免疫力

全く風邪をひきません。カバが逆立ちしたのかもしれません。
前回の冬は5回もひき(子供が外からもらってきて、家族を廻って最後に重いのが来る)、これは仕事にならないと思い、いくつか本を読み、実行しました。
○爪もみ・・・手の爪を痛気持ち良いくらい圧迫
○ふくらはぎマッサージ・・・下から上にかけて念入りに
○ツボ押し・・・頭頂部(百会)を中心にマッサージ
○温冷浴・・・湯舟で温まったらシャワーで慣れながら冷水をかける、というのを3・4回
○乾布摩擦・・・耳の後ろをタオルか指でこするだけ
○ストレッチ
○風呂を出たら冷めないうちに布団へ
○薬を飲まない。うがい薬も使わない
○これで風邪をひかないと信じる
これらを、気付いたら実行しています。最後の「信じる」が一番大事かもしれません。
今日は大寒、昼間は意外と暖かいようですが、みなさん睡眠もしっかりお取りになって、油断召されませぬよう。


飛鳥舞台

昨年10月に、縁あって新居を買い求めました。といっても、築約50年(!!)の鉄筋コンクリート作り。最低限のリフォームをして、大事に住もうとしています。
今まで子供が住んだことが無かったそうで、膝くらいの低い窓にもかかわらず、手すりが全くありませんでしたので、約15ヵ所に取付け。網戸も全てに取付け。
部屋のドアも10ヵ所ほど取付け。
書斎にする部屋は、床に傾きがあったために板を張り直してカーペットを敷き、すっかり事務所らしくなりました。
飛鳥舞台
さてこの家、眼目の「能舞台」が3階にあります。この為にこの家を無理して買ったのです!舞台に目がくらんでしまったのでした。既に故人の観世流の方がお建てになり、桜の名所・飛鳥山公園が程近いことから、「飛鳥舞台」という名前が付いておりますので、看板と共にそのまま使わせていただくこととしました。
さてその舞台の修繕ですが、上の舟形天井と、3本の柱、橋掛りの欄干をクリーニングし、土壁(聚楽)を左官屋さんが塗り直し、舞台照明を付け替えました。
見所(客席)の畳も、床から張替えです。
あと残るは舞台の板です。相当良い檜と見ていますが、50年も経てば木は痩せて、間の溝が広くなっていますので、以前宝生能楽堂の舞台をそうしたように、一度剥がしてヤスリをかけ、板を寄せてはめ込み、端に新しい板を補充する、という工事をそのうちしたいと考えていますが、莫大な費用がかかりそう。何年も先の楽しみに取っておこうかな(強がり)。
この家、ハシゴのような急階段で、能楽師として足腰を鍛えるには持ってこいです(強がり)。
掃除も大変ですし、いろいろ難点はありますが、念願の舞台を手に入れて、意気揚々として毎日稽古(?)に励んでいます。
以前の家では、お弟子さんの仕舞の稽古は狭いフローリングで我慢していただきましたので、皆さんも殊の外お喜びのようです。


名東高校能楽研究部

能楽研究部
留学生の稽古の後、能楽研究部員の稽古。現在5人で頑張っています。今週土曜日のMAJという催しで、仕舞4番を披露します。
作法室という、30畳の和室が校内にあり、能楽研究部と茶道部が稽古に使っています。私もここで、高校時代に稽古に励んだのです。
文化部ですが、能の性質上体育会系の要素もあり、校内に謡の大きな声が響きます。
愛知県の中学生の皆さん、名東高校に入学して、能の稽古をしましょう。面白いよ!


名東高校留学生

留学生謡留学生仕舞
名東高校(名古屋市立)にて、留学生に『猩々』の謡と仕舞の指導の様子です。
全3回で、今日は最後。私のアヤシイ英語を交えた指導にもかかわらず、皆大体舞えるようになりました。
ベルギー人のナットとフランス人のオロルはまだ半年滞在ですが、オーストラリア人のマリッサと、フランス人のジュリエットはもう帰国してしまいます。
ぜひ猩々を世界に広めて下さい!


1月23日(日)名古屋宝生会定式能

23.1チラシ表23.1チラシ裏
次週1月23日(日)13時開演・名古屋能楽堂にて、本年第1回名古屋宝生会定式能が催されます。
能は『春日龍神』シテ内藤飛能・『源氏供養』シテ竹内澄子の2番。 
そのほか、仕舞『田村クセ』衣斐正宜・『西行桜クセ』佐藤耕司、狂言『寝音曲』佐藤融・井上靖浩。
『春日龍神』を勤める内藤飛能さんは、昨年11月の同名古屋宝生会定式能において、名古屋にての初めてのシテ(『西王母』)を勤め、さっそく今回再びシテを勤めます。
内藤さんは、私同様名古屋出身で、東京芸大卒業後、宝生宗家の住み込みの内弟子修業をしており、現在内弟子頭として東京の宝生流の楽屋の若者たちの中心として精進しています。
若々しい、エネルギッシュな舞台を見せてくれることでしょう。
『源氏供養』は、今回「舞入」という小書(こがき・特殊演出)が付きます。曲中、「イロエ」という、舞台をひと回りするだけの短い舞の代わりに、「中の舞」という、3つの楽器のみで奏する6・7分の舞を舞います。
シテの竹内澄子さんは、自身の同門会「七彩会(にじのかい)」を指導しつつ、愛知県立大学・愛知教育大学の能楽サークルも熱心に指導し、名古屋の宝生流にとって、無くてはならない存在です。
美しい紫式部の舞をご期待下さい。
チケットは、5,000円(学生2,000円)。ホームページの「お問い合わせ」にて受け付けます。もちろん、当日受付にてもお買い求めいただけます。
ご来場お待ちしております。


東京涌宝会謡い初め

謡い初め

本日、飛鳥舞台初の謡初めの会を催しました。
名古屋の会員の岡田さんも駆けつけていただきまして、総勢20名の盛大な謡会となりました。
子息凜太郎の独吟『竹生島』に始まり、初舞台の馬島さん、松居さん、初仕舞の永野さん、米寿を迎えられた安藤さん、そのほか、数え上げたらきりがありませんが、皆さんご無事に舞台をお勤めになりました。
本年7月23日の涌宝会大会(矢来能楽堂)が更に楽しみです。
会終了後、大塚の大和田(鰻)にて、お食事会。実はうなぎ、大好物です。
三食うなぎでもいいくらい。


ごあいさつ

 遂にブログを開設しました!
涌宝会のお弟子さま方のご協力で公式ホームページを作っていただいて5年、無精のためあまり変化も無く続けてまいりましたが、みなさまのお勧めもあって、ようやく重い腰を上げました。
できる限り、更新してまいりたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。