侍女が手より・・・

「子供と一緒に親も成長していく」
という言葉は至言ですね。
凜太郎(5歳)の『西王母』の子方、本日済みましたが、無事ではありませんでした。念の入れた稽古を積んできましたが、私の分身ではないので思い通りになるものではないことが私自身もわかりました。
凜太郎も、初めての大きな失敗で、父の厳しい言葉、皆さんの温かいお言葉が身に染みたことでしょう。
悔しさを糧にまた頑張ってほしいと思います。
また、私も精神の鍛錬をしてまいります。
次回は、3月11日(日)月並能にて、『鞍馬天狗・白頭』(シテ高橋章)の花見稚児です。

凜太郎2

<続き>
 
先日の立春能の楽屋にて、凜太郎は、初めてもう一人の「凜太郎」に対面しました。
 
狂言方の「山本凜太郎」さんです。山本泰太郎さんのご子息。
 
いつかこの時が来るとは思っていましたが。
 
山本凜太郎さんは、能『田村』の間狂言で出演。聡明そうな少年です。
 
もう一人、京都にも凜太郎さんがいます。
石井流大鼓方・河村大師のご子息「河村凜太郎」さんです。
 
私は、高校時代に河村大さんのお父様・河村総一郎師と、弟君・河村真之介師に大鼓を習っていましたので、ご縁があります。
そのうち、こちらとも対面の機会があることでしょう。
 
もう一人くらい、後からまた「凜太郎」が出てくるかもしれません。
 
うちの凜太郎が最年少ですが、何故既に能楽界にある名前を付けたのか、とお思いになるでしょう。
 
産まれた顔を見た瞬間、夫婦で思いつきました。「リンリン」していました。
無論、凜太郎が既に2人いることは承知していましたが、まあ、良い名前だから。
 

次回子方は、来週土曜日(2月18日)、五雲会にて『西王母』(シテ・藤井雅之師)の子方を勤めます。
能の後半、仙女に桃の実を捧げる女性の役。本人には、「女の子」の役とは伝えてありません。
ちょうど「男らしさ」に目覚めている時期なので、やる気を削いでしまいます。
 
「気合い入れて桃を運べ!」
 
と言ってあります。
 
以上、親バカ日記でした。

凜太郎1

お久しぶりです。
いつ見ても足利の初詣の写真、そろそろお怒りの声が聞こえてきます。
暦の上では春となり、寒い中でも少し気がワクワクしてきます。
昨日、立春能(女流能楽師の催し)にて、息子・凜太郎(5歳)が『善知鳥(うとう)』の子方を勤めました。
やることは大してありませんが、一所に1時間以上片膝を立てて座っていなければならない、大変辛抱のいる役。
「辛くなったら後の楽しいことを思い出せ」
とよくよく言い聞かせて、何とか無事勤めました。
「後の楽しいこと」とは、ご褒美のレッドキング(ウルトラ怪獣)の人形。
『善知鳥』という、悲壮極まりない曲の最中に、彼の頭の中はレッドキングでいっぱいだったという訳です。
まだ5歳。物でつるのも一つの方法です。楽しみが無ければ、こんな難行苦行誰もやりません。
舞台を乗り越えて行く楽しみも、実は父は所々に設定してありますが、本当の面白さはあとで自分で見つけてもらいます。
<続く>

明けましておめでとうございます


足利・鑁阿寺に初詣です。
本年も宜しくお願いいたします。

『乱』

先日17日(土)、五雲会にて『乱』の披き、おかげ様で何とか無事済みました。
文字通りただ「無事」なだけでしたが。
このブログを楽しみにしていただいている方には大変申し訳ありませんが、お気づきの通り、このたびの『乱』に関しては、一切コメントを控えました。
稽古に集中していて、ブログを更新する時間も無かったということが大きいのと、余分な情報無しにお客様にご覧いただきたいという考えもありました。
しかし、実は本番1ヶ月以上前に西久美子さんのポッドキャストで取材を受けまして、だらだらとまとまりの無いことをしゃべり過ぎて、自己嫌悪に陥ったことも一つの要因なのです。
同業諸先輩からの批判を恐れて、言葉を選び過ぎて、日本語が下手な人のようでした。(ここだけの話、前日のお酒がかなり残っていました。だから最後に禁酒宣言したのです。西さんゴメンナサイ!)
本当に話し下手がはっきりしました。
ともかく、これで若年の登龍門とされる3番(ほかに『道成寺』『石橋』)は、舞わせていただいたことになります。
だからといって、これで私が出来上がった訳では全くありません。ここからがスタートです。
さらにはりきってまいりますので、みなさま、今後ともお変わりないご声援を宜しくお願いいたします。

七五三

今日は、長男(5歳)・長女(3歳)の七五三。両方のおじいちゃんおばあちゃんに集まってもらい、近所の氏神の八幡様にお参りし、ご祈祷をしていただきました。
荘太郎七五三
母が持ってきた秘蔵写真大公開。これは私の息子ではなく、私自身の七五三。息子そっくりです。髪の毛が少し茶色がかっていますが。
小田原在住の時です。
私の子供たちの写真は載せられないので、これでお許しください。

誕生日

 今日もあと少しで終わりですが、37歳になりました。
皆さまからお祝いのお言葉を頂戴して、とてもうれしい気持ちになりました。
朝、子供たちからも手紙をもらいました。凜太郎手紙
「ぱぱおたんじょうびおめでとうだいすきこんどだがしやさんにいこうねぱぱえ りんたろうより」
ちゃっかり自分の要求を書き込んでいます。以前駄菓子屋さんに連れて行ったのが嬉しかったようです。連れて行ってやるか。
ドラえもんも、以前の不気味なドラえもんに比べてうまくなってきました。
八重子手紙
下の子はまだ字が書けないので、絵を描いてくれました。マイメロディーちゃんといううさぎのキャラクターでしょうか。
2人の描く絵は、不思議といつも微笑んでいます。いい傾向だと思います。
ああ、どんどん親バカになる。親バカな親の気持ちがわかってきました。
37歳、芸に家族に更に精進したいと思います。

お大事に

立冬を境に肌寒くなってきました。
急な気温の変化で体調を崩す方が増えてきました。
「一に睡眠~」でお大事に。
(私は元気に過ごしております。)

独り言

書きたいことは山ほどあるが、とても書けないことばかり。決してネタがないわけじゃない。
「王様の耳はロバの耳」と絶叫したい自分がいる。
だから心に決めているのは、夜中に書いたら朝見直す。お酒が入ったら書かないぞ。
いやしかし、このままいつまで理性を保っていられるのだろうか心配だ。情報発信し続けると、感覚が麻痺してくるのでは?
反面、多少の破綻を期待している方もいらっしゃることだろう。その期待に応えるのもサービスの一つでは?
あ、独り言聞かれちゃった。

不覚

不覚にも、テレビドラマを見て号泣してしまいました。
『妖怪人間ベム』。
言わずと知れた、40年以上前のアニメの実写版です。子供のころ再放送を良く見ていました(今私は36歳)。
最近、テレビはほとんど見ませんが、帰宅すると家族が早く寝ていたので、たまたまつけたら可愛い「ベロ」の鈴木福くんが。この子は本当に愛嬌があって、演技も達者です。
亀梨くん(恥ずかしながら、最近まで「亀有くん」だと思っていた)のベロも現代風で、影もありかっこいい。
杏さんのベラの女王様ぶりも素敵。「ベラのムチは痛いよー!!」のセリフを聞きたい。
題材が良いですね。人間になりたい、そして人間と仲良くなりたいのに叶わない苦しみ。そして、その妖怪から見た人間の命の短さ、はかなさ。人間には寿命がある事を知りつつも、人間になりたいという思い。
今回の話は、心をえぐられるようでした。最近のテレビドラマでは珍しいのではないでしょうか。
ナレーターに、なんとアニメ版の時のベム役・小林清志さん。渋さが色褪せない良い声です。小林さんは、これも約40年前の時代劇『子連れ狼』(萬屋錦之介主演)でも、演技を邪魔しない素晴らしいナレーションだったのを記憶しています。あれから40年経つのに、なぜ声質が全く変わらないのでしょうか。驚きです。
妻や子供には、泣いているところは見せられませんので、来週からこっそり見ようと思います。