名古屋市鯱城学園 高年大学②

本日も、鯱城学園・高年大学の授業に行って参りました!

 

1年生文化Bクラス。

前回同様、能楽事始めとして、『高砂』の待謡「高砂や この浦船に 帆をあげて」をお稽古。皆さん、初めはどこから声を出して良いか、戸惑っていましたが、今回の稽古のみで一通り謡えるようになりました。

 

2年生文化Bクラス。

こちらも前回同様、『羽衣』の、ワキ(漁師・白龍)とシテ(天女)の掛け合い部分をお稽古。皆さん、一人二役を楽しんで頂きました。

 

これで、本年分の4コマは全て終了して、計約150名の方をお稽古したわけです。

 

皆さんに共通して言えることは、大変好奇心旺盛で、素直であるということ。少しもカッコつけたところがなく、純粋に物事を吸収しようとする意欲が素晴らしい。

 

子供時代は誰もが素直ですが、とかく大人になると、恥ずかしさやプライドが邪魔して、物事を真っ直ぐ見つめることが出来なくなることが多いと思います。これは、私自身も大いに反省すべきことで、謡をお教えしながら、実は皆さんから私が何かを得ています。

 

私も、高年大学の皆さんのように、還暦を過ぎても生き生きと、素直な人間でありたいと、心から思います。

また、齋藤孝さんの『不機嫌は罪である』を読み直そうかな。