根津神社・つつじ祭り
5月14日、宝生能楽堂にて勤めます『雲雀山』の地謡に、
「また躑躅(てきちょく)は夜遊の人の折を得て、驚く春の夢の内」
という一節が謡い込まれています。
「てきちょく」とは、文字通り、つつじの音読み。夜でも躑躅の紅さはポッと際立っていることを表しているのでしょう。
写真は、根津神社のつつじ祭りの様子。見頃です。驟雨に見まわれました。
東京一の躑躅の名所。意図的に、早咲き・遅咲きの躑躅が植えられているようで、写真でわかるように、全てが一斉に咲いているわけではありません。
5月5日までとのこと。まだまだ楽しめます。花に勝るとも劣らない団子も。