御礼参り

今日は、大阪能楽会館にて、若手の催し。宝生流は、舞囃子『絃上(けんじょう)』シテ辰巳大二郎。私は地頭を勤めました。
申し合わせの為に昨夜から大阪入りしていましたので、昼間の空き時間を使って、住吉大社に参拝してまいりました。
住吉大社と言えば、能『高砂』の後半、神主友成が高砂の浦を出帆して住ノ江に着くと(有名な「高砂や、この浦船に帆を上げて」のところ)、住吉明神が若い男体の姿で現れ、颯爽と神舞を舞う、あのゆかりの地ですね。

大鳥居をくぐった正面の太鼓橋。大変なカーブです。

第一本宮の右奥に、「五所御前」という、写真のように、一本の杉の木を神木として、玉垣で囲った小さな宮があります。
この敷石に、よく探さなければ見つかりませんが、「五」「大」「力」の3文字のいずれかが書かれていて、その3つを全て見つけて身につけると、心願成就するというのです。
昨年のちょうど今頃、住吉大社に参拝し、この五大力を身につけたら、なんと翌月に心願成就の兆しが!現在住まいしております舞台付きの家の話が舞い込んできたのです。
そして、とんとん拍子に話が進み、3ヵ月後には住み始めました。
これらは、実はさる御方のお取り計らいや、家の持ち主の方の人柄に依ったものだったのですが、これらの人の縁そのものにも、人智を超えたものを感じました。
元来、そういうことはあまり信じないタチでしたが、人に感謝しつつ、そのようなご縁に恵まれたことを、何かこう、大きくて目に見えない存在に感謝する、それが神様なのかなとも思います。
今回は、その御礼参り。
『心願成就したら、身近などこの石でも良いので3つ拾い、「五」「大」「力」を墨書して、倍返しして下さい』
という作法に倣い、自宅の庭の敷石を拾い、墨書してお返ししました。
なんだか、幸せを次の人に繋げていくような作業に思えて、心が温かくなりました。
今日の僕は「いい人」になったような気がします。気のせいですね。

収穫



今朝、屋上菜園のジャガイモとインゲンマメを、息子と収穫しました。
ジャガイモは、3月末にタネイモを1個買い求め、半分に切って特大の植木鉢に埋めて、3ヵ月弱でできました。
植木鉢ですから、あまり大きい物は期待していなかったのですが、思いの外上出来で、5センチくらいのが6・7個、小ぶりのが数個出来て、早速蒸かして新ジャガを味わいました。
インゲンマメは、プランター2つに種まきして、丹精込めて水やりし、つい最近小さくてかわいい白い花が咲いたなと思ったら、いつの間にか鈴なりに出来ていて驚きました。
小さいのは残したので、まだまだ毎日収穫できそうです。
「つるなしインゲン」という種類で、支柱を立てなくて済んだので、割と気軽にできました。
同時期に蒔いた「枝豆」がもう少しで収穫できそう。カラスに狙われないか心配です。
また後日。

今日は何の日?

 6月6日。UFOが、あっち行ってこっち行って落っこちた日ですね。
息子にドラえもんを書かせてみました。
ドラえもん
一応、絵描き歌通りなのですが・・・。こわいですね。
ちゃんと、6月6日にUFOがあっち行ってこっち行って落っこちて、お池が2つできていますから、文句は言えません。
幼児画の世界は奥が深い…。

<(_ _)>

ある方から、このブログの記事と涌宝会のホームページについて、誤字と間違った言い回しのご指摘のメールを頂戴しました。
恥ずかしく思い、早急に対応して、お礼のメールをお送りしました。
言いにくいことをわざわざ言って下さる方は、ありがたいですね。
気をつけてはいるつもりですが、無学文盲、目は節穴ですから、まだまだ間違いが見つかるかもしれません。皆さま、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
ご連絡はこちらまで。応援メールもお待ちしております(^_^)/

根津神社・つつじ祭り

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5月14日、宝生能楽堂にて勤めます『雲雀山』の地謡に、
「また躑躅(てきちょく)は夜遊の人の折を得て、驚く春の夢の内」
という一節が謡い込まれています。
「てきちょく」とは、文字通り、つつじの音読み。夜でも躑躅の紅さはポッと際立っていることを表しているのでしょう。
写真は、根津神社のつつじ祭りの様子。見頃です。驟雨に見まわれました。
東京一の躑躅の名所。意図的に、早咲き・遅咲きの躑躅が植えられているようで、写真でわかるように、全てが一斉に咲いているわけではありません。
5月5日までとのこと。まだまだ楽しめます。花に勝るとも劣らない団子も。

ドクターイエロー

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ただいま新幹線で名古屋に向かっていますが、東京駅ホームに偶然、ドクターイエローが入ってきました。
頻繁に新幹線に乗っていますが、初めて間近に見ましたので記念撮影。
電車オタクではありませんが、童心が騒ぎました。

戯れ言

本年1月よりこのブログを始めてから、3ヶ月が経ちました。
5年程前に、ホームページを立ち上げていただく折に、ブログをやった方がたくさんの方に見ていただけるから、ぜひやれと、幾人もの方に強く勧められましたが、
「あんな軟弱なもの。秘すれば花だ。」
などと、得意のひねくれ坊主が頭をもたげて、断固としてやりませんでした(ホントは学がないのがバレるのが怖い)。
しかし、後からホームページを立ち上げた方々がブログを始めて、魅力的な文章で自分の様子や、催しの宣伝を発信するのを垣間見ますと、出遅れの感はありましたが、やってみようという気になりました。
だいたいが天の邪鬼で、新しい物好きのくせに、人と同じことや、出遅れたことはやりたくない性分。
そういえば、いち早く飛びついたスマートフォンは、最近やっと私の言うことを聞くようになってきました。
さて、何事もやるとなったら徹底的に追求しなければ気が済まない性分。毎日投稿し続けましたが、ある日知人から、
「良く毎日書くね」
と冷静に指摘され、ふと我に帰り毎日書かなくても良いんだ、と気付き、気持ちが楽になりました。
ゴルフのお誘いをいただいても、面白そうとは思いつつ一向に始めないのは、いつもその事を考え続けて、駅のホームで傘を振り回す所業に陥りそうだから。
ハコビやシカケヒラキのイメージトレーニングだけで精一杯です。
そういえば、ウォーキングが腰痛に良いと聞き、急に1日1時間毎日歩きだしたら、よけいに腰が痛くなって、
「そりゃ歩き過ぎだろ」
と、さる御方に冷静に指摘されて、またもやその通り、と納得。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
を地で行くこの性格、なんとかしないとね。

おめでとう

ピッカピカのランドセルを背負った1年生、制服に着られている新中高生も、桜の花に負けない春の風物詩の一つでしょう。

新1年生、おめでとう!きっと忘れがたい門出になることでしょう。不安なんか春風と一緒に吹き飛ばしちゃえ!

私も、この4月から母校の東京芸術大学・音楽学部・邦楽科の助手として、週2日の勤務が始まり、助手1年生として先輩助手に教えを請いながら、張り切っています。

会社勤めの経験など、もちろんありませんので、慣れぬネクタイや事務作業にてんやわんや。きっと、失笑を買っていることでしょう。

能しかして来なかった私に、はたして勤まるのだろうかと不安もありますが、今まで使っていなかった脳みその一部が再生してきました(気のせい)ので、自分を騙しつつ頑張ります!

急にネクタイ締めて早朝に出て行くようになった父親に困惑気味の息子と娘に、妻は「お父さんは学校の先生(みたいなもの)になったんだよ」とダマしています。

仕事の詳細は、ここでは公表できませんが、学生にレッスン(芸大では稽古のことをこう呼ぶ)はしません。あくまでも、教授のお手伝いや、邦楽科全体の運営の事務作業。

邦楽科には、能楽のほかに長唄・長唄三味線・邦楽囃子・日本舞踊・箏曲(生田・山田)・雅楽などがあります。
敬服するのは、各教授のバランス感覚に優れた人間性。
皆さん、言ってみれば芸人(伝統芸能家)が本職で、その世界で名を成している方々です。
芸人にありがちなエゴや驕慢が見えず、公のことを常に考えていらっしやいます。返せば、そういう人だからこそ芸大の教授になれるのでしょう。

いやともかく、ランドセルならぬ、ピッカピカのおでこを引っさげて、上野の山の満開の桜のトンネルをくぐり抜けて、来週もまた新たな仕事に挑んでまいります!

がんばれ日本!

昨日、名古屋宝生会定式能が無事開催され、『忠度』の能を勤めさせていただきました。
このような時勢ですが、大勢の方にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
被災された方々のご心情を考えますと、芸能・芸術などの開催は、憚られる面もあります。
今回は鎮魂の為に、開演前に、名古屋宝生会出演者一同にて『江口』の謡を、舞台で手向けました。
私は、すぐ後の出演のために、忠度のシテの装束を着ていましたので、舞台には上がれませんでしたが、鏡の間にて手向けました。
東京では、能に限らず各分野の催しが中止や延期になり、宝生流も今月19日の五雲会と、27日の別会能が延期になりました。
そのような中で、被災地から距離が離れているとはいえ、常の通りに舞台を勤めさせていただくことをありがたく思い、舞わせていただくからには、と精一杯勤めました。
原発の不安もつきまといますが、なんとかこの日本が立ち直って欲しいと思います。皆で力を合わせて頑張りましょう!

お見舞い申し上げます

大変な地震でした。被災された方に、心からお見舞い申し上げます。
とりあえず当家は全員無事です。タンスや、型附けなどの本棚が倒れましたが。
今後も予断を許さないでしょう。皆様、お気をつけ下さいませ。