2回目の声帯ポリープ摘出手術①

皆さまにご報告です。

今月末に、2回目の声帯ポリープ摘出手術を受けることとなりました。
前回は、約3年前。同じ都内の大病院ですから、もう慣れたものです。

前回の手術では、舞台をいくつか代役をお願いしたり、お弟子さんのお稽古を丸々一か月間休ませて頂くなど、少なくないご迷惑をおかけしました(そして収入が一か月間、全く途絶えてしまいました‥)。

しかし今回は、ちょうど年末年始にかけて入院・手術及びリハビリのスケジュールを組むことができましたので、舞台もお弟子さんのお稽古も、一つとして休むことはありません(手術が決まった後に、この期間内のお仕事をご依頼頂いたものは、全てお断りしています)。

しかし、実際には、お弟子さんのお稽古に関しては、12月の前半と1月の後半にまとめて、無理な日取りをしています。

また、リハビリ期間中にも舞台出演がいくつかあるのですが、フルボイスで謡うことは主治医に止められていますので、控えめに謡うことになります。

そういう意味では、やはり多少なりともご迷惑をおかけすることになります。

(続く)


「第5回 和久荘太郎 演能空間」曲目変更のお知らせ

来年(平成30年)9月30日(日)、名古屋能楽堂に於いて開催予定の「第5回 和久荘太郎 演能空間」の番組を以下の通り変更致します。

 

         能『小袖曽我』『夜討曽我』(能2番)から

         能『天鼓 盤渉(バンシキ)』(能1番)に変更

 

番組の詳細は、また改めてお知らせ致します。


夢でござる

名古屋行き新幹線車中。

今日は、明後日12月3日(日)名古屋能楽堂に於いて開催の、「名古屋能楽堂12月特別公演」の申合せ。宝生流は、能『葛城・神楽』(シテ 玉井 博祜)。私は、地謡4番手を勤めます。

その後、桜山舞台にてお弟子さんのお稽古。

 

最近の投稿で、新幹線ばかり乗っていますが、最近能く乗るようになったのではなく、最近能くブログを投稿するようになった、というのが正解で、いつものこと。おしなべて年間120万円位をJR東海御中にお支払いしていますが、最近のある月は20万円を超えてさすがにたまげました。

 

「和久は、さぞ忙しくて相当儲かっている」、と思って頂いている方、有難うございます。そのまま、夢を見て頂ければ嬉しく思います。

内情は‥、ご想像にお任せ致します。

お弟子さんのお稽古に関しては、交通費や稽古場拝借料はご負担頂いていないということだけはお伝えしておきます(甲府を除く)。

 

大儲けする為にする仕事ではないとはいえど、「儲かっている先輩がいる」というのは、業界的には夢がありますから、若い方や、これからこの道を志す方にとっては大変良いことだと思っています(なんという強がりでしょうか)。

 

いけない、私のポリシーは、皆さまに常に夢を見て頂くこと。『吉野静』のシテ謡に「言葉多き者は品少なし」とあります。この辺で。