シャガの花

拙宅の庭のシャガの花。小さくて可憐です。

 

シャガの葉。昨年、久良岐能舞台がある久良岐公園からいただいてきたものが庭に根付いて、地下茎でだいぶ増えました。

 

能『敦盛』『草薙』などの、草刈り男役の持ち物として、シャガの生花(葉)を竹の棒に挟んだものをその都度作ります。

 

昔は、能の家の庭には、シャガの他に笹、木賊(とくさ)、薄(すすき)などを植えて、舞台の小道具として自前で用意したということを聞いていますので、昨年シャガを植えてみたら、葉のみを鑑賞しても涼しげで良いのですが、花がこんなに可憐だとは。

 

笹や木賊は、シャガ同様地下茎で広がりますが、繁殖力が並大抵ではないので、一度植えるとあとが困るのでやめておきます。