がんばれ日本!
昨日、名古屋宝生会定式能が無事開催され、『忠度』の能を勤めさせていただきました。
このような時勢ですが、大勢の方にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。
被災された方々のご心情を考えますと、芸能・芸術などの開催は、憚られる面もあります。
今回は鎮魂の為に、開演前に、名古屋宝生会出演者一同にて『江口』の謡を、舞台で手向けました。
私は、すぐ後の出演のために、忠度のシテの装束を着ていましたので、舞台には上がれませんでしたが、鏡の間にて手向けました。
東京では、能に限らず各分野の催しが中止や延期になり、宝生流も今月19日の五雲会と、27日の別会能が延期になりました。
そのような中で、被災地から距離が離れているとはいえ、常の通りに舞台を勤めさせていただくことをありがたく思い、舞わせていただくからには、と精一杯勤めました。
原発の不安もつきまといますが、なんとかこの日本が立ち直って欲しいと思います。皆で力を合わせて頑張りましょう!