元気です

生きてます。すこぶる元気に。全く病気無しです。

12月の声帯ポリープ切除手術後から4か月経ち、声もフルボイスで平気で出しています。

 

久しぶりの投稿。いつものことです。ご心配頂いた方、すみません。

3か月間頻繁に投稿していたかと思うと、3か月間音沙汰なし、というパターンが出来上がってきているような気がします。

 

なぜこうなるのか、私にもよくわかりません。

ただ言えるのは、投稿しなくなるきっかけは必ずあります。

きっかけは一つではなく、多岐にわたりますが、一番多いのは、「無言の抗議」かもしれません。

「世の中」の色々なことに対してのこともあれば、「身近な人」に対してかもしれないし(?)。

 

正に、「投稿拒否」。

 

大事に思っている方が亡くなった時も、投稿を控えてしまいます。「巨星落つ」などと吹聴したり、生前仲良かったことを世間にアピールなどせず、静かに悼み、半旗を掲げたいと思います。

 

さて、新年度に入り、昨日は川村学園女子大学の授業が始まりました。「能の謡と仕舞」という名の授業で、水曜日に4・5限連続にて謡と仕舞を指導します。今年度の履修登録者は7名。第1回は、「鶴亀」の謡と、仕舞の基本動作を稽古しました。皆、なかなか筋が良く、話も一所懸命聞いてくれて、私もやりがいがあります。

6月2日(土)には、宝生能楽堂にて開催する私の同門会・涌宝会の大会があり、朝一番で連吟「鶴亀」を無本にて発表してもらいます。これもなんと、カリキュラムの一つで、実技試験を兼ねています。

 

授業帰りの電車で、名東高校(名古屋市立)能楽研究部の新入部員が8名入ったと、部長から嬉しい報告!来週みんなと会えるのが楽しみです。


LOGAN

車を運転する際に、矢印信号がやや見にくい気がするので、先日、メガネを新調する為に、かかりつけの眼科に行き、視力検査を受けました。

 

私と同い年の男の先生が、

「和久さん、老眼少し出てますねー」

と、意地悪く言うので、

「そんなはずはない」

と私。実際、不自由したことが無いし、まだ43歳、老眼はまだ先のこと。すると先生は、「これ見えないでしょ」と、まるで米粒に書いたような字の大きさの本を、目の前10センチ辺りにかざすから、

「見えるわけないでしょ!」

と言うと、「見えるわけないですよ、老眼だから。」と先生。ご本人も、軽い老眼が出ているとのこと。

 

それからというもの、日に日に見えていないことを自覚し始めたら、気になって気になって仕方がないのです。やはり、明らかにメガネを外した方が良く見える。

これが「老い」というものなのか、と、やっと自覚しました。眼科の先生に完敗です。

 

しかし、肩凝りなんかもそうらしいですが、あの時自覚さえしなければ、このままいけたのでは、と思うのですが、やはり私が間違っているのでしょう。日頃、威張っている人も賢いと自負している人も皆、人間誰しも自分のことが一番わからないものです。

 

さーて、オシャレな老眼鏡作っちゃおうかな。


解説三昧

本日は、岐阜のサラマンカホールにて、解説(20分間)を勤めました。

 

昨日も、宝生能楽堂の夜能にて、解説(鼎談。25分間)を勤めました。

 

そして、明日も、名古屋宝生会定式能にて、解説(25分間)を勤めます。

 

3日連続で解説を勤めるなんて初めてのこと。誤解頂きたくないのですが、決して嬉しくはありません。だって、公衆の面前でお話をするのは苦手だから。お客さまには申し訳ありませんが。本当は、逃げ回りたいくらい。

解説の前日は、緊張して眠りが浅くなります。

やっぱり、舞って謡っているのが一番大好き。

 


甲府謡初

一昨日1月19日(金)、山梨県甲府市・武田神社の甲陽武能殿楽屋にて、恒例の謡初を致しました。

常は、屋外能舞台で稽古していますが、冬季は凍えますので、楽屋にて。

先日の久良岐能舞台にての謡初同様、声帯ポリープ切除手術後、どの程度リハビリが進むか判断が難しかった為、私は地頭に入らず、皆さんだけで謡って頂きました。皆さんのご厚意に感謝。

写真は、連吟『鶴亀』の様子。涌宝会(ゆうほうかい。私の社中会)では、常に『鶴亀』は無本(謡本なし)で謡いましょう、ということにしています。

他に、連吟『枕慈童』『紅葉狩』。そして留めに、附祝言(つけしゅうげん)『五雲』。これだけは私も同吟しました。

 

終演後は会食。6月1日(金)2日(土)宝生能楽堂にて開催予定の「涌宝会大会」を視野に入れて、皆さんの発表する曲をご相談しつつ、楽しい食事会でした。


花朋会舞台稽古(岡崎)

昨日、『翁』の申合せにて地謡を謡いましたが、思ったよりもちゃんと謡えなくて戸惑いました。家で、1人で稽古していると良いのですが、同吟(斉唱)で人の調子(簡単に言うと「音高」)に合わせるのはまだ難しいようで、気を入れて声を出すとむせてしまいます。

 

本日は日帰りで、岡崎の花朋会舞台にて、手術後初めてのお弟子さんの稽古。自分の稽古のつもりで調整しながら指導していると、だいぶ声が出るようになってきました。

 

明日は、『翁』の本番(月並能。シテ 宝生宗家、千歳 佐野 登)。昨日よりももっと謡えそう。こうして、少しずつ本調子に戻します。


久良岐能舞台 謡初

昨日1月11日、久良岐能舞台・宝生流講座の初日にて、謡初を致しました。

 

写真は、素謡『鶴亀』。他に、素謡『橋弁慶』・『猩々』。

 

例年ですと、私が全曲地頭(地謡の統率者)を勤めるのですが、今回は、私が声帯ポリープ切除手術後、まだ謡のリハビリが進んでいないことが予想されたため、講座生の皆さんのお計らいにより、皆さんのみで謡って頂きました。

私は、唯一の観客として見所(けんしょ。観客席のこと)で拝聴。ハラハラすることもなく、飽きずに聞かせて頂きました。私が謡わなくても、十分に謡えることが分かり、大変嬉しくなりました。今後は、少しずつこのような試みをしていくのが良いと実感。今後の発展が楽しみです。

終演後は、和気藹々とお食事会。

 

現在、講座生は9名。月3回木曜日の17時からお稽古しています。遅い時間帯も可能。初心者も、ご経験者も大歓迎ですので、ご興味お持ちの方は、ぜひご見学にお越しください。

お問い合わせは、当ホームページ内お問い合わせ、または、久良岐能舞台(電話045-761-3854)まで。


謡のリハビリ開始!

本日、手術後3週間を迎え、やっと待ちに待った謡の発声許可が出ました。

 

『羽衣』のキリ(東遊びの数々に)を謡ってみると、思ったよりも楽に大きい声が出ます。

しかしまだやや喉の引っ掛かりが感じられるため、最後まで謡い続けるのは難しそう。今日は無理せず、少しずつリハビリしていきます。


新生・飛鳥舞台

拙宅の飛鳥舞台、やっとヤスリがけが終わりました。暮れから松の内にかけて、妻と共に心を込めて磨き上げました。

と言っても、その磨く様子はとても人に見せられないもの。粉塵を吸わないようにマスク二重がけにほっかむりの出で立ちで汗だく獅子奮迅。子供たちにも手伝ってもらうつもりでしたが、防御することを疎かにして、大量の粉塵を吸い込んで呼吸器に何かあっても厄介。今後の、日々の空拭きから手伝ってもらいます。

 

この通り、生まれ変わりました。下の写真と比べると一目瞭然。

 

よくある、ダイエット効果の「使用前」「使用後」のように、やや誇張した比較写真になっていますが、意図的ではありません。照明効果抜きにしても、なかなかの仕上がりです。

足袋をはいて、一通り舞ってみると、板の滑りも上々。

 

宮大工などの業者さんに依頼すれば、費用が相当掛かったでしょうが、今回は紙やすり代と養生シート・養生テープ代のみ。本格的な修繕は、また数十年後まで引き伸ばします。


初詣

リハビリ中とはいえ、家で鬱々として、舞台を磨いてばかりいても良くないので、正月2日は初詣に参りました。

 

鎌倉・鶴岡八幡宮の、傾斜が急な石段。人波を堰き止めているロープがひとたび上がると、

 

こうなります。まさに人波。

 

風も静かな初詣日和でした。

 


謡初『七宝』

元旦は、宝生能楽堂に在京職分が長老から子方まで50人ほどが一堂に会し、非公開の謡初(うたいぞめ)を致します。

年頭の儀式のようなもので、子方を最前列にして若い人から座り、家元が最後列で、全員が舞台正面にむかって座し、宝生流小謡『七宝』を家元の第一句の発声により、全員が第二句より同吟します。

今回、私はリハビリ中の為、謡は謡えませんし、発声時間も制限があって、皆さんへの年頭のご挨拶もままならない為に失礼して、凜太郎1人で行ってもらいました。

手術前に、『七宝』はしっかり稽古をしておいたので、きっときちんと謡ってきたのでしょう。一応、流儀の役者の一員として、勤めを果たしてきたことを報告してくれました。子方仲間にも会えたようです。

早いもので、今年は小学6年生になります。成長を感じた年初めでした。