おかげさまで
おかげさまで、「第11回 和久荘太郎 演能空間」は無事終演いたしました。
ご来場誠にありがとうございます。
次回は、(第12回)は、来年2027年4月25日(日)会場 セルリアンタワー能楽堂(渋谷)にて、二部制での開催です。ご予定いただきますようお願い申し上げます。
第11回 和久荘太郎 演能空間 始動!
ご無沙汰しております。久しぶりの投稿です。
3月29日(日)14時開演 「第11回 和久荘太郎 演能空間」を名古屋能楽堂にて開催いたします。
能『望月』という、大曲を披かせていただきます。
一般販売は12月22日(月)。早めのお申し込みをお願いいたします。
「第10回 和久荘太郎 演能空間」 ロゴ
「第10回 和久荘太郎 演能空間」のロゴが完成しました。デザインは、第1回から演能空間のチラシのデザインを手掛けていただいている中村慎一さん。
今後、少しずつ情報公開していきます!
2024年9月29日(日)14時開演(宝生能楽堂)
◆能『翁』
シテ 和久荘太郎、三番叟 茂山逸平、千歳 辰巳和磨他
◆一調『巻絹』
謡 深野貴彦、太鼓 大川典良
◆能『邯鄲 傘之出』
シテ 和久荘太郎他
第9回 和久荘太郎 演能空間 始動!
本年令和5年9月24日(日)名古屋能楽堂にて、「第9回 和久荘太郎 演能空間」を開催いたします。
公式サイトはこちら。
6月19日(月)よりチケット販売開始いたします。
無事開催 ありがとうございました
昨日は、「第8回 和久荘太郎 演能空間」を、おかげ様で無事開催することができました。
悪天候のなかご来場いただいたお客様、また、ご友人をお誘いいただいた方々に心から感謝申し上げます。
次回「第9回」は、名古屋能楽堂にて、2023年9月24日(日)に開催致します。
能『三井寺』を舞います。
ご予定ください!
いよいよ演能空間6
能『松風』の象徴、「松の立木」。演能の最初に、後見によって舞台正面の一番お客様に近い場所に出されます。汐煙が立ち昇る須磨の浦において、松風・村雨姉妹の旧跡の松、という設定です。
能の終盤、在原行平の形見の烏帽子と装束と身にまとった松風はもの狂おしくなり、この松が、都から帰ってきた行平だと思い込み駆け寄ります。舞の途中、この松を一周するケレン味ある型を見せます。
「汐汲み車」。汲んだ海水を運ぶ車で、上に水桶が載っています。これを能の前半、シテが実際に綱を持って引きます。
舞台上から。
いよいよ明日は「第8回 和久荘太郎 演能空間」当日。
当日券も販売いたします。ご来場心よりお待ちしております。
いよいよ演能空間5
(続き)
「和久荘太郎 演能空間」のお客様の楽しみのひとつは、金子直樹さん(能楽評論家)の解説。第1回から今まで解説をしていただき、アンケートでも
「金子先生の解説が大変わかりやすくて能を楽しめました。」とか、
「金子先生の語り口が柔らかく温かみがあり、能への愛情を感じました。」
と好評を博しています。
ですから、今回ご来場いただく方も、「あらかじめ能の勉強が必要か」とか「楽しめるだろうか」という不安は不要です。まっさらな状態で当日能楽堂にお越しいただいても、能を味わい楽しむことができるのが「和久荘太郎 演能空間」の特長ですので、臆せずご来場ください。
金子さんは「能楽タイムズ」や「花もよ」などに能評論を書いていらっしゃいますが、論評厳しい時でもその人に対する愛を感じます。「叱咤激励」とはまさにこのこと。私も若い頃から色々とご教示いただいています。初めてお会いしたときには、私のことを「和久先生」とおっしゃったのですが、私よりもちょうど20年年上で、しかも金子さんの「先生」ではありませんので、「お互い『さん』にしましょう」と申し上げて以来、「金子さん」「和久さん」と親しくさせていただいています。
金子さんの解説は穏やかで品の良い人柄が表れています。聞いているだけで、その日の『松風』の世界にいつの間にか引き込まれ、能を早く見たくなります。
お楽しみに!
(続く)
いよいよ演能空間4
(続き)
今回の「和久荘太郎 演能空間」のテーマは、「車尽くし」。そんな日本語は存在しないのですが私が勝手に名付けました。演目それぞれが「車」に何かしら関わっています。
能『松風』には、この曲専用の「汐汲み車」という美しい小ぶりの作り物が登場します。須磨の浜辺で海水を桶に汲み、それを焚いて塩を精製するために汐汲み車に載せて運ぶさまを表しています。
水は重く重労働ですから、実際にはリヤカーのようなものでしょうが、能らしく美化して象徴的に表現します。
最初の一調『土車』はその名の通り、土を載せて運ぶ、やはり労働の車。それに人(子方)を乗せて運ぶ、というのはまるで『子連れ狼』を思い起こさせます。
『土車』は、現在宝生流には能としては残っていませんが、あまりに謡が良いのでその一節を残した「蘭曲(らんぎょく)」と言われる重い習い物として伝わっています。元々の能『土車』には、車の作り物が出てきたようです。
仕舞『笹之段』は、能『百万』曲中の有名な舞いどころ。やはりこれも昔は車(山車)の作り物を出したようです。念仏を唱えながら女物狂(おんなものぐるい。芸能者のこと)が芸を見せる『車之段』に続く『笹之段』は、物狂の象徴である「笹」を手に、車を引きつつ舞を舞います。
狂言『鈍太郎』の車との関わりは種明かしをしません。最後の幕入りを楽しみにご覧ください。
(続く)
いよいよ演能空間3
(続き)
今回の能『松風』にてシテ(主役)の私が使用する面(おもて。能面のこと)は、「節木増(ふしきぞう)」。
最近奮発して手に入れたもので、現在宝生宗家の面の修繕・制作を一手に引き受ける後藤祐自さんという面打ち(能面作家のこと)の作品で、大変素晴らしい面です。
今回の『松風』の為に購入したと言っても過言ではなく、先々月に札幌で能『花筐』を舞った際にも実験的に使用しましたら、お客様の一部の方から「面が素敵だった」というお声を伺いましたので、素晴らしさを確認できました。
優れた面は、単体でも見る角度によってある程度表情を変えますが、演者の芸の力によって怖いほど更に表情を変化させます。
『松風』のシテとツレ(シテに伴う役)は松風・村雨という名の美しい姉妹の幽霊。昔契りを込めた在原行平(ありわらのゆきひら)を想い、泣いてばかりです。その泣く表情がどのように出るのかを楽しみにしてください。
また、シテの私が着る「水衣(みずごろも)」という装束も、『松風』の為に新調しました。『松風』には清浄な白色の「白水衣」をシテ・ツレ共に使用します。汚れの無い白さがこの曲の命、と思って無理をして購入。
このような面・装束についても、舞台を見ながら楽しんでいただければと思います。
(続く)







