学生能の会 盛会にて!
本日先程、名古屋能楽堂における「学生能の会」、大盛会でした。ご来場頂きましたお客様、有難うございます。
またこの度は、先輩方からのご出資やお祝い、また一般の方からのクラウドファンディングによるご支援、ご声援などなど、皆さまの応援によって、学生さんたちも心から励まされたようです。私からも感謝申し上げます。
来年は、2月13日土曜日に名古屋能楽堂にて催すそうです。今後とも、叱咤激励のほど、何卒宜しくお願い致します。
橙白会(辰巳大二郎師ご社中発表会)
本日は、飛鳥舞台(自宅舞台)にてお弟子さんの稽古のあと、矢来能楽堂にて「橙白会(辰巳大二郎師ご社中発表会)の申合せ。
来週2月11日(火祝)が本番です。
大二郎さんは、辰巳孝門師のご長男で、故辰巳孝師のお孫さん。満次郎師の甥御さんにあたります。
昨今、合同で発表会を催すことが増えているなか、独り立ちして催すこと、後輩ながら立派、と感服しています。
私も、家元(先代英照宗家)から独立してからは、矢来能楽堂で自分のお弟子さんの小規模の発表会を何度も催していました。そして「いつかは宝生能楽堂で!」と、お弟子さんたちとともに夢を持って歩んできて、現在があるのです。
舞囃子の申合せ5番も、みなさんしっかりした指導を受けて、きっちりと舞い努めているのがよく伝わりました。本番が楽しみです。懇親会も楽しみ。
最終稽古 学生能の会
昨日は、名古屋(桜山)のお弟子さんの稽古の後、愛知教育大学に行き、2月8日土曜日に控えた学生能の会の最終稽古。
そして本日は、先日亡くなった恩師の仏前にお参りに伺い、これから名東高校に向かい、やはり大詰め稽古。舞囃子『安宅』を高校生だけで、シテ・地謡・囃子も全て努めます。
大学生も高校生も皆、ほぼ出来上がっているので総仕上げです。
大学生の能『羽衣』と舞囃子『高砂』、そして高校生の舞囃子『安宅』は、学生の力でここまでできるものか、というくらいよく出来上がっています。あとは、当日に向けての体調管理が大事。
2月8日土曜日名古屋能楽堂。入場無料です。ご来場をお待ちしております!
春の和花
早いものでもう2月。お久しぶりです。心身共に元気いっぱいで過ごしております。
おかげさまで良い年を迎えることができ、家族で京都旅行などができた正月でしたが、7日に私の恩師が亡くなったため、喪に服す気持ちで投稿を控えました。いずれこの恩師のことについては、お話しするときがくると思います。
その後も慌しい日々を過ごし、能『絵馬』(名古屋宝生会定式能)も無事舞い勤め、様々舞台が続きましたが、やっと昨日は少し休みが取れました。
自分の稽古やたまった事務作業、夜は家族で妻の誕生日パーティー。本当は来週なのですが、舞台の為家にいませんので、1週間先取りでお祝い。
日中、近所の巣鴨の地蔵通りに季節の良い和花が出る花屋を見つけ、いくつも衝動買いして庭に植え付けました。
緒環(オダマキ)。紫色の花が愛おしい。つぼみから今か今かというエネルギーを感じます。
水仙(スイセン)。芳香が素晴らしい。1輪ですが、おそらく球根で増えていくのでしょう。来年も楽しみです。
沈丁花(ジンチョウゲ)。花が咲くと香りが楽しみです。
梅。狭い庭なので、あまり大きくならないように剪定していかなければ。
土いじりをしているときは、日常の些末なことはすっかり忘れています。これは趣味と言って良いかなあ、と思い始めています。
謹賀新年
あけましておめでとうございます。
昨年中は、皆様には大変お世話になりありがとうございました。
本年も、良い舞台をお見せできるよう精進いたしますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
和久荘太郎
名古屋宝生会 公式ホームページ 公開のお知らせ
名古屋宝生会の公式ホームページが公開されました。以下のURLをクリックしてご覧ください。
https://www.nagoyahosho-kai.com/
名古屋宝生会公式Twitterとの連携もしております。
過去の舞台写真の数々も、クリックしてながめて頂ければと思います。
仕事納め
昨日の27日金曜日で仕事納めの方が多かったようですね。
私は、本日の岡崎・花朋会舞台にてのお弟子さんの稽古で仕事納め。一昨日から連日、今年最後の名古屋の稽古です。
明日からは、大掃除に精を出しますよ!それと、溜まりに溜まった事務作業の数々の処理。そして、自分の稽古。稽古に休みはありません。
皆さま、良いお年をお迎えください。
『羽衣』ご来場ありがとうございました
本日、横浜能楽堂にての能『羽衣』、おかげさまで無事舞い勤めることができました。大勢のご来場、誠に有難うございました。
今回は、地謡と囃子に助けられたことが大きいと感じます。
人口に膾炙した『羽衣』ですので、我々能役者にとっては却ってやりにくい曲で、私のシテではどうにかなるものではない、と当初より判断し、今の宝生流で最高と思える地謡を依頼しました。
囃子方、またワキ方も私の父親世代のベテランばかり。文字通り「舞わせていただいた」という感覚です。
良い経験になりました。
次は、新年1月26日(日)名古屋宝生流定式能にての能『絵馬』。これもなかなか手強い曲。明日から稽古に励みます。
明後日は能『羽衣』
明後日12月22日日曜日は、いよいよ能『羽衣』を舞います。
健康管理は今のところ完璧。この季節特有の、乾燥による喉の痛みなどが出て風邪のケが有っても、様々な対策をして気合で乗り切っています。
せっかく横浜能楽堂さんから頂いた大事なお役。出来る限り最高の調子で舞台を勤めたいと思います。
先週土曜日の能『班女』から間もなく能『羽衣』を舞うということが驚異的、と驚いて頂くことが多いのですが、だいぶ前から時間をかけて並行して稽古をしていますので、私としては特段大変に思いませんが、全ては当日の体調次第。受験生の方も同じでしょう。
しかし、過去何度か、最悪の体調で能の本番を迎えたことがありましたが、そういうときに限って良い評価を頂いたりするのはどういう訳でしょうか‥。余計なことを考えず、衒いも無く「無心」になっているのかもしれませんね。
なお、この催しのチケットは完売していて、キャンセルが出ない限り当日券の取り扱いは無いようです。悪しからずご了承下さい。
能『絵馬』を舞います(1月26日名古屋宝生会定式能)
来たる令和2年1月26日(日)名古屋宝生会定式能にて、能『絵馬』を舞います。
前シテは、老翁姿で登場しますが、実は天照大神(アマテラスオオミカミ)。
後シテは、天照大神が男体で登場し、激しい神舞を舞った後、天の岩戸を模した作り物に隠れ、「天岩戸隠れ伝説」を舞台上に再現します。
先月、この役を勤めるにあたって伊勢神宮に参拝して参りました。
他に、能『江口』シテ 玉井博祜、狂言『太子手鉾』シテ 奥津健太郎、仕舞『老松』衣斐正宜、仕舞『昭君』辰巳大二郎。
入場料(全自由席) 一般5,000円、学生2,500円
チケットのお求め、お問い合わせは、当ホームページ内【お問い合わせ】または、名古屋宝生会(nagoyahoushokai@castle.ocn.ne.jp)まで。