新教室開設! 【久良岐能舞台】
7月より、久良岐能舞台(横浜市磯子区)にて、初心者向けの「謡・仕舞のお稽古」の教室を持たせていただくこととなりました(チラシはこちら)。
月3回、木曜日の17:30~。遅い時間まで稽古できるようですので、仕事帰りの方でもお越しいただけると思います。
【謡】は団体稽古ですので、初めての方には特にお勧めします。
『鶴亀』『橋弁慶』から初めて、10月20日(日)に、久良岐能舞台にて発表会をいたします。
【仕舞】は、基本的に個人稽古です。
扇の持ち方、かまえ、すり足の基本から始めて、所要時間1分の曲に挑戦して、その後発表会の曲を決めて、10月20日(日)の発表会に向けて仕上げていきます。
また、その講座開設の説明会を兼ねた、「能の謡・仕舞・囃子」の体験講座が、5月19日(日)午後2時より久良岐能舞台にて催されます(チラシはこちら)。
3流派(喜多流・金春流・宝生流)による謡・仕舞の実演・解説・体験、囃子方による能の4つの楽器の実演・解説・体験、そして、3流派の舞囃子(喜多流・佐々木多門師、金春流・山井綱雄師、宝生流・和久荘太郎)をご覧いただきます。
これだけのボリュームで、なんと参加料無料だそうです。
ご都合宜しければ、ぜひお越しください。
久良岐能舞台は、8000坪の日本庭園の中にひっそりと佇む、誠に趣のある能舞台です。一歩足を踏み入れるだけで、小鳥のさえずりや色とりどりの草花に包まれて、自然と「和」の世界に導かれて、能の稽古を楽しむことができます。
お問い合わせは、久良岐能舞台(045-761-3854 午前10時~午後5時)まで。
お待ちしております!
和の会ブログ・インタビュー
久しぶりの投稿です。
人に言えないような悪いことをしていたわけではありません。
相変わらず元気に、フリスビーを追い回す犬のように走り回っています。
さて、宝生和英家元が主宰する「和の会」の、公式ブログにて、インタビューを受けました。
「和の会ブログ」 http://s.ameblo.jp/hosho-wanokai/
どうぞご一読下さい!
Chinese Restaurunt 啓凛
今日は、とても良い日でした。心から幸せな気持ちになりました。
その幸せついでに、うちの近所に良いお店を見つけました。
長年宝生流とおつきあいのある、中華料理人・林訓美(りんくんび)さんと本日お話をしていて、私の住いの近くに、林さんの後輩である宮脇啓功シェフが1年半前に開いた中華料理屋があることがわかり、ご紹介いただいたので早速行ってきました。
さすが林さんのご紹介、この辺りでは珍しい本格的中華料理。リーズナブルで美味しい!
各品とも小サイズも用意してあるのが、子供連れや女性客にはありがたい。
お店ご自慢のエビチリ、絶品。
干し貝柱とフカヒレの海鮮あんかけチャーハン、最高。
チャーシュー麺、毎日食べたい。
デザートの杏仁豆腐、上品な味。
揚げたてのごま団子、子供には食べさせてはいけない(舌が肥えてしまう)。
素敵な宮脇シェフもさることながら、綺麗な奥様も子供たちに優しく対応していただき、大満足で帰宅。
JR埼京線板橋駅から徒歩4分、都営三田線西巣鴨駅からはおよそ徒歩8分。
着席で60人以上の宴会もできるとのことなので、うちの舞台での謡初めや浴衣会のあとの懇親会を考えようと思います。
うちに遊びに来ていただけば、ご案内いたします!
和の会ブログ
宝生流宗家・宝生和英師が主宰する「和の会」の女性メンバーの取材(?)を受け、
和の会能楽師が紹介する水道橋グルメvol.1「和久荘太郎さんと行く『かつ吉』
が掲載されていますので、ご興味が湧いてしまう方だけご覧ください。
(不快になりそうな方は決して見ないでください)
七寳会の誕生とその歩み(辰巳美也子著)
「七寳會の誕生とその歩み」という著作を、辰巳満次郎師の叔母君・辰巳美也子さんが上梓されました。
美也子さんは、故辰巳孝師の妹君。
私自身高校生の時に、この道に進む為、東京芸大を受験するにあたって、孝先生の内弟子のように先生の鞄持ちで、京都・大阪・名古屋・神戸・東京などのお稽古場をついて回った時期があり、受験間際には、先生の大阪・寝屋川のお宅で3日間ほど泊まり込みでお稽古していただきました。
その折に、美也子さんには子供のように大変可愛がっていただき、3人で炬燵を囲んで、ご出身の金沢の郷土料理を振る舞っていただいたことは、いくら忘れっぽい私でも、きっと一生忘れることは無いでしょう。
現在でも、美也子さんには変わらずお目をかけていただき、何の後ろ盾も無い私としては、高校生のような子供の頃から温かく見守って下さる方がいるというだけで、とても心強く思います。
そんな美也子さんが纏められた、大阪唯一の宝生流の定期能団体「七宝会」の歴史。ご本人もお書きになっていますが、辰巳家の歴史に触れずしては書くことのできない、大変興味深い内容。
満次郎師の曾祖父君にあたる、辰巳孝太郎師のエピソードから始まり、連綿と続く辰巳家の華々しい、名人・上手や、著名人との交流。
その華々しさの裏の、孝一郎・孝と続く、パイオニアとしての苦労。
それらを、我々世代が身をもって知ることの出来ない関東大震災や、第二次世界大戦の悲惨な状況と絡めて、しかしどこか明るく生きていく雰囲気があり、懐かしいと感じる方もいらっしゃることでしょう。
辰巳家をご存知無い方、戦争を知らない方でも、飽きずに読破できる一冊です。
我が涌宝会会員には既にお薦めして、沢山の方にご購入いただき、好評を博しています。
ご興味のある方は、こちらまでお問い合わせ下さい。
湯井麻里子さん
「森の会」に行ってきました。
東京芸大の生田流箏曲卒業生による演奏会で、第53回。歴史がありますね。
私の芸大時代の同級生・湯井麻里子さんからのご案内をいただき、この日を楽しみにしていました。
他にもよく知っている面々が…。湯井さん以外の同級生や、助手仲間、元助手仲間、芸大の現役学生などなど。
あまりこのブログでは書きませんが、私、昨年から東京芸大の助手で週2日勤務しており、良い仲間に支えられて、2年目に入りました。
分野は違えど、同級生や、普段何気なく会話している人が、本業の舞台演奏で底力を見せると、私も芸人として大変良い刺激になります。
湯井さんとは、性別を越えて芸論を交わすこともしょっちゅう。
湯井麻里子さんのホームページはこちら。
実力派です。応援して下さい!
大会終了
先日5月26日(土)涌宝会大会、つつがなく終了しました。
辰巳満次郎師をはじめとしたシテ方の先生、囃子方の先生の心のこもったご助演により、会員一同気分良く舞台を終えたようです。
神楽坂の「別邸 鳥茶屋」にての懇親会では、先生方にもご同席いただき、会員も普段お近づきになれない能楽師と和気あいあい。
会主の私からご挨拶させていただき、辰巳満次郎先生の心のこもったお言葉と、景気の良い乾杯のご発声を頂戴しました。
裃にて、喜寿記念披露の素謡を勤めた金重さんのご挨拶、また、初舞台を踏まれた新会員6名の感想を聞き、今回も、皆さんよく稽古を積まれたなと感心しました。
歴史は浅い会ですが、当会も7年を迎え、徐々に会としてのまとまりが出来てきました。
私も、皆さんと共に成長して参りますので、これからも共に稽古に励みましょう。
来年は、7月13日(土)名古屋能楽堂にて、地元職分の佐藤耕司師の司宝会と合同にて催します。
煩悩
当ブログも投稿108回目です。
私は煩悩のかたまり。
いつ死んでも良いように今後ともはりきってまいります。
あまのじゃく
「ブログ見てるよ」
とおっしゃっていただくと、大変嬉しいのに、恥づかしいので、
「見ないで下さい」
と心裏腹なことを言ってしまいます。
これは賎しき私の胎内に宿る天の邪鬼のなせる業。お気を悪くすることなく、
「ホントは嬉しいのだな」
とご理解いただき、今後ともなにとぞご高覧下さいますようお願い申し上げます。