凜太郎2

<続き>
 
先日の立春能の楽屋にて、凜太郎は、初めてもう一人の「凜太郎」に対面しました。
 
狂言方の「山本凜太郎」さんです。山本泰太郎さんのご子息。
 
いつかこの時が来るとは思っていましたが。
 
山本凜太郎さんは、能『田村』の間狂言で出演。聡明そうな少年です。
 
もう一人、京都にも凜太郎さんがいます。
石井流大鼓方・河村大師のご子息「河村凜太郎」さんです。
 
私は、高校時代に河村大さんのお父様・河村総一郎師と、弟君・河村真之介師に大鼓を習っていましたので、ご縁があります。
そのうち、こちらとも対面の機会があることでしょう。
 
もう一人くらい、後からまた「凜太郎」が出てくるかもしれません。
 
うちの凜太郎が最年少ですが、何故既に能楽界にある名前を付けたのか、とお思いになるでしょう。
 
産まれた顔を見た瞬間、夫婦で思いつきました。「リンリン」していました。
無論、凜太郎が既に2人いることは承知していましたが、まあ、良い名前だから。
 

次回子方は、来週土曜日(2月18日)、五雲会にて『西王母』(シテ・藤井雅之師)の子方を勤めます。
能の後半、仙女に桃の実を捧げる女性の役。本人には、「女の子」の役とは伝えてありません。
ちょうど「男らしさ」に目覚めている時期なので、やる気を削いでしまいます。
 
「気合い入れて桃を運べ!」
 
と言ってあります。
 
以上、親バカ日記でした。