速報! 広忠の会
三響会事務局から、広忠の会仮チラシが届きました。
この催しで、私は11月30日(日)14時開演、矢来能楽堂にて、能『井筒』を勤めさせていただきます。
他に、茂山逸平師の狂言、髙橋章師の仕舞があります。
チケットの発売は、8月の予定とのこと。
詳細は追々お知らせいたします。
11月30日、ご予定ください。
第2回演能空間チラシ完成!
本年9月21日(日)名古屋能楽堂にての、「第2回演能空間」のチラシが完成し、一部では配布いたしました。
今後、徐々に各所に配布いたしますので、お楽しみになさって下さい。
当ホームページの演能空間のページも、近日公開予定です。
子方一考
一昨日、満次郎の会・大阪公演にて、息子の凜太郎が、能『隅田川』の子方を勤めさせていただきました。
ハラハラドキドキ。
曲の最後の最後で、子供の幽霊として、自分自身を弔う大念仏と共に「南無阿弥陀仏」を唱えます。
それまでの一時間以上、塚(お墓)の作り物の中で、気配を消して、行儀よくしていなければ台無しです。
お墓の中に、子供がいることをお客様に感じさせてはなりません。
何とか無事、勤めることが出来ましたが、お父さんは疲労困憊。
自分の舞台は、長年の訓練で、マインドコントロールを出来るようになってきました。
子供は違います。大人の精神的フォローが必要です。そこに師匠は神経を使うのです。文字通り、「神経衰弱」です。
こんなことでは、9月21日(日)の第2回演能空間の能『橋弁慶』(シテ 辰巳満次郎)の子方を勤めさせた後に、自分の能『葵上』を勤められるか、と思いますが・・。
甘いかもしれませんが、真剣に、舞台とお客様に向き合おうとすると、子方の心身フォローに心を砕きます。
また、舞台成果も大事ですが、何よりも行儀作法。楽屋での立居振舞が大事と考えます。
脱いだ靴をそろえる、手をついて挨拶する。大人と同じ作法が求められます。一事がバンジージャンプ。子供であり、一人の役者であるのです。
さて、次は3週間後の6月14日(土)五雲会にての、能『善知鳥』の子方(シテ 山内崇生)。『橋弁慶』の牛若丸役と同時進行で、稽古を進めてまいります。
お父ちゃん、今後も神経衰弱の毎日・・・。