大学の合宿
昨日と今日で、愛知教育大学能楽部と愛知県立大学能楽部の合同合宿を指導してきました。
2校合同合宿は初めての試み。来年2月8日(土)に名古屋能楽堂にて開催される、「名古屋学生能楽連盟 2月例会」にて、2校合同で能『羽衣』を上演するにあたっての泊まりがけの集中稽古。
まだまだ先の話ですが、みんな気が入っていて、囃子謡(囃子が入ったときに臨機応変に謡い方を変化させる高等技術)を大方マスターしました。若い力は素晴らしい!
名古屋市至近なのに、なんと山の頂上にある宿坊の合宿所。コンビニなど全く何も無いところですから、不便さを楽しむ心が養われたかも。
この合宿を機に、みんな能の実力も付けましたが、何と言っても人間同士の深い交流が出来たことが一番の収穫ではないでしょうか。
例年の高校生(名東高校)の合宿では、晩御飯の後は花火。大学生は、花火はもちろんのこと、その後に飲み会があるのがまた一味違う楽しみ。高校生たちに、「大人になると更に楽しいよ」と伝えてあげたい。
名東高校能楽研究部から、既に2名の優秀な子が愛知県立大学能楽部に入部しています。過去には、愛知教育大学能楽部にも1名入部し、現在私の社中として稽古を続けてくれています。
良い流れが出来てきました。長い目で見て、これからの名古屋の能楽界に大きな力になってくれることを切望します。みなさま、温かく見守って頂けたらと思います。