能『志賀』を舞います(4月20日土曜日・五雲会・宝生能楽堂)

来たる4月20日(土)五雲会(宝生能楽堂)にて、能『志賀』を舞います。

『志賀』は、宝生流のみならず、他流でも稀曲のようですので、ぜひご高覧頂きたいと思います。

『高砂』『弓八幡』『養老』などと同様の本脇能。この曲も本脇能の常道を外れず、前シテは尉(老人)で、若い男(ツレ)を伴って登場。後シテは、やはり例にもれず、若い男神の姿で登場し、激しい神舞を舞います。

シテは、六歌仙の一人である、大伴黒主(おおとものくろぬし)が、没後祀られて神格化された、志賀明神。桜満開の志賀山に、颯爽と現れます。

正午開演の最初が『志賀』です。他に、能『巴』今井 基、能『小塩』渡邊 茂人、狂言『文荷』。

番組の詳細は、こちらをご覧ください。

入場料は、一般5,000円、学生2,500円。チケットのお求めは、当ホームページ内【お問い合わせ】または、宝生会(03-3811-4843)まで。

『志賀』を舞うにあたって、先々月に、志賀山の「大伴神社」にお詣りしてまいりました。

(続く)


恒例の素謡会

去る3月31日(土)神谷舞台にて、恒例の「東京涌宝会素謡会」を催しました。上は、『七宝』『鶴亀』の様子。息子と娘にそれぞれシテ、ワキを謡わせ、参加者全員で『七宝』続けて『鶴亀』を無本にて謡いました。

涌宝会では、ベテラン、初心者を問わず、『鶴亀』は無本、と決めております。こうして回数を重ねるうちに、謡本に頼らずとも謡えるようになってくるものです。

 

これは、『草紙洗』の様子。最前列が立衆、2列目がシテ・子方・貫之・ワキです。

 

 

素謡のみ10番程の会。これを、昨年までは私一人で地頭をしていました(予算の都合上です)が、参加者が増え(て予算に少し余裕ができ)た為、今回、辰巳和磨師に半分の曲を謡って頂きました。少し休むことができて、本当に助かりました!

 

終演後は、屋形船を経営する向かいの寿司屋にて懇親会(反省会ではありません)。名古屋・米沢・塩尻・甲府・前橋などの遠方からもご参加頂き、各地交流ができたようで、良い会になりました。

 

年一回の大会とは別に、このような小さい会で細かいご指導もしてまいります。


艷やかに

一昨日の甲府の稽古にて、武田神社の桜と奥に見えるのは能舞台(甲陽武能殿)。

 

一昨々日、宝生流能楽師・金森良充さんの結婚披露宴の帰りに妻と歩いた千鳥ヶ淵の夜桜。彼を祝うかのように満開。艷やか。


卒業式

昨日は、凜太郎の卒業式。感慨深いものがありました。本人にとっての6年は長く感じたようですが、親にとっての6年はあっという間でした。

身長は母親(私の妻)を超え、声変わり真っ最中。中学校の新しいシューズは、私の靴よりも大きいのにたまげました。

急激な成長の為、東京と名古屋の定式能の子方は全て返上して、残るは9月23日(月祝)の 「第6回 和久演能空間」の『烏帽子折』の牛若丸役のみ。舞台上で牛若丸が元服して、悪党を倒す曲(その「悪党」は野村萬斎さんと私)なので、家元も「良いでしょう」とのことで、予定通り勤めさせます。

しかし、私が中学生の父親とは!


七城 雅さん

この度、宝塚音楽学校を卒業された、「七城 雅(ななしろ みやび)」さんです。

元は、私が指導する名東高校能楽研究部員で、2年生から宝塚音楽学校に転校し、2年間の学校生活を経て、同期の能楽研究部員と同じ年に卒業となり、上の葉書を私のもとにご丁寧に送ってくれました。

宝塚の試験では、「鞍馬天狗」の謡を披露したとのこと。きっと試験官の心を動かしたことでしょう。

4月から5月にかけて、初舞台の公演がありますので、なんとしても、日帰りで観に行きたいと思います。

背の高い美人で、これはきっと売れますよ!皆さん、お名前を覚えておいて下さい!


おかげさまで

昨日、東急セルリアンタワー能楽堂にての「渋谷能」第一夜『翁』の千歳を無事勤めることが出来ました。

また、クラウドファウンディングは、皆様のお陰をもちまして無事目標金額を達成することができ、出演者一同、心より感謝申し上げます。

 

私自身『翁』の千歳は、今回なんと7回目。20代初めに披きの機会を頂き、今年45歳になろうとしていますので、若い時のがむしゃらな清々しさは出てきませんが、一週間の精進潔斎はきちんと行い、心身は清浄を保って舞台に臨みました。

 

本日は、日帰り名古屋にて、ただ今帰京の新幹線。能『紅葉狩』の解説と、後見を勤めました。

いつも申しますが、本当は解説は不得手で逃げたいのに、今年は既に4回ほど様々な催しで解説することが決まっています‥。


渋谷能 クラウドファンディングご参加のお願い

東急文化村・セルリアンタワー能楽堂主催の「渋谷能」のクラウドファンディングページができました。こちらをご覧ください。

 

出演者も同席する公演後のアフターパーティーに参加できたり、「渋谷能」限定ステッカーがもらえたり、金額によっては能楽稽古体験ができたりと、様々なリターン(御礼)をご用意しております。

私自身も、自分が出演する3回の公演(3月1日、7月26日、12月6日)のアフターパーティーには参加予定で、能楽稽古体験も致します。

全公演とも、お仕事帰りに立ち寄れる時間設定(19時開演)。能楽評論家・金子直樹氏の解説から始まりますので、初めて能をご覧になる方にもぜひおススメ。

詳細をご覧いただき、ご賛同いただけるようでしたら、ぜひともご出資をお願いいたします。


渋谷能

本年、東急セルリアンタワー能楽堂にて、『渋谷能』が、全7回に亘って開催されます。

詳細は、こちらをクリックしてご覧ください。

 

五流派(観世・宝生・金春・金剛・喜多)の若手がほぼ隔月でシテのみならず、地頭などの重責を担って芸を競います。

宝生流の出演は、3月1日(金)・7月26日(金)・12月6日(金)の3回。

私は、それぞれ『翁』千歳(シテ 宝生和英)、能『藤戸』地頭(シテ 髙橋憲正)、舞囃子『安宅』シテ を勤めます。

 

全7回とも、金曜日夜19時開演。お仕事帰りにご覧いただくのにふさわしい催しです。

今からご予定ください!


ニューヨーク

今日は久しぶりの休日。大阪にての新作能『王昭君』の地頭、名古屋宝生会にての解説・後見・能の地謡・仕舞の地謡という大仕事が済んで一段落。

ヘルマンリクガメ達をお風呂に入れてやりました。

ええ風呂や。

背中流しましょうか。

 

15分程の温浴タイム。亀の子束子で優しく擦ってやってると気持ちがいいらしく、湯船の中で必ず例のアレをしちゃいます。身体の内外キレイになったところで終了。バスタオル(雑巾)で拭きあげて部屋にもどしてやります。

 


2月9日(土)第63回 学生能・狂言の会 名古屋学生能楽連盟

 

来る2月9日(土)名古屋能楽堂にて、「第63回 学生能・狂言の会」(名古屋学生能楽連盟主催)が催されます(上記写真をクリックしてご覧ください)。

私の指導する、愛知教育大学能楽部が、仕舞『松虫』『小袖曽我』『羽衣クセ』を披露します。また、竹内澄子師が指導し、私もそのお手伝いをしている愛知県立大学能楽部が、舞囃子『高砂』『安宅』を披露し、地謡は愛知県立大学・愛知教育大学の合同メンバー。

名古屋の大学能楽サークルが、流儀を超えて一堂に会し、その成果を競います。

私自身は、今回は残念ながら他の舞台(横浜能楽堂にての、家元シテ『道成寺』の鐘後見)を先約しており、監督に参れませんが、それまでの稽古は充分にしましたので、皆しっかり努めてくれることでしょう。

入場無料です。ぜひお運び下さい。