五人囃子(横浜・三渓園にて)
本日、横浜市の三渓園内、「鶴翔閣」にて、「鶴翔閣にて過ごすお正月」と題して、「五人囃子」の催しに出演しました。

鶴翔閣内の開場(開演前)。全3回・1回約40分の公演で、大勢のお客様にお越しいただきました。

楽屋にて(大川典良・大倉栄太郎・栗林祐輔・森貴史の囃子方諸師)。
乱・和合(鏡の間)
先日の、9月27日(土)時の花『乱・和合』にての、鏡の間の様子です。
早目に装束を着けて、姿見の前で精神統一。2人で心を通わせています。
撮影者はなんと辰巳満次郎師!
監督として大変お世話になりました。
9月27日(土)時の花『乱・和合』(東京新聞 26年9月19日朝刊)
来る、9月27日(土)16時開演 時の花(宝生能楽堂)にての、『乱・和合』の取材記事が、東京新聞に掲載されました。
東京では、約30年ぶりの希曲です。次回、いつみられるかわかりません。ぜひご来場ください。
お問い合わせ・チケット購入は、当ホームページまたは、宝生会(03-3811-4843)まで。
おかげさまで(第2回演能空間)
第2回演能空間、皆さまのご声援のお蔭で、無事開催することが出来ました。有難うございました。
ご来場者数 約500名。中京地区のみならず、全国各地からご来場いただき、心から嬉しく存じます。
来年(平成27年)は、9月20日(日)に第3回演能空間を、同じく名古屋能楽堂にて催しますので、今からご予定ください。
私は、能『融(とおる)』を「思立之出(おもいたちので)」の小書(こがき。特殊演出)付きで勤めます。
これは、シテ方の小書ではなく、ワキ方の小書で、誠に風情ある演出。ワキは福王流のプリンス・福王和幸(ふくおうかずゆき)師。
他に、舞囃子2番と狂言1番。これもご期待いただき間違いありません。
他の役者や曲目などの詳細は、いずれ当ブログにてお知らせいたします。どうぞお楽しみに。
乱・和合(9月27日土曜日「時の花」)
来る9月27日(土)16時開演 企画公演「時の花」(宝生能楽堂)にて、『乱・和合(みだれ・わごう)』という希曲を勤めさせていただきます。
「乱」とは、能『猩々(しょうじょう)』の小書(こがき。特殊演出)で、通常は「中之舞(ちゅうのまい)」というポピュラーな演奏で舞を舞いますが、それに代わり「乱」という緩急複雑な舞が挿入され、波の上を歩行する独特の型「乱れ足」を駆使して、海に浮き沈みする酒飲みの妖精「猩々」を面白く表現します。
しかも、宝生流では、曲名も『猩々』から『乱』に変わってしまいます。
今回、その『乱』に更に「和合」という珍しい小書が付きます。
「和合」とは、おそらく「夫婦和合」でしょう。猩々が雌雄登場して、相舞(あいまい。シンクロ)を舞います。
私が「男シテ」、高橋憲正氏が「女シテ」。これを「両シテ」と称して、お互い同格に勤めます。
(ちなみに、両者同装で登場するので、どちらがどちらか、判別が困難かもしれません。小柄な方が私です)
東京・水道橋の宝生能楽堂では、約30年ぶりの上演。大変珍しいものです。
相舞は数多くあれど(『小袖曽我』の十郎・五郎、『鶴亀』の鶴・亀、『祇王』の仏御前・祇王、『嵐山』の木守・勝手、『絵馬』の女神・男神など)、宝生流の『乱・和合』はちょっと特殊。
通常、相舞は、お客様から見て、同じ方向に動いて全く同じ動きをしますが、『乱・和合』は、初めは同じ方向に動いていますが、乱の舞が始まると、お客様から見て鏡写し(線対称)に動きます。
しかも、途中複雑に入れ替わり、雌雄互い違いの型をしたりして、お客様の眼を楽しませます。
今回、更に特殊な演出があります。かなり専門的なことですので、詳細を述べるのは省略しますが、「乱」の舞の最初は通常の「中之舞」と同じ始まり方なのですが、「乱」に導入する部分で、「中之舞」の演奏からゆるやかに、しかも突然「乱」に入るようなイメージになります。
この演出は、「呂掛り(りょがかり)」と言い、おそらく、明治の末に、名人の竜虎と言われた「松本長・野口兼資」のペアで上演されて以来の演出(16代宝生宗家・宝生九郎知栄が監督)で、当時の伝書を掘り起こしての作業となりましたので、研究を重ねて、家元や幹部とも相談しながら、念入りに囃子方とも申し合わせております。
特に、お囃子に詳しい方には、大変興味深いものとなるでしょう。
そして、また珍しいのが、笛の流派が「森田流」であること(杉信太朗師)。東京の宝生流では、森田流を相手にした『乱・和合』は、記録にありません。
終演後、「能楽余話・友と好敵手」と題して、同世代の各流若手能楽師(喜多流・大島輝久、観世流・坂口貴信、宝生流・高橋憲正、金春流・中村昌弘)が舞台上で、能楽評論家の金子直樹氏の司会のもと、トークを致します。
今回、珍しいこと尽くしの企画公演「時の花」。ぜひご来場ください。
お問い合わせ・お申し込みは、当ホームページ、または宝生能楽堂(03-3811-4843)まで。
凜太郎作・道成寺鐘
7月16日の当ブログで紹介しました、凜太郎作の道成寺の鐘、段ボール製の骨組みのみでしたが、やっと完成しました。
けっこう本格的ですね。こうして写真で見ると、かなり大きく見えますが、実は、
こんな感じ。床几(鬘桶)と比べると、かなり小さいことがわかります。
多少父も手伝いましたが、私はできるだけ指導に回って、ほとんど凜太郎が作りました。
本物の鐘作りさながら、糸針でダーツを取ってパンパンに張っていきました。
将来、この道に入ることがあったら、内弟子修行でこんなこともやるんだよ、と話しながら、夏休みのひと時を過ごしました。
第2回演能空間 S席完売
来る9月21日(日)の第2回演能空間、S席チケットがお陰様で完売しました。
A席(正面ボックス席)も残り僅かです。
A席(脇正面)及び、自由席はまだ余裕がありますが、500円引きの「早たろう割」は、9月5日(金)までとなっていますので、出来るだけ早いお申し込みをお待ちしております。
広忠の会 能『井筒』(11月30日 日曜日 14時開演 矢来能楽堂)
11月30日(日)14時開演「第7回 広忠の会」(於・矢来能楽堂)にて、能『井筒』を勤めさせていただきます。
「広忠の会」は、ご存じ、葛野流大鼓方・亀井広忠師が主催する演能会。囃子方が個人演能会を主催することは大変珍しく、舞台・私生活共に全力投球の広忠師ならでは。「広忠師」などというのは照れくさく、彼とは高校終わりの東京藝術大学受験時からの旧友で、同い年(今年満40歳)。
彼は、葛野流大鼓方宗家で人間国宝の亀井忠雄師を父、歌舞伎囃子方先代家元・田中佐太郎師を母に持つ、伝統芸能のサラブレッド(弟君お二人は、現田中流家元・田中伝左衛門師と伝次郎師)。
かたや、私は全く能とは関係のない家に生まれ育った無頼人。そんな私がおこがましくも、彼のことをずうっとライバルと目して、この道に精進してきました。
高校生で初めて出会ったときには、既に彼は当然この道で名前・実力ともに認められて、稼ぎを持っていました。
しかし、そんな先を行く彼に追いつけ、追い越せという気持ちを持ち続け、彼の存在や言葉のお蔭で、芸の面、その他で引き立ててもらったと思っています。
そんな広忠師が、今回3回連続公演で、観世流・宝生流・喜多流の同世代若手3名に、大曲を舞う機会を与えてくれます。
1日目は、11月29日(土)梅若能楽学院会館にて、能『朝長』シテ 坂口貴信師(観世流)
2日目は、11月30日(日)矢来能楽堂にて、能『井筒』シテ 和久荘太郎(宝生流)
3日目は、12月2日(火)銕仙会能楽研修所にて、能『山姥』シテ 大島輝久(喜多流)
坂口・大島両師とも、流儀は違えど、これまた私がライバルと見ている2人(片想いかもしれませんが)。
日にちは違いますが、立会能(たちあいのう)と受け止め、負けるわけにはいきません(既に負けてるかもしれませんが)。
私の『井筒』もさることながら、『朝長』『山姥』も、通常では若手には許されない、「超」の付く大曲。広忠師も、プロデューサーとしてずいぶん思い切ってくれました。
『井筒』の能は、他流では案外若いうちに勤める機会があるようですが、宝生流では「奥伝物」として大変大事に扱われています。30代で勤めることはまずあり得ませんが、11月13日が誕生日の為、演能当日の11月30日には40代になっていることや、流儀以外からご依頼いただいたお舞台、ということもあり、家元と流儀長老のお計らいにより、今回特別にお許しを頂きました。世阿弥の名曲『井筒』、現時点での私を全て投入し、大事に勤めさせていただきます。
チケットは、9月9日(火)より発売開始。全席指定席(8,000円)で、ご予約時に先着順にてお席をお選びいただきます。
お問い合わせ、お申し込みは、和久荘太郎ホームページまたは、三響会(電話03-3542-2800 平日12時から17時)まで。
座席数が少ないため、早目のご連絡をお待ちしております。















