愚か者よ…

徹夜で黒川能を観て帰京し、羽田空港から子ども達の幼稚園のお遊戯会に直行したことは昨日お伝えしました。
我が子の成長を実感してまなじりが熱くなり、ごほうびに外食して帰ったあとに、1日早く豆まきをする予定でしたが、今から考えると40時間ほどほぼ一睡もしていなかったので、豆まきをする気力が無くなり、子ども達をお風呂に入れて寝る準備にかかりました。
娘と布団に入ると、いつものおもしろいお話をしてくれとせがむので話し始めましたが、途中で気を失ったらしく、明朝妻から聞いた話では、
娘は「おとうさん、ゆさゆさしても起きないから、電気の紐をカチカチ引いてあげて、ドアを閉めてあげた」
と言って、おかあさんの布団に入ってきたそうです。
黒川能の最中は祭の高揚か、不思議と眠くならなかったのですが、子どものお遊戯会では、自分の子どもの出番以外は睡魔を払いのけるのに必死で、心の中で数珠をサラサラ押し揉んでいました。
が、帰宅したら遂に天に召されるように眠りについてしまいました。
翌朝、スッキリと目覚めて復活!元気に岡崎と名古屋のお弟子さんの稽古に行って帰ってきました。
まだまだ徹夜で試験勉強もできると自負していましたが、無理ですねこれは。
マッチ(近藤真彦)の古い歌がよぎります。
「愚か者よ、今夜は、眠れよ」