涌宝会大会 盛会にて
去る6月1日(金)2日(土)の涌宝会大会、おかげさまで無事開催することが出来ました。大勢のお客様にご来場頂き、心より感謝申し上げます。
出演社中の人数とそれほど変わらない、40名を超える能楽師(シテ方・ワキ方・狂言方・囃子方)に支えられ、社中皆熱演することが出来ました。
「お弟子さんは、私の作品」。
私自身、舞台上で客観的に自分の「作品」をながめて、大変勉強になりました。能は技術ばかりではなく、特に人間性が表れます。我々職業人としての能楽師が特に自戒しなければならないことですが、技術偏重や慢心になれば、それが舞台に出てしまい、鼻につくものです。私のお弟子さんには、1人もそのような方が見当たりません。これは、私も大変誇りにして良いことだと思っております。
さすがに、大会翌日は私も仕事を入れずに休みにしましたが、会の事務処理や着物・道具類の片付けに追われ、少し疲れを感じました。
そして翌々日の月曜日はなんと飛鳥舞台の稽古!皆さん休まずにお越しになり、大会の感想をお聞かせいただき、また新しい曲を稽古し始めました。飽くなき探究心とやる気に敬服いたします。
そして私は、大会が済んだかと思えば、続いて、本年9月30日(日)名古屋能楽堂にて開催の「第5回 和久荘太郎 演能空間」のチラシ・チケット・ポスター制作や販売手段の最終準備に取り掛かっております。
チラシは、今月下旬に完成予定。当ホームページに「演能空間専用ページ」を開設してチラシPDFデータをダウンロードできるようにし、ネット販売も開始いたします。
過去にアンケートをご記入いただいた方や、ご来場頂いた方には、チラシを優先的にご郵送する手はずを整えております。
どうぞご期待ください!