おススメ鼻パッド

今日から10月。日中はまだまだ異常な暑さですが、夕方からは涼しくなってきましたね。やっと眼鏡の季節になりました。

 

汗を度々かくと、ハンカチで拭うときに一々眼鏡を外さねばなりません。また、鼻パッドが当たる部分が汗により炎症を起こしたり、汗でずれて大村崑さんのようになってしまうので、この夏はコンタクトレンズを多用していました。

 

しかし、10日ほど前に、良い鼻パッドをアマゾンで安価で見つけ、恐る恐る自分で交換してみたところ、素晴らしい!汗をかいてもずり落ちないし、鼻に跡が残りません。

しかも安価なのに、精密ドライバー付きで、鼻パッドも沢山付属。

もっと早く手に入れたかった。

 

眼鏡が当たって鼻が痛い方、鼻に眼鏡の跡が残る方、眼鏡がずり落ちる方、おススメです。

 

但し‥、精密ドライバーで鼻パッドのネジを交換するときに眼鏡(老眼入り)が必要、という矛盾。コンタクトレンズを目に入れるときに眼鏡を掛けたくなる、とか、眼鏡を探すために眼鏡が必要、というのと似ています‥。


文化庁 学校巡回公演

本日は、日帰りで埼玉県岩槻市のある小学校の文化庁巡回公演能『黒塚』に主後見にて出演。

 

この公演も、宝生流としては2年目になりますが、回を重ねるにつれて常に進化しています。

どうやったら子供たちを飽きさせないか、より興味を持たせることができるか、ということを、「影向社」(舞台設営会社)の社長さんや宝生宗家をはじめ担当の能楽師が密に話し合って、より良いものにしようと頑張っています。

こちらはいつも同じ『黒塚』でも、観客(参加者)の子供たちにとっては生まれて初めて観る『お能』。だから、我々出演者各役も気を抜かずに、真剣に毎回舞台を勤めます。

我々にとっても、勉強の場を与えられていることに若手は皆感謝しています。良い流れです。


人柄

昨日の芝宝会(佐野 登師ご社中発表会)パーティーにての一こま。SAMさんを囲んで。(私の顔が赤いのは美味しいお酒のせい)

 

初舞台にて舞囃子『鞍馬天狗』を舞われたSAMさん。さすが、言うまでもなくダンスで培われた体幹。また、何よりも感服したのが、これほどの有名人にもかかわらず、謙虚で心底真面目なところ。その道で大成した方にお会いすると皆同じ印象を受けます。能の舞台姿にも人柄が表れていました。見習わなければ。

 

佐野 登師は、時代を見据えた大プロジェクト、且つ地道な活動をなさっていて、年毎の会の発展に感服します。私が10代の昔から、折りに触れお考えを教えていただきますが、その主張は今も全く変わらない筋金入りで、ちゃんと計画を実現していらっしゃいます。私より15歳上とは思えないバイタリティ。見習わなければ。

 

良い刺激を受けました。


能『班女』を舞います(12月14日土曜日宝生能楽堂「五雲会」)

来る12月14日(土)、宝生能楽堂「五雲会」にて、能『班女(はんじょ)』を舞います。詳細は、上記画像をクリックしてご覧下さい。

 

先日の演能空間の『烏帽子折』は大曲ですし、12月22日(日)横浜能楽堂にて頂いたお役の『羽衣』も能の代表曲であり、有難くも大変なことですが、実はこの『班女』が先の2番に劣らず、「能」としての表現が誠に難しい、情感の深い曲です。

 

狂女物と鬘物(三番目物とも)両方の要素を備え、しかも、笹を持つ他の狂女物とは雰囲気を異にする『班女』。恋人と別れに際して交換した、形見の扇に対して、静かな、しかし強い執心があります。「扇物狂い」とも言われる所以です。

他の狂女とは違い、失われた子供をたずね歩くのではなく、吉田少将(よしだのしょうしょう。ワキ)という高貴な男性を恋うる遊女。ワキにも、品位が要求されます。

初役です。深い考察の上稽古を重ねて本番に臨みます。

この『班女』と、1週間後の『羽衣』は、この曲の為に自分用に仕立てた「箔」という金箔を置いた着付の装束を下ろします(昨年10月17日の当ブログ参照)。1年半、桐箪笥で寝かせました。楽しみ。

入場料5,000円(学生2,500円)

チケットのお申込み、お問い合わせは、当ホームページ内お問い合わせまで。


【訂正】夜語りの会 完売です

前回の投稿で、明日9月27日金曜日の「夜語りの会」のチケット残りわずか、と申しましたが、既に完売だそうです。

訂正致します。


仕舞『鍾馗』を舞います(9月27日金曜日「夜語りの会(夜能特別公演)」宝生能楽堂)

今日は、明日(9月27日)が本番の夜能特別公演「夜語りの会」の申合せと、明後日(9月28日)が本番の芝宝会(しほうかい。佐野 登師御社中発表会)の申合せ。

 

「夜語りの会」にて、私は仕舞『鍾馗(しょうき)』を舞います。

最近あまり見なくなりましたが、五月人形の鍾馗様がシテ。国家試験に落第して、階段に頭を打ち付けて憤死した鍾馗。今は悪心を翻して、国家と皇帝を守る神となります。

 

鬼の能。私は、10年前にこれを能として勤めました。仕舞も涌宝会大会にて番外仕舞として11年前に勤めております。

 

明日18時半開演。詳細はこちらをご覧下さい。私は、能『邯鄲 傘ノ出』(シテ 野月 聡)の主後見も勤めます。

チケットは残りわずかのようです。


二つになってぞ失せにける

一昨日の能『烏帽子折』の最後に、後シテ・熊坂長範役の私が、牛若丸役の凜太郎に切り倒される型として、幕の前で「仏倒れ(ほとけだおれ)」をしました(空中であぐらをかいて落ちる「飛上り平臥」でも良いのですが、選択はシテ本人に任されています)。

 

そう、まるで仏像がそのまま後ろに倒れるように見えることから「仏倒れ」と言いますが、体にとってリスクの高い型で、うまくやらないと後頭部を打って脳震盪を起こします。私もそう若くはないので、倒れる直前に心の中で、

 

「では みなさん おせわになりました さようなら 南無三宝」

 

と唱えて倒れました。

 

まだ映像を見ていないので何とも言えませんが、比較的綺麗に倒れたようで、後頭部を打たずに済みました(秘密のコツがあるのです)。が、下に穿く半切(はんぎれ)という袴を支える為の「腰羽根」(こしばね。通称・バネ)が見事に真っ二つに!(ここの地謡は、「一人と見えつる熊坂の長範も二つになってぞ失せにける」)

 

これが、

 

パカっと真っ二つに(手は凜太郎です)

 

凜太郎が、「バネがお父さんの身代わりになってくれたんだよ」と言って、バネを仏壇に供えてくれました。折しもお彼岸。

 

いいこと言うねえ。


能『烏帽子折』鏡の間にて

 

 

能『烏帽子折』開演前の、神聖な鏡の間でのショット。辰巳満次郎師撮影。モノクロで奥深い絵になっています。良い記念です。

 

鏡の間で、大映しの三面鏡の前に床机に腰掛けられるのはシテ一人のみの約束。たとえ子方が主役級の役柄であっても。

昨日ここで私は、「一応やっぱり主役なんだ」と自覚しました‥。


ありがとうございました(第6回和久荘太郎 演能空間)

「第6回 和久荘太郎 演能空間」は、皆さまのご声援のお陰で、盛会裏に催すことができました。お忙しいなか大勢のご来場、また、ご遠方からのご来場、誠に有難うございました。

次回「第7回」は、日時・会場・曲目共に未定ですが、本日皆さまから頂戴したアンケートをもとに誠心誠意考えて、またお客様に楽しんで頂ける催しにしたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

演能空間主宰   和久 荘太郎


前売り券販売終了 当日券若干有り

来る9月23日(月・祝)宝生能楽堂にて開催の「第6回 和久荘太郎 演能空間」の前売り券の販売は終了いたしました。

当日券は中正面席(7,000円)、自由席券(6,000円)を若干ご用意致します。

当日の12時半から、宝生能楽堂ロビー入口受付にて先着順で販売いたします。