伊勢参り③
猿田彦神社内の、猿女(さるめ)神社。天鈿女命(アメノウズメノミコト)が祭神。能『絵馬』でも登場して描かれる、天岩戸隠れ伝説に登場する芸能の神様。多くの芸能人が参拝します。私も毎年のように参拝。

猿田彦神社の脇を流れる小川の紅葉。
そしていよいよ内宮へ!

天皇陛下の御即位参拝の為、鳥居もくぐれませんが、鳥居の前に遥拝所が臨時設営。ここでお賽銭を入れて、娘とお参りしました。天照大神を想い、「お役をさせて頂きます」と。
この後は、おはらい横丁とおかげ横丁で食べ歩き。赤福のぜんざいは最高。こういう楽しみもなくっちゃ。

ペンペン焼き。これ、オススメです。いつもあまり並んでいませんが、隠れた名物じゃないかと。

イカのペンペン焼き
伊勢参り②
夫婦岩近影。

能『絵馬』の成功祈願をしました。娘は、103歳の曽祖母がこれからも元気に長生きしてくれることを祈願。

外宮の正宮・豊受大神宮。天照大神のお食事を司る、豊受大御神が祀られています。

内宮へお参りする前に、猿田彦神社へ。宝生流の祖神で「道開き」の神様。演能空間の初回の折に初めて参詣し、その後度々訪れております。
(続く)
伊勢参り①
来月の、令和2年1月26日(日)名古屋宝生会定式能にて、能『絵馬』を勤めるにあたって、去る11月23日(土)に、娘を付き合わせて伊勢参りを強行してきました。
前シテは老人姿ですが、実は天照大神(アマテラスオオミカミ)の化身。姥(実はアマテラスオオミカミの弟神・月読明神)を伴って登場し、晴れの白絵馬か雨の黒絵馬をかけるかで夫婦が言い争い、最後は両方掛けることに。
後シテは天照大神が男神の姿で激しい神舞を舞います。
いつもの如く、神様や幽霊のお役を勤めるときは、必ずその地を訪ねてお参りしますので、今回は天照大神がおわします伊勢神宮の内宮へ!
と思って向かっていたら、そうだ!今日は折しも天皇陛下と皇后陛下が、即位のご報告に内宮に行かれる日だ!と気付いて、行きの近鉄電車内で調べたら、やはり内宮は入れないとのこと。
娘とがっかりしつつも、このような良き日に伊勢神宮にいられるのは素晴らしいこと、と思い直し、定番のルートでお参りして、内宮は鳥居の外から参拝することにしました。

二見興玉神社の海岸。遠くに夫婦岩が見えます。古来、ここで禊して、外宮、内宮の順に参拝します。
(続く)
久良岐能舞台 宝生流講座研鑽会
今日は、宮城県仙台市にての催しにて、仕舞2番の地謡と能『通小町』(シテ 武田孝史)の副後見を勤めてまいりました。
昨日は、久良岐能舞台にて、久良岐能舞台主催の「宝生流講座 研鑽会」が催されました。
珍しく晴天に恵まれました。
入り口。
この舞台に私は月3回稽古に参りますが、訪れる度に季節の移り変わりが感じられるところが素晴らしい。いかにも「能を稽古しに来ている」ことを、師匠も弟子も実感します。
最初は、素謡『鶴亀』。私の関わる発表会では、これを全員で無本で謡うことが恒例になっています。初め謡えなかった方も、毎回謡っていれば、いつのまにか謡えるようになるもの。
現在、久良岐能舞台の宝生流講座生は12名。最近新しくお2人がお仲間入りなさいました。
研鑽会にては、私のお弟子さんの会「涌宝会(ゆうほうかい)」の会員にもお声掛けして、総勢36名での出演となりました。
素謡と仕舞の会で、土屋 周子師をお招きしてご助演願い、素謡の地頭を数番勤めて頂き、皆さんの刺激になりました。
終演後は、フレンチレストランにて懇親会。土屋師や私のご挨拶、初舞台の方のご紹介などなど、和気藹々とした朗らかな催しでした。
大人の階段
昨日は、息子(中一)の新しい眼鏡を作りに2人で池袋へ。
なかなか理知的に、短時間で候補をいくつか立てて中から選び抜き、思わず感心。眼鏡の選び方ひとつをとっても成長を感じたひととき。身長ももう少しで私に追いつきそうです。
帰りのバス停までの2人の道中、ガールズバーの呼び込みの女の子から声をかけられたのには驚きと同時に笑ってしまいました。
私1人のときは当然いつも声を掛けられますが、息子と2人で歩いていて呼び込みに声を掛けられるのは初めて。
私「(ガールズバー)行ってみる?」
息子「いや、親子じゃ会話が気まずいから‥。第一未成年だし。」
その通り!大人になってきたねえ。そのうち友達と行きなさい。
FM能楽堂 『巻絹』『土蜘』
本日、以下を渋谷のNHK放送センターにて録音してまいりました。
『FM能楽堂』(NHK-FM)
放送日 12月8日(日) 午前6時〜6時55分
『巻絹』(全曲)
シテ 野月 聡
ワキ 和久 荘太郎
ツレ 東川 尚史
地謡 辰巳 大二郎、今井 基
『土蜘』(部分)
シテ 和久 荘太郎
ワキ 辰巳 大二郎
地謡 野月 聡、東川 尚史、今井 基
放送はまだだいぶ先ですが、ご予定下さい。
名東高校能楽研究部 舞囃子『安宅』
昨日は、岡崎(花朋会敷舞台)のお弟子さんの稽古、今日は、名東高校能楽研究部の稽古。
名東高校能楽研究部は、毎年秋は舞台出演の数が多く、9月10月には文化祭、小牧山薪能など4カ所程で、仕舞や素囃子『男舞』を披露しました。
今日は、来月に控えた「教育祭」という名古屋市の催しにての仕舞『羽衣キリ』『鞍馬天狗』を稽古。
また、1月に控えた県大会の舞囃子『安宅』のシテの稽古も致しました。シテ・地謡・囃子(笛・小鼓・大鼓)も全て生徒のみで演奏します。
もう少し日が近づきましたら、日にちや会場などお知らせ致しますので、名古屋近郊の方はぜひ応援にお越しいただけたらと思います。
久良岐能舞台 謡・仕舞の受講生募集
久良岐能舞台のお稽古案内のチラシです。3流派・4人の能楽師が講師をつとめています。
私は、木曜日の夕方17時からの教室を担当しております。
ご都合でお選び下さい。ご見学もして頂けます。
3流派とお囃子合同の発表会もあります!流派を越えた交流ができて興味深く、また刺激的です。
若手?
昨日は、桜山舞台にてお弟子さんの稽古の後、カーシェアにて愛知教育大学へ。
今日は、愛知県立大学の稽古の後、桜山舞台の稽古で、やっと最終新幹線にて帰京中。
0時半頃自宅着予定ですから、2時過ぎに就寝となるいつものパターン。
明日は、朝から五雲会申合せと国立能楽堂定例公演申合せ。
今は全く疲れを感じませんが、こんな生活も、あと4.5年が限度じゃないかと思っています。来月の誕生日で45歳になりますので、50歳位まで?
身体はそんなにヤワではないはずなのですが、10代の頃から無理をしてあまりそれを感じないタチでしたから、折々多少ガタがくることが。よって年々健康第一の考えに変わってきています。
これも、守るべき家族がいるからでしょう。もし独り身ならば、私のことだから自分を今のようには大事にできなかったかもしれません。
この世界、良くも悪くもいつまでも「若手」と言われてしまう(下手したら50過ぎても‥)ので、気持ちだけは若くいられるのですが、未熟に甘んじたり、事実上の老化を実感しなかったり(受け入れないということ)、大きな責任から逃れられたりで、同世代の他分野の方と比べて、人間としての成長が遅くなるのでは、と昔から危惧しています。
謙虚なのは(表面上)良いのですが、人によっては「若手」といわれることを間に受けて「ツッパリ」の力が欠けて去勢されてしまうのでは。
まあ、それでも「ナニクソ!」となれる人が上に上がっていける実力社会なのですが‥。
能のみならぬ芸能の世界で能くいわれる「60を過ぎて一人前」などという言葉をそのまま受け取ってはいけません。
私は、後輩を育てる身としては、下手に歳下に「若手なんだから」という、ある意味の上から目線の言葉は使わないようにしようと思っています。
30代に対してだって、
「あなたは若手ではなくもう中堅だ。残された人生で、あと何番能が舞えると思う?その中で人に感銘を与えられる能が何番舞えると思う?」
というべきじゃないかと考えています。
良い意味で、みな早く老成して、責任感を持った行動をしてほしいし、私自身もそうしたい。
折しも、私の敬愛する坂東玉三郎丈が、ラグビー日本の活躍を称えて、「磨き方を見習ってほしい」と、後輩に向けて提言されました。
この世界を、プロ、アマ、世代、性別に拘らずに盛り上げていきましょう!







