明日から
令和初の台風・3号が近づいています。西日本の方は気が気でないことでしょう。お気をつけ下さい。
私は、明日から3日間、役が続きます。
明日は、東京・宝生能楽堂にて能『土蜘』の頼光、
明後日は、愛知・豊田市能楽堂にて能『芦刈』のシテ、
明後日は、京都・金剛能楽堂にて仕舞『笠ノ段』。
そう、台風に向かって西に移動するのです。どこですれ違うことやら。台風の動きは思ったよりも早いようなので、明日には関東を抜けている可能性が高いようですが、梅雨前線の影響もあり、大雨には油断できません。
台風と聞くと、昨年9月の名古屋にての「第5回 和久荘太郎 演能空間」当日に名古屋に直撃したことが思い返されます。東海道新幹線は午前中に異例の全線運休判断。幸い、午前中に申合せ(リハーサル)を設定していたため、東京からの役者は朝イチで新幹線に乗って頂いたので、役者は1人も欠けることはありませんでしたが、東京方面からのお客様はほとんどご来場頂けませんでした。
13時半開演のところ、前日の予報では11時名古屋上陸予定でしたが、天が味方したか、台風のスピードがどんどん遅くなり、実際に上陸したのは終演後の16時過ぎ。なんとか無事開催出来て、終演後、お客様に妻と共にお声掛けして、急ぎお帰り頂きました。
400席ほど販売済みのところ、ご来場者は約200名。あの未曾有の台風のなか、よくお越し頂きました。未だに時々思い出しては、皆さんに感謝しております。
今年の「第6回 和久荘太郎 演能空間」(9月23日祝日。東京・水道橋・宝生能楽堂)は、なんとか無事に開催したいものです。