いよいよ演能空間6

能『松風』の象徴、「松の立木」。演能の最初に、後見によって舞台正面の一番お客様に近い場所に出されます。汐煙が立ち昇る須磨の浦において、松風・村雨姉妹の旧跡の松、という設定です。

能の終盤、在原行平の形見の烏帽子と装束と身にまとった松風はもの狂おしくなり、この松が、都から帰ってきた行平だと思い込み駆け寄ります。舞の途中、この松を一周するケレン味ある型を見せます。

 

 

「汐汲み車」。汲んだ海水を運ぶ車で、上に水桶が載っています。これを能の前半、シテが実際に綱を持って引きます。

 

 

舞台上から。

 

いよいよ明日は「第8回 和久荘太郎 演能空間」当日。

当日券も販売いたします。ご来場心よりお待ちしております。