満面の笑顔
名東高校能楽研究部部員。みんな本当に良い笑顔。県大会の最優秀賞の賞状と共に。
私も26年前の高校一年生の時に全国大会行きを獲得して、二年生の夏に、四国・高松の総文祭にて舞囃子『経政』の大鼓を打ち、仕舞『八島』(ご当地ソング)を八島古戦場跡をバックに舞いました。
みんなは、何を披露することになるのでしょうかね。楽しみですね。今のあなた達ならば、どんなものでもこなすでしょう。また新たなハードルを乗り越えてもらいます。
みんなは、終わりなき芸の道に、足を踏み入れてしまったのですよ、ふふ。
果てが無いからこそ、深く追求する意味がある能の道。
でも、「勉強第一」にね!
『花月』有難うございました
久良岐能舞台にての能『花月』、お陰様で無事終了しました。
ご来場の皆さま、有難うございます!
次のシテは、3月4日(土)『吉野静』(国立能楽堂・若手能)です。
ぜひご来場下さい!
(お問い合わせは こちら まで)
全国大会出場決定!
前々回の投稿の、本日の愛知県大会にて、名東高校能楽研究部の全国大会出場が見事決定しました!(と、副部長からたった今電話を頂きました)
やったね!頑張った甲斐があったね!おめでとう!
たぶん、今回はいけるだろうと思っていました。
7月末から始まる、宮城県での全国大会に向けてまた新たに選曲をして、新入生にたくさん入部してもらって、皆で宮城に行き、力いっぱい演奏して、高校の良い思い出を作って下さい。
私も、また教え甲斐があります!
久良岐能舞台 謡・仕舞講座 謡初
昨日(1月12日)、久良岐能舞台(横浜市)にて、内輪の謡初め会を催しました。
独吟『邯鄲』の様子。
この他、独吟、仕舞、連吟などが披露され、今年も引き続き、みなさんのこの能の道の楽しみが広がることが予見されました。
この日、お一人がご体調が良くなく、残念ながらお休み。現在7名の受講生。皆さん一様に、お心遣いの細やかな、優しい方ばかり。
月3回木曜日17時から稽古しています。
現在は、20時過ぎが最後ですが、最大22時まで稽古が可能ですから、まだまだ空きはあります。
ご興味のおありの方は、ぜひ一度ご見学にお越し下さい。
県大会出場(名古屋市立名東高校 能楽研究部)
名古屋市立名東高校作法室にて。私の指導する、能楽研究部の面々です。
現在13名(内、男子1名)で、週2回の決まった練習日の他に、朝や放課(名古屋弁で「休み時間」のことを「放課」と言います)に自主的に集まって、明後日(1月14日)に控える県大会の為に、日々稽古に打ち込んでいます。
発表曲は、舞囃子『鞍馬天狗』。シテ(主役の舞い手)、地謡(コーラス隊)、四拍子(笛・小鼓・大鼓・太鼓)全て、高校生のみで演奏します。
このように、高校生のみで舞囃子の演奏が出来る部活動は、日本中探しても(ということは、「世界中」)おそらく名東高校能楽研究部のみだと思います。
指導者として、手前味噌になりますが、レベルもなかなかのものです。
この県大会で、来年度(29年度)の夏に毎年行われる、全国高等学校総合文化祭(29年度は宮城県)への愛知県代表としての選抜が行われます。
【愛知県高等学校文化連盟 日本音楽発表部門 第31回発表会】
日時:平成29年1月14日(土)13時〜17時
会場:名古屋市青少年文化センター(アートピア ナディアパーク11階)
名古屋市立名東高等学校の出番は1番目で、他は箏曲がほとんど。お運び頂き、応援を宜しくお願い致します!
川村学園女子大学 能楽発表会
昨日(1月11日)、私が謡と仕舞の実技授業を受け持つ、川村学園女子大学の能楽発表会がありました。
今年度(28年度)の集大成。たった1年で、皆よく謡って舞えるようになりました。
連吟『鶴亀』を全員で謡った後、全員仕舞を舞いました。
集合写真。素直な良い子たちです。
どちらかというと、もう私の子供世代です。何せ、私には大学生の姪がいますから・・・。
新舞台!(桜山舞台)
名古屋の新しい稽古場、「桜山舞台」です。
ある涌宝会会員(私のお弟子さんということ)のお一人が、長年名古屋にてあちこちの稽古場を渡り歩いている私の為に、「ひと肌脱ぎます!」と、ご自宅マンションに稽古舞台を作って下さいました。
もちろん、ご自身もお使いになる為。
こんな贅沢なことはなかなか出来ることではありません。素晴らしいですね。
ちゃんと階段(きざはし」もあります。
謡の稽古はこちらで。
舞台披き(こけら落とし)は、少し後に極少人数で行う予定です。
無事
昨日の『草紙洗』、おかげさまで無事済みました。ご声援頂き有難うございます。
今回は、本当に良く出来たのでたくさん褒めてやりました。
サプライズでご褒美(「バディファイト」とかいう、カードゲームのカード)も買ってやりました。
(こんなこと、別に公に言うことではありませんが、私が息子に厳しすぎるという声をよく耳にしますので、ご心配は有難いのですが、そればかりではありませんよ、杞憂に過ぎません、とご安心頂くために敢えて。)
家元のお稽古に加え、本人の成長と私の弛まぬ日々の稽古の賜物と自負しておりますが、一番有難いのは、妻の、申合せ、本番に向けた凜太郎(ついでに荘太郎)の健康管理に尽きます。
これは、私には到底出来ないことで、妻なくしては舞台への集中は有り得ません。
温かくお見守り頂き、ご声援頂いている皆様にも、心から感謝申しあげます。
明日『草紙洗』子方と朝臣
明日(1月7日)の月並能にて、能『草紙洗』の子方(天皇役)を凜太郎、私は、立衆(朝臣役)の一人を勤めます。
凜太郎は、この子方は、2回目。
私は、この朝臣役は、何と9回目。更に、貫之役は別に3回勤めており、いかにこの曲自体がよくかかる(上演する)かがわかります。
朝臣(立衆)は、謡中心の役で、特に明日の私の位置(立衆3人の内、2人目)は、初めから終わりまで、一度も立つ機会がありません。「立衆」ではなく、「座衆」と呼んで欲しいくらい。
端役ですが、謡で清々しい歌合せの雰囲気を作らなければならない大事な役目を負っている、と、42歳になった今更ながら感じます。
若い時は、ただひたすら、ツレや立衆を勤めることで精一杯なのです。数々のシテを勤めてから、こういう役の大事さを痛感致します。
凜太郎は現在10歳(小学4年生)ですが、最近かなりものをしっかり考えるようになってきて、ちょっと考え過ぎるところが出てきたのか、謡に迷いが出るようです。
稽古は、毎朝欠かさない日課ですから、足りていないということはないのですが、今まで相当な数の様々な役を勤めてきていますから、他の曲の謡が頭をよぎったりして間違いを恐れるようです。
あっけらかんと、何も考えずに謡える時期を過ぎたということで、これを一つ乗り切ってほしいと思います。
私自身も、その手立てを(ここでは申しませんが)色々と凝らしております。
どうぞ今後とも、温かくお見守りください。
能『花月』ワークショップ (平成28年12月18日 久良岐能舞台)
去る平成28年12月18日に、久良岐能舞台にて、一か月後に本番を控える能『花月』(当ブログ前回投稿参照)のワークショップを行いました。
主催者である久良岐能舞台によるアンケート調査の結果、好評を頂いたようで、やった甲斐がありました。
武蔵野大学教授で、武蔵野大学能楽資料センター長の三浦裕子先生によるお話とリードによる成功が大きく、ワークショップ限定配布の先生作成の資料も大変興味深く、私も大変勉強になりました。