能『邯鄲』終演
本日、名古屋宝生会定式能にての能『邯鄲』、お陰様で何とか無事(怪我無く)勤めることが出来ました。
ご多忙中のご来場、誠に有難うございます。
妻と凜太郎と帰京中、やっとひと息つきました。
さて、帰宅したら急いで明日からのイタリア行きの準備です。
本日に引き続き、明日からも満次郎師と一緒です。
嬉しいです( ͡° ͜ʖ ͡°)
映画『昼顔』
忙しい忙しいって、忙しいフリしてるのに、つい先日映画を観にいってしまいました。
『昼顔』
世の多くの女性は、ご存知なのでしょうか。テレビドラマの続きの映画です。
深刻なW不倫の話で、斎藤工さんと上戸彩さん主演。これを、平日の朝イチに、しかも妻と映画館に観にいったのです。
不倫のお話なのだから、不倫カップルで行くのが普通では。
しかしね、世の不倫カップルのみなさん、この映画は、決して不倫カップルで観に行ってはいけませんよ(密かに、別れたいと考えている方には鑑賞を強くお薦め致します)。
上演後、照明が明るくなったら、大人の映画にはあるまじき、ポップコーンが大量にばらまかれていました。きっと、恐怖のあまり、放り投げてしまったのでしょう。
私達も、あまりの衝撃的結末に、口あんぐり。夫婦で行くのは、今後の長い人生の「偕老同穴」「比翼連理」の教訓を頂くようで良いかもしれません。
鑑賞後の「ああ、いい映画だったね」という感想はきっと聞けませんが、心にズーンとのし掛かる重荷のような感覚が、人間の本質的なマゾヒズムを刺激する、ある意味での良い映画ではないでしょうか。
男と女でも、感じ方が違う映画だと思います。
その日の客は、9割方女性でした(平日の午前中だから当たり前か)。
しばらくは、和久家は『昼顔』の話で持ちきりです。
稽古表
これ、「稽古表」です。
私のお弟子さんに、いつ、どこで、何の曲の謡・仕舞を稽古したかを、綿密に記入しています。
私の社中会・涌宝会(ゆうほうかい)の正式発足は、私自身の約12年間の内弟子修行が済んで、家元から独立した、平成17年としていますが、実際には、先代家元のお許しを頂いて、平成15年1月(28歳)からお弟子さんの稽古を始めており、この時から休まず書いております。
第1冊目の最初は、名東高校能楽研究部の稽古。同日に、岡崎の稽古をしています。今もお稽古を続けて頂いている方のお名前があり、見返すと嬉しくなります。
この度遂に10冊目に突入。お弟子さんと私の歴史がここにあります。
地鶏棒
イタリア公演に向けて、自撮り棒をネットで購入してしまいました。
思ったより大きくてたまげました。
重量も結構あり、特殊警棒と間違われたら、空港で取り上げられそうで心配です。
シャッターリモコンも付いていて、三脚にもなる優れもの。
これを使って、名所旧跡をバックに、仲間と記念撮影してきます。
ブログに掲載するかどうかは、気分次第。
名古屋城の桜
本日の、名古屋能楽堂楽屋入口から名古屋城のお堀をのぞんで撮影。雲の上にいるようです。
名古屋能楽堂にて、『飛雲会』(内藤飛能師主宰)が盛大に催されました。お釈迦様ご生誕の花まつりという良い日に、満開の花に迎えられて、皆さん素晴らしい舞台を披露なさいました。
この季節、心が浮き立ちますね。
瓜をふたつに割ったような‥
これ、凜太郎かと思いきや、私の5歳の時の写真。約40年前ですから、かなり色褪せてきています。
この春休みに、子供たちを名古屋に連れて来た際に、母が古いアルバムを引っ張りだしてきた中の1枚。
以前(2011年)の投稿よりも更に瓜二つ。
凜太郎本人も、自分かと思ったほど。2歳下の娘は、お兄ちゃんだと疑いもしませんでした。
娘いわく、「ということは、お兄ちゃんもお父さんみたいになるの⁈」。
私は、高校に入った辺りから頰が痩せこけてきて、現在のいわゆるホームベース型になったのですが、中学生までは、人からよく、顔がまん丸だと言われたのです。
遺伝子の強さにたまげました。
いったいいつまで
年明け以来、当ブログの投稿が毎日のように続いています。
皆さん、きっと、
「いつまで続くんだろう」
とか、
「どうせまた飽きて2、3ヶ月間音沙汰無くなるだろう」
などとお思いでしょう。私もそう思います。
色々な意味で、乞うご期待!
平成29年甲府涌宝会謡初
昨日、武田神社内の野外能舞台・甲陽武能殿楽屋にて、恒例の甲府涌宝会謡初を執り行いました。
素謡『鶴亀』。シテ、ワキ、ワキツレ共に、新会員の3名が担当。
続いて、連吟『紅葉狩』。全員で、上﨟達(実は鬼)の酒宴のシーンを謡い、
引き続き、付祝言『猩々』にて、めでたく謡い納めました。
終演後は、これも恒例の、ワイナリー・サドヤにて懇親会。新会員さんもうち解けて、楽しい時間を過ごしました。