生和英

◆能『船弁慶』崎井重信、子方 和久凜太郎、ワキ 大日方寛、アイ 高澤祐介、笛 一噌幸弘、小鼓 大山容子、大鼓 亀井広忠、太鼓 大川典良、後見 宝生和英、和久荘太郎、地頭 辰巳満次郎

◆一調『橋弁慶』鷲野健、小鼓 大倉源次郎

◆一調『起請文』小鮒忠明、大鼓 亀井広忠

◆一調『花筐』大庭清司、大鼓 亀井広忠

◆一調『勧進帳』坂本盛夫、大鼓 亀井広忠

◆独調『景清』田代俊助、大鼓 亀井忠雄

◆舞囃子『三輪』岡本伸治、笛 八反田智子、小鼓 大倉源次郎、大鼓 亀井忠雄、太鼓 加藤洋輝、地頭 辰巳満次郎

他舞囃子9番、独調1番、素謡1番、連吟1番、仕舞12番


本番組(当日パンフレット)の送付をご希望の方は、こちらまで。

入場無料です。皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。


元気です

生きてます。すこぶる元気に。全く病気無しです。

12月の声帯ポリープ切除手術後から4か月経ち、声もフルボイスで平気で出しています。

 

久しぶりの投稿。いつものことです。ご心配頂いた方、すみません。

3か月間頻繁に投稿していたかと思うと、3か月間音沙汰なし、というパターンが出来上がってきているような気がします。

 

なぜこうなるのか、私にもよくわかりません。

ただ言えるのは、投稿しなくなるきっかけは必ずあります。

きっかけは一つではなく、多岐にわたりますが、一番多いのは、「無言の抗議」かもしれません。

「世の中」の色々なことに対してのこともあれば、「身近な人」に対してかもしれないし(?)。

 

正に、「投稿拒否」。

 

大事に思っている方が亡くなった時も、投稿を控えてしまいます。「巨星落つ」などと吹聴したり、生前仲良かったことを世間にアピールなどせず、静かに悼み、半旗を掲げたいと思います。

 

さて、新年度に入り、昨日は川村学園女子大学の授業が始まりました。「能の謡と仕舞」という名の授業で、水曜日に4・5限連続にて謡と仕舞を指導します。今年度の履修登録者は7名。第1回は、「鶴亀」の謡と、仕舞の基本動作を稽古しました。皆、なかなか筋が良く、話も一所懸命聞いてくれて、私もやりがいがあります。

6月2日(土)には、宝生能楽堂にて開催する私の同門会・涌宝会の大会があり、朝一番で連吟「鶴亀」を無本にて発表してもらいます。これもなんと、カリキュラムの一つで、実技試験を兼ねています。

 

授業帰りの電車で、名東高校(名古屋市立)能楽研究部の新入部員が8名入ったと、部長から嬉しい報告!来週みんなと会えるのが楽しみです。


LOGAN

車を運転する際に、矢印信号がやや見にくい気がするので、先日、メガネを新調する為に、かかりつけの眼科に行き、視力検査を受けました。

 

私と同い年の男の先生が、

「和久さん、老眼少し出てますねー」

と、意地悪く言うので、

「そんなはずはない」

と私。実際、不自由したことが無いし、まだ43歳、老眼はまだ先のこと。すると先生は、「これ見えないでしょ」と、まるで米粒に書いたような字の大きさの本を、目の前10センチ辺りにかざすから、

「見えるわけないでしょ!」

と言うと、「見えるわけないですよ、老眼だから。」と先生。ご本人も、軽い老眼が出ているとのこと。

 

それからというもの、日に日に見えていないことを自覚し始めたら、気になって気になって仕方がないのです。やはり、明らかにメガネを外した方が良く見える。

これが「老い」というものなのか、と、やっと自覚しました。眼科の先生に完敗です。

 

しかし、肩凝りなんかもそうらしいですが、あの時自覚さえしなければ、このままいけたのでは、と思うのですが、やはり私が間違っているのでしょう。日頃、威張っている人も賢いと自負している人も皆、人間誰しも自分のことが一番わからないものです。

 

さーて、オシャレな老眼鏡作っちゃおうかな。


解説三昧

本日は、岐阜のサラマンカホールにて、解説(20分間)を勤めました。

 

昨日も、宝生能楽堂の夜能にて、解説(鼎談。25分間)を勤めました。

 

そして、明日も、名古屋宝生会定式能にて、解説(25分間)を勤めます。

 

3日連続で解説を勤めるなんて初めてのこと。誤解頂きたくないのですが、決して嬉しくはありません。だって、公衆の面前でお話をするのは苦手だから。お客さまには申し訳ありませんが。本当は、逃げ回りたいくらい。

解説の前日は、緊張して眠りが浅くなります。

やっぱり、舞って謡っているのが一番大好き。

 


「夜能」始動

明日1月26日(金)18時15分開演「夜能」が、宝生能楽堂にて開催されます(20時15分終演予定)。

 

私は、18時15分よりの鼎談解説と、能『放下僧』の地謡(3番手)にて出演致します。


18時15分

鼎談解説   司会 日置貴之(白百合女子大学准教授)

18時40分

雅楽〜二つの鼓〜『太食調  合歓塩』『高麗壱越調  貴徳急』中田太三、三浦元則

19時00分

能『放下僧』シテ 山内崇生、ツレ 辰巳 大二郎他

20時05分

仕舞『巻絹キリ』當山 淳司、『山姥キリ』大友 順

20時15分終演予定

【チケット料金】全席自由3,000円、学生2,000円


今年からの新しい催しで、年7回開催(内9月の1回は特別公演)。私は、11月30日(金)の夜能にて、能『殺生石』のシテを勤めます。

また、5月25日(金)の夜能にては、能『夜討曽我』の団三郎役にて出演。

 

平日の夜に、気軽に楽しんでいただきたい、能楽初心者向けの新企画。

ご来場をお待ちしております!


わくわく動物ランド 最終回 特別版

それにつけても、やっぱりこの2匹が特別一番かわいいわ。


わくわく動物ランド⑥

和金達。最初は、45センチ水槽から始めて、60センチ、90センチと水槽を大きくしたら、それに合わせてどんどんみんな大きくなりました‥。

そして、数年かけて弱い子は淘汰されていき、最終的に現在の数で安定。

なんの飾り気も無い水槽に、高級魚でもない和金を入れていますが、ボーっと眺めていると、癒されるのです。

水換えは相変わらず大変ですがね。


附祝言について

本日は、ちょっと専門的な話題を。

 

謡会の最後は、めでたい文句で結ぶ習慣があります。

先日の甲府・武田神社の謡初にては、留めが『紅葉狩』という鬼の能だった為、附祝言(つけしゅうげん)として、『五雲』を謡いました。『五雲』は、昭和に出来た宝生流独自の祝言小謡。「流れ久しき栄えかな」とめでたく結びます。

但し、その日の番組に他流派の方がいらしたり、会場が他流派のお舞台などのときは、『五雲』は遠慮して、他の小謡を謡います。

附祝言には、『高砂』『猩々』『難波』などが能く謡われます。もちろん、『五雲』ではなく、これらを最初から附祝言として選択して良いのですが、その日の番組内と重複する曲は避けます。

ところで、番組の最後に上記の、『猩々』などの祝言の曲が配されている場合は、重ねて附祝言を謡うことはしません。すなわち、『猩々』が留めならば、その後に『高砂』(千秋楽)の附祝言を謡う、などということはしない、ということです。この点は、誤解されている方が多いようにお見受けします。

また、めでたい文句で結んでいる場合も同様に、祝言は付けません。

さて、ここで疑問が沸くのが、後半が仇討ちの物々しい曲『夜討曽我』。「引っ立てゆくこそめでたけれ」と、表面上はめでたい文句で結んでいますが、このような殺伐とした曲で謡会を結んでも良いのでしょうか。シテの曽我五郎が大立ち回りの末、敵に捕縛されて、幕へ猛スピードで連行される時の最後の文句。これは、謡の文章を熟読するとわかるのですが、大立ち回りが進行してくると、主客転倒して、敵の立場として「めでたけれ」と言っています。

そのような背景はありますが、それとは関係無く、「めでたい」文句で結んでいるので、『夜討曽我』が番組の留めに配されていれば、附祝言は謡わなくて良いのです。16代宝生九郎師の文章としても、そのように書かれています。


甲府謡初

一昨日1月19日(金)、山梨県甲府市・武田神社の甲陽武能殿楽屋にて、恒例の謡初を致しました。

常は、屋外能舞台で稽古していますが、冬季は凍えますので、楽屋にて。

先日の久良岐能舞台にての謡初同様、声帯ポリープ切除手術後、どの程度リハビリが進むか判断が難しかった為、私は地頭に入らず、皆さんだけで謡って頂きました。皆さんのご厚意に感謝。

写真は、連吟『鶴亀』の様子。涌宝会(ゆうほうかい。私の社中会)では、常に『鶴亀』は無本(謡本なし)で謡いましょう、ということにしています。

他に、連吟『枕慈童』『紅葉狩』。そして留めに、附祝言(つけしゅうげん)『五雲』。これだけは私も同吟しました。

 

終演後は会食。6月1日(金)2日(土)宝生能楽堂にて開催予定の「涌宝会大会」を視野に入れて、皆さんの発表する曲をご相談しつつ、楽しい食事会でした。


花朋会舞台稽古(岡崎)

昨日、『翁』の申合せにて地謡を謡いましたが、思ったよりもちゃんと謡えなくて戸惑いました。家で、1人で稽古していると良いのですが、同吟(斉唱)で人の調子(簡単に言うと「音高」)に合わせるのはまだ難しいようで、気を入れて声を出すとむせてしまいます。

 

本日は日帰りで、岡崎の花朋会舞台にて、手術後初めてのお弟子さんの稽古。自分の稽古のつもりで調整しながら指導していると、だいぶ声が出るようになってきました。

 

明日は、『翁』の本番(月並能。シテ 宝生宗家、千歳 佐野 登)。昨日よりももっと謡えそう。こうして、少しずつ本調子に戻します。