演能空間 チケット・公演情報

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第十回 和久荘太郎 演能空間 | 能「翁」「邯鄲 傘之出」 2024年9/29日(日) 宝生能楽堂 開演14時〈開場13時〉

能「翁」

「能にして能にあらず」と言われる神事の能。各役は別火精進して当日を迎え、開演前には鏡の間にて「翁飾りの式」を執り行い、御神酒・洗米・波の花(荒塩)をいただいて火打石にて身を清め、面箱・翁・千歳(せんざい)・ 三番三(さんばそう)・囃子方の順に幕から舞台に出る。千歳の若々しい露払いの舞から始まり、翁は神体で ある面を舞台上で掛けて神となり、天下泰平・国土安穏を祈る。翁と千歳が幕へ帰ると(翁帰リ)大鼓の「揉出(もみだ)シ」を皮切りに三番三が「揉ノ段」「鈴ノ段」を舞い、五穀成就を祈る。

特殊演出
今回は、石井流大鼓に伝わる「打掛リ」の小書(特殊演出)が付くことにより、翁・千歳が幕へ帰ると大鼓が橋掛りへ行き、立ち上がって舞台に出ながら「揉出シ」を打ちます。豊臣秀吉の御前能にて石井流の祖・樋口石見が出勤に遅れ、「揉出シ」を打ちながら幕から出たことに由来する、大変珍しく重い小書。「翁帰リ」の後、大鼓方の河村眞之介氏にご注目ください。

「翁」は神事のため上演中の入退場はできません。開演 15 分前よりお調べ(囃子方の楽器調整の音色)が始まります。 通常よりも早めに座席にお着きになり、幕内の神聖な儀式の様子を感じていただければ幸いです。 遅れた場合はロビーでお待ちいただき「翁」終演後にご入場いただくことになるのでご了承ください。

能「邯鄲 傘之出」

舞台は古代中国。人生に悩む青年・盧生(ろせい)(シテ)は、師を求める旅の途中、邯鄲の里を訪れ、宿屋に立ち寄る。女主人(アイ)から悟りを開けるという枕を借りて眠りにつくと、直ぐに勅使(ワキ)に起こされる。帝から帝位を譲るとの言葉に戸惑いながらも、輿に載せられて王宮に至り、帝王として50年の栄耀栄華を極める。不老長寿の酒を飲み舞人(子方)に舞を舞わせて歓楽の限りを尽くしていると、急に人々の姿が消え失せる。女主人に起こされてふと目を覚ますとそこは元の宿屋。全ては粟の飯が炊ける間の夢であった。盧生は無常の世の理を悟って故郷へ帰る。

特殊演出
いつの世も若者は生きる意味を問い自分探しをするのでしょうか。「夢オチ」で一切を無にして観客をも悟りに導きます。「一炊の夢」「邯鄲の枕」の故事にちなむ曲。邯鄲の里は雨が多いことから、今回は「傘之出」の小書にて、シテは大きな傘をさして登場します。またそれに伴い、終盤にシテが舞う「楽(がく)」は笛の音高 が一調子高い「盤渉(ばんしき)」に変わり、より華やかになります。

■ 入場料

正面席(指定席) 10,000円
脇正面席・中正面席(指定席) 8,000円
脇正面後方席(自由席) 6,000円
学生席(脇正面後方自由席のみ) 3,000円

※学生席は30歳以下の学生限定。ご入場の際、学生証をご提示いただきます。 ※前売券の料金です。当日券はプラス1,000円になります。

宝生能楽堂 座席

交通アクセス

会場:宝生能楽堂 (ホームページ

〒113-0033 東京都文京区本郷1丁目5−9

JR水道橋駅東口 徒歩3分 地下鉄都営三田線水道橋駅A1出口 徒歩1分

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<会 場>
宝生能楽堂
東京都文京区本郷1-5-9

[ご注意]◆入場料はすべて税込料金となっております。◆上演中、見所内での録音、録画、撮影は著作権、肖像権の侵害にあたる場合がありますので、固くお断り申し上げます。◆都合により公演の一部(出演者・曲目等)を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。◆未就学児の入場はご遠慮ください。◆一度お求めいただいたチケットの変更、キャンセルはできません。◆能楽堂周辺の道路は全面駐車禁止となっております。お車でのご来場はご遠慮ください。