オヤノキモチ

今日は、飛鳥舞台の稽古の後、横浜に参り久良岐能舞台の稽古。

その飛鳥舞台の稽古の合間に、少しの休憩を取るべく階下に降りると、妻が色を失っているので何かと問えば、学校から電話があり、凜太郎が彫刻刀で指を切ったとのこと。

すわ、一大事とばかりに妻が学校に迎えに行き、そのまま外科に直行、何針も縫う処置にて、

「お父さん、ごめんなさい」

と帰宅したので、ギュウと抱きしめてやりました。

 

今まで、骨折や大きな怪我などしたことがないので、過保護かとは思いますが、これだけのことで妻も私もそれぞれが大変な心配をしました。私なんかお仏壇にお参りして、何とか無事であって下さい、乞い願わくは、私が身代わりになります、と。

全く心配かけやがって。あれ、まてよ。こんな心配序の口。俺なんて、こんな怪我と比べものにならないくらい、もっとヒドい心配を両親にかけていたじゃないか。親になってわかる、親の気持ち。

 

父が生きていれば、もっと親孝行したかったなあ。

母はまだ元気だから、今のうちに親孝行しておかないとなあ。