NOH-AGE・鵺 終了

一昨日の「NOH-AGE・鵺」は、大勢のご来場、誠にありがとうございました。
200席ほぼ満席。お客様あっての芸能、やはりやり甲斐を感じました。
お陰様で大過なく勤めることができました。
「NOH-AGE」は、毎年春の「和の会」本公演のサブ公演の形を取り、今回第2回。家元主宰のこのような催しで、『鵺』という面白くも難しい曲を勤めさせていただくこと、誠にありがたく感じています。
まるで、私の個人演能会のように演出していただき、あくまでも裏方に徹して、若手を売り出そうとして下さるご姿勢。
良いプレッシャーにも感じ、なんとしても、なにがしかの成果を出さなければと、励みました。
裏方のスタッフに、大変有能な若者たちが揃っています。若い和英家元の志に賛同した「仲間」が、ボランティアで集結して、正に「和の会」という名前に相応しい働きで成り立っています。
今後、どのような展開を見せていくか、お客様はもちろんのこと、我々役者も目が離せない催しでしょう。
私自身、家元のご好意に甘えるだけでなく、個人演能会の少ない宝生流において、よし、俺もそのうちやるぞ!という気持ちが以前にも増して湧き上がってきました。
次回「和の会」は、来年24年5月26日(土)宝生能楽堂にて、宝生和英家元の『船弁慶』。
ご期待下さい。