名古屋市鯱城学園 高年大学①

本日、名古屋市鯱城学園・高年大学にて、能の謡の実技の授業を2コマ担当して参りました。

 

2年生文化Aクラスの皆さん。

「名曲『羽衣』を謡おう」と題して、能『羽衣』のシテ(天女)とワキ(漁師・白龍)の掛け合いの部分を団体稽古にてお稽古。

昨年は『高砂』の待謡(まちうたい)「高砂や〜」を稽古して、なんと高年大学の文化祭にてクラス発表をして下さったとのこと。素晴らしいヤル気!これが皆さんの若さの秘訣でしょう。

 

 

1年生文化Aクラスの皆さん。

「『高砂』を謡おう〜能楽事始め」と題して、能『高砂』の有名な一節、「高砂や〜」を団体稽古。一回の授業で、皆さんすんなり習得してしまいました。素晴らしい集中力!これも、「一生勉強」という探究心と、幅広い好奇心のなせるわざでしょう。

 

この授業を担当させて頂いてもう3年目。年1回の授業ですが、これをきっかけに、能を定期的にご覧になるようになったという方もたくさんいらして、能を楽しんで頂き、私としても大変嬉しく思います。

 

ご年配の方が能く、「若いエネルギーを頂いた」というセリフをおっしゃいますが、この高年大学では、若い私が皆さんから熟年のパワーを頂いているような気が致します。

私も、「一生勉強」「死ぬまで現役」で頑張ろうと思います。

また今週末には、別の2クラスの授業を担当致します。楽しみです。