ある夜 不思議の 夢を見る

今日は名古屋で2つの仕事掛け持ちの為日帰り新幹線。朝から牡蠣飯弁当を食べて、元気いっぱい!

 

先日の「第6回 和久荘太郎 演能空間」の開演に先立つ舞台上のご挨拶にて、次回第7回の日程・会場・曲目など決まっていないこと、また、2〜3年は間を空ける、ということを申しました。

 

しかし、数日前のある夜不思議な夢を見て、考えが変わり、来年(令和2年)5月15日金曜日18時30分開演、会場は矢来能楽堂にて「第7回 和久荘太郎 演能空間」を開催することを決めました。

今お伝えできるのはここまで。夢の内容や演目などは、いずれお知らせ致します。


二つになってぞ失せにける

一昨日の能『烏帽子折』の最後に、後シテ・熊坂長範役の私が、牛若丸役の凜太郎に切り倒される型として、幕の前で「仏倒れ(ほとけだおれ)」をしました(空中であぐらをかいて落ちる「飛上り平臥」でも良いのですが、選択はシテ本人に任されています)。

 

そう、まるで仏像がそのまま後ろに倒れるように見えることから「仏倒れ」と言いますが、体にとってリスクの高い型で、うまくやらないと後頭部を打って脳震盪を起こします。私もそう若くはないので、倒れる直前に心の中で、

 

「では みなさん おせわになりました さようなら 南無三宝」

 

と唱えて倒れました。

 

まだ映像を見ていないので何とも言えませんが、比較的綺麗に倒れたようで、後頭部を打たずに済みました(秘密のコツがあるのです)。が、下に穿く半切(はんぎれ)という袴を支える為の「腰羽根」(こしばね。通称・バネ)が見事に真っ二つに!(ここの地謡は、「一人と見えつる熊坂の長範も二つになってぞ失せにける」)

 

これが、

 

パカっと真っ二つに(手は凜太郎です)

 

凜太郎が、「バネがお父さんの身代わりになってくれたんだよ」と言って、バネを仏壇に供えてくれました。折しもお彼岸。

 

いいこと言うねえ。


能『烏帽子折』鏡の間にて

 

 

能『烏帽子折』開演前の、神聖な鏡の間でのショット。辰巳満次郎師撮影。モノクロで奥深い絵になっています。良い記念です。

 

鏡の間で、大映しの三面鏡の前に床机に腰掛けられるのはシテ一人のみの約束。たとえ子方が主役級の役柄であっても。

昨日ここで私は、「一応やっぱり主役なんだ」と自覚しました‥。


ありがとうございました(第6回和久荘太郎 演能空間)

「第6回 和久荘太郎 演能空間」は、皆さまのご声援のお陰で、盛会裏に催すことができました。お忙しいなか大勢のご来場、また、ご遠方からのご来場、誠に有難うございました。

次回「第7回」は、日時・会場・曲目共に未定ですが、本日皆さまから頂戴したアンケートをもとに誠心誠意考えて、またお客様に楽しんで頂ける催しにしたいと思いますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

演能空間主宰   和久 荘太郎


前売り券販売終了 当日券若干有り

来る9月23日(月・祝)宝生能楽堂にて開催の「第6回 和久荘太郎 演能空間」の前売り券の販売は終了いたしました。

当日券は中正面席(7,000円)、自由席券(6,000円)を若干ご用意致します。

当日の12時半から、宝生能楽堂ロビー入口受付にて先着順で販売いたします。


ご来場 心よりお待ちしております

今日は、名古屋能楽堂定例公演にて能『経政』の地謡出演の為、日帰り名古屋。

 

いよいよ『第6回 和久荘太郎 演能空間』は明日に迫りました。

稽古はもちろんのこと、事務的な準備、胴着(装束の下に着る綿入れ)一式や着物の準備も万端!気力・体力も充実!

心配は、台風17号の影響。昨年9月の名古屋能楽堂にての「第5回 演能空間」は、未曾有の勢力の台風が名古屋を直撃しましたが、急にスピードを緩めて、公演中はなんとか踏みとどまってくれました。しかし、鉄道各社の異例の計画運休判断で、新幹線その他が止まってしまった為、半数の約200名のお客様がご来場頂けませんでした。

 

今回の大型の台風17号は、関東直撃は免れそうですが東海道新幹線が風の影響を受けないかが心配。そして、台風15号で被災した千葉県の方々も、何卒ご無事で。

皆さま、台風情報を聞きつつ、お気をつけてご来場下さい。心よりお待ちしております。


カンフェティにての販売終了のお知らせ

「第6回 和久荘太郎 演能空間」のチケットは、カンフェティチケット予約サービスにての販売は終了致しました。引き続き、演能空間事務局(メール info@hosho-waku.netまたは、演能空間公式ホームページ)にての販売は、公演前日の22日(日)18時まで、前売り料金(6,000円)にて受け付けます。残席は、現時点(9月20日21時)で中正面席が約10席のみです。


残像現象

昨日は、五雲会にて『玉葛』地謡出演、終演後、『烏帽子折』の斬組(チャンバラ)の最終調整稽古。

凜太郎も含め、皆さんだいぶ板に付いてきました。そして、大幅な変更はしませんが、少しずつ進化していきます。

 

以下は、私の独自の考えかもしれませんが、能の斬組は、「本気」の汗だくの演技をしてはいけないと考えています。あくまでも舞踊・所作事の流れであって、本当の武術やスポーツのような、目にも留まらぬ速さの動きをせず、優雅に品良く、しかし気迫を第一に、が信条です。

江戸時代の武士に求められた能を稽古する意味はまた違ったかもしれませんが、それ以前の、式楽化する前の能はどうだったのでしょうか。妄想は尽きません。

 

昔の時代劇の、スター俳優の殺陣は、美しく優雅です。歌舞伎役者からの転身が多かったことがあると思いますが、やはりどこか「芝居」なのです。まるで蝶が舞うような。その時代を経て、時代劇もだんだん「本気」の時代を迎えます(そして、残念なことに時代劇は風前の灯になってしまいましたが)。

 

「本気」の、目にも留まらぬ演技は、最初は観る人を驚かせますが、長いと徐々に目がスピードに慣れて飽いてきます。

映画『マトリックス』のキアヌ・リーブスの動き。人の「残像現象」を映像化して可視化したもの、と私は受け取っています。それを、映像の力を借りずに、生の舞台で観せるのです。

 

私は、幼少から様々な武道を稽古してきました。本当の武術の動きは、今、何をしたのかわからないのです。なぜ今相手が崩れるように倒れたのか、なぜ今背後に回れたのか。

その感覚で、10代の頃は能の稽古にあたっていきましたが、能の師は「早すぎて伝わらない」と。その意が腑に落ちるまで、かなり年月を要しました。「型がキレてカッコいい」のはもちろんそれだけでも価値がありますが、そこで終わりなんですね。

能はもっと奥を見ているのだと思います。


自由席(脇正面後方席及び学生席)完売のお知らせ

第6回 和久荘太郎 演能空間(9月23日宝生能楽堂)の、自由席(脇正面後方席及び学生席)は、お陰様で完売致しました。

残るは中正面席のみが20席ほどとなりました。当日券は、残券がある場合のみ販売致します。当日券の販売が無い場合、当日ご来場頂いてもご入場頂けませんので、あらかじめのご購入をお願い致します。(当日料金は1,000円増しの7,000円となります。)


正面席・脇正面席 完売のお知らせ(第6回 和久荘太郎 演能空間)

「第6和久荘太郎演能空間」(923日月祝)の、正面席と脇正面席は、お陰様で完売しました。

自由席(脇正面後方席 及び 学生席)も残りわずか(数席)です。

中正面席(指定席)のみ、まだ余裕があります。

当日券は、残席がある場合のみの販売となり、金額は 1,000円高くなりますので、事前のお買い求めをお勧め致します。

本番まであと20日。皆様のご来場を心よりお待ちしております。