49歳になりました
おかげさまで、本日49歳を迎えました。40代最後の歳、健康に留意してますます張り切って参ります。
歳に似合わない破茶滅茶をやることもあると思いますが、温かく見守っていただけましたら幸いです。
今日は、5年ぶりに自動車運転免許証の更新に行ってきました。
夜は家族が誕生日会をしてくれます。
休みの過ごし方
今日は2月中の唯一の休み。
忙しいのを自慢しているのではないのです。むしろ恥ずかしいくらいのこと。
「忙」をくずすと「心を亡くす」。まさにその通りと感じますから、常々気をつけてはいます。
休みなくあくせく働くだけではなく、やはり人生の楽しみも必要です。
こういうときに、うまく遊べると良いのですが、残念ながらそのような余裕は無く、朝から自宅で事務作業に没頭しつつ、3件の病院巡りをしています。
普段、病院もまともに行けませんので‥。
身体はいたって元気です。予防的なものなのでご心配には及びません。
学生能『小袖曽我』大成功
ああ、久しぶりのブログ投稿。
相変わらず元気に生きていました。「元気なのか」「精神的に病んでいるのでは」と憶測が飛びますが、なんのことはありません、「投稿する気分じゃなかった」だけのことです、一部の方にはご心配おかけして申し訳ありません!
さて、やっと投稿する気になりました。本日は、名古屋能楽堂にて学生能の会。能『小袖曽我』が上出来で、嬉しくなりました。
立役の6人(十郎・五郎・母・トモ・団三郎・鬼王)はもちろんのこと、地頭・地謡も全て学生のみで構成。後見には私と、現在宗家内弟子修行中で元学生能メンバーの石塚尚寿さんが出ました。
後見に出ていながら、なぜか目から一筋の水が流れ落ちました。一年越しで指導し、成長を見てきていますから、私も感無量です。
遠方などからも卒業生が応援に駆けつけてくれました。また、皆の母親世代の卒業生も着替えなどにお力添えいただき、大勢の人のご協力のもと、大成功をおさめることができたことに、私からも感謝申し上げます。
他に、舞囃子や仕舞、そしてそれぞれの地謡も本当に良く出来ました。青春の一コマとして皆の記憶に残ることでしょう。
おめでとう!
『道成寺』おかげさまで①
一昨日の11月21日(日)、「日本全国能楽キャラバン!名古屋宝生会特別公演」にての能『道成寺』、おかげさまで怪我無く無事に舞い勤めることができました。
ご来場いただきましたお客様には、心より感謝申し上げます。
鐘入りが思いのほかうまくいったようで、お客様をはじめとして、楽屋内からもご賞賛いただきました。これは自画自賛ではなく、全く鐘後見である辰巳満次郎師のお力によるものです。様々な秘伝の見計らいと、シテのそのときの精神・体調・疲労状態を見極めて、いざ鐘入りのときは、シテとの呼吸をひとつに合わせて鐘を落とす必要があります。シテの私にとっては、辰巳師に命を預けたも同然。心より信頼して飛び込むことができました。
鐘入りの際に、過去には他流などでは骨折はおろか粉砕骨折や脱臼などで、鐘が上がったあと舞い続けることができなくて、後見が急遽代役するような例もあり、とかく大怪我が付き物なのがこの曲の眼目である「鐘入り」なのです。
12年前の披き(ひらき。初演のこと)のときは、朝倉俊樹師に落としていただき、このときも大変好評をいただきました。これも全き鐘後見の力によるものです。
「鐘入りのときに、鐘の中で頭をしこたま打ち付けると良い鐘入りとなる」ということが古くからまことしやかに言われますが、本当にそうでしょうか。そんなことを鵜呑みにして目標にしてしまったら、100キログラムある鐘の落下に加えて上に飛ぶ力により、失神してしまうか、命も危ういことになりかねません。頭を打たないで高く飛ぶ飛び方があるのです。幸い、2回とも身体の一箇所といえども打つこともありませんでした。(続く)
能『巻絹』無事済みました
本日、蒲郡にての能『巻絹』無事済みました。
昨年、コロナ禍で延期になった催し。やっとできました。
実は今日から日曜日までが正念場の第一弾。
明日4日は、あまねく会(辰巳満次郎師同門会)申合せ。
5日は、芝宝会(佐野登師同門会)申合せ後、国立能楽堂に直ぐ向かい、新作能『鷹姫』の申合せと本番。
6日は、芝宝会本番
7日は、あまねく会申合せ
これから毎週金曜日から日曜日は、12月の初旬まで連日舞台が続きます。
次の大事な役は、来週土曜日11月13日の能『清経』のツレ。その間も、能『道成寺』と『山姥』を並行して稽古していきます。とりあえず今日『巻絹』が済んだので、並行して稽古するものが一つ減りました。
体調に気を付けてはりきってまいります。
『鷹姫』下申し合わせ
本日は、新作能『鷹姫』の下申し合わせでした。
囃子方も加えて全役揃っての、一通りの通し稽古。次はいよいよ本番当日前に行う申し合わせ、そして本番。
コロス(岩役)8人のチームワークが発揮されるよう、私自身も稽古励みます。
ろうそく能 無事終演
一昨日、久良岐能舞台にてのろうそく能『通小町』、無事終演しました。
庭園のライトアップなどの演出にも、皆さんお喜び頂けたようです。
下記をクリックして様子をご覧ください。
次回のシテは11月3日(水祝)蒲郡にての能『巻絹』です。
明日は能『通小町』(久良岐能舞台「ろうそく能」)
本日は、女流能申し合わせにて能『経政』の地謡を謡い、国立能楽堂に急ぎ移動して新作能『鷹姫』の稽古に途中から参加。
初めて「岩(コロス)役」の面を皆が掛けて見て、被り物も被ってみて、いわゆる「衣装合わせ」もしました。
どのような格好になるかは、11月5日(金)の本番をご覧いただいてのお楽しみ。
明日は、いよいよ「ろうそく能『通小町』」(久良岐能舞台)です。
チケットは完売しており、当日券も販売しないとのこと、ご了承ください。