「学生能・狂言の会」クラウドファウンディングご支援のお願い

昨日は、「渋谷能 第7夜」にて、舞囃子『安宅』、無事勤めることが出来ました。満席のご来場、誠に有難うございました。

 

今日は、名古屋能楽堂にて「衣斐正宜舞台生活65年記念能」の為、名古屋に向かっております。衣斐師の『卒都婆小町』の後見を勤めます。出演者ながら、楽しみにしております。

 

さて、来たる来年(令和2年)2月8日土曜日に、名古屋能楽堂にて、「学生能・狂言の会」が開催されます。私の指導する、愛知教育大学能楽部と、愛知県立大学能楽部が、合同で能『羽衣』を作り上げます。シテはもちろんのこと、地謡も全て学生のみで。

夏の合宿から今に至るまで長期計画で稽古を進めており、現在ほぼシテ・地謡ともに完成しており、あとは芸術的価値を高めることに力を注いでいます。

 

ここで問題となるのは、お金のこと。仕舞・舞囃子ならばいざ知らず、能となると、面・装束の拝借料、ワキ方・囃子方への謝礼、舞台使用料その他、莫大な費用が必要です。最初から、そこを何とか皆で出資し合って能を出す覚悟があってのことなのですが、この度全国的・全流儀的に見ても初めての試みではないかと思いますが、数ヶ月前、愛教大の学生の代表者から、クラウドファウンディングでご支援を募ることの相談を受け、「やってみたら良い」と了承しました。

その後、様々工夫を重ねて、写真・動画撮影、掲載文章の推敲などを重ねて、この度クラウドファウンディングが始動しました。

 

ところが、嬉しいことに、始動後たった1日間で目標額を達成!ご支援頂いた方々には、私も心より御礼申し上げますが、目標金額を、学生さん達が遠慮深く、少なめの「10万円」に設定した為の、早期の実現となったわけです。

そこで、独自にもう一段階上の目標額「30万円」を設定して、引き続きご支援を募ることと致しました。

そのクラウドファウンディングのホームページはこちら。また新しいコメントもご覧下さい。

 

昨日学生さんから、金春流能楽師の本田布由樹師がご支援頂いたことを報告受け、ちょうどその夜「渋谷能」にて楽屋でお会いすることになっていたので、心より御礼申し上げましたら、「学生が能を出すことの大変さはよくわかっているので」との温かいお言葉を頂きました(こんなに男気のある方とは知らなかった!)。

もし宜しければ、皆様ご支援のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。