夕顔の花
甲府のお弟子さんの稽古の為、8時ちょうどのあずさ2号、いや、5号車中。
昨夜からだいぶ秋らしくなりましたね。寝苦しくないはずの夜に、なんだか昨夜は考えごとばかり浮かんで(大方楽しいこと)寝つけなかったので、ふと庭をながめると、大輪の夕顔が咲き誇っていました。
暗闇にぽっかりと白く浮かんだ夕顔の花。初夏に朝顔の苗と共に庭に植えて行燈作りにしました。朝顔ばかりが咲き乱れ、夕顔はなかなか咲かず。つぼみが膨らんで、漸く今夜咲くか、と待ちに待っても、力尽きてぽとりと悲しげに落花。
それもそのはず、夕顔は、今どきのように朝夕の気温差があると咲くことができるのです。
朝顔と絡まって咲く夕顔たち。今夜もたくさんの白き花が、己れ独り笑みの眉をひらいてくれそう。