渋谷能、有難うございました

昨日の渋谷能 第4夜 能『藤戸』(シテ 高橋 憲正)、おかげさまでなんとか無事済みました。大勢のご来場及びクラウドファウンディングなどのご支援、誠に有難うございました。

地頭として、この曲に思うところをぶつけましたが、思うようにいかなかった面もあり、また今後の舞台に生かしてまいります。

終演後のアフターパーティーにては、お客様の貴重なお声を伺うことができ、大変勉強になりました。

その後は、高橋 憲正氏と2人で、時間を忘れて深夜まで語り合いました。この2人が揃うと、ほとんど能のこと、宝生流のこと、芸のことしか話しません。芸風は全く違うとお互い認識していますが、見ている先、大局は同じ。良い仲間(ライバル)を持つことができました。

 

今日明日は、熱海のMOA美術館能楽堂にて、辰巳満次郎師ご社中の発表会と、新作能『王昭君』(シテ 辰巳満次郎)、という2つの催し。私は、『王昭君』の地頭と、発表会にての能『昭君』(古典の方)の地謡や、一調『三井寺』、仕舞の地謡などを勤めさせていただきます。重要なお役の機会に恵まれて有り難いことです。