王瀧(ちゃんこ鍋)

先日お知らせした、名古屋宝生会定式能があり、能『春日龍神』(内藤飛能)・『源氏供養・舞入』(竹内澄子)の地謡を勤めました。
終了後、名古屋能楽堂近く、明道町交差点の「王瀧(おうたき)」という、ちゃんこ鍋のおいしいお店で打ち上げ、M先生にすっかりご馳走になりました。
「王瀧」は、ちゃんこ鍋を売りにして、こだわった昆布ダシに、たくさんの野菜と、牛・豚・鳥3種の肉を入れ、多彩なダシが出たスープで、締めにラーメンをいただくのが最高。
店内には来店の有名人の写真がたくさん飾ってあります。
美人女将が迎えてくれて、かわいい娘さんがお給仕を頑張って手伝っていて、とても微笑ましい。
何だか、食べ歩きグルメブログの様相を呈してきました。

ところで、次回の名古屋宝生会定式能は、3月20日(日)13時開演、同じく名古屋能楽堂にて、私は能『忠度(ただのり)』のシテを勤めます。文武両道の平家の公達、平忠度が主役で、桜の木を主題とした和歌の風流と、戦の仕方話が同居した、見どころの多い曲です。
他に、能『巻絹』衣斐正宜、仕舞・狂言。
これに先駆けて、当日の鑑賞に役立つワークショップを、3月12日(土)10~11時半、名古屋能楽堂楽屋にて開催いたします。
私自身も、役者としての立場から見た曲の解釈や、実演を交えた解説、また、参加者が装束を着る体験など、能役者にしかできないワークショップを考えておりますので、見巧者の方はもちろんのこと、能が初めての方こそ、ぜひお越しいただきたいと思います。
どうぞ、カレンダーに書き込んで、今からご予定下さいませ。