予告

来年(平成25年)9月22日(日)名古屋能楽堂において、宝生流宗家宝生和英師ほか、流儀長老4名のお許しをいただき、個人演能会を催させていただくことと相成りましたことを、ご報告いたします。
ご存じの方も多いと思いますが、当流において個人演能会は、歴史的にタブー視されていた経緯がありますが、先達が切り開いて下さいましたので、少しずつですが増えています。
来年は、私も数えで「不惑」の40歳を迎えますが、能楽界においてはまだまだ若輩者で、そのようなことをする立場にないことは承知の上で、敢えてリスク(批判や金銭的な問題も含めて)を背負っても、挑戦したいと思います。
やるからには、3年は何があっても続ける所存です。
私の芸だけでは、日本一の席数を誇る名古屋能楽堂を埋めることはとてもできません。
私個人のリサイタルではなく、先輩方のお力をお借りして、当世の宝生流の名手や、各役を東西を問わずに出演をお願いして、良い舞台を名古屋で提供出来る機会になれば、との思いがあります。
詳細については、また後日お知らせいたします。


おかげさま

昨日、五雲会にての『小袖曾我』、おかげさまで何とか無事済みました。
風雨のなかご来場いただき誠にありがとうございました。
力強い地謡、心強い後見、また、頼もしいツレに助けられて、今持っている力は大したことはありませんが、存分に出せたと思っております。
次回のシテは、
〈名古屋〉
6月17日(日)『是界(ぜがい)』(名古屋能楽堂 名古屋宝生会定式能)
〈東京〉
9月15日(土)『龍田』(宝生能楽堂 五雲会)
です。
本日は、七宝会定式能にて、舞囃子『花月』を勤めるべく、大阪・香里園に向かっております。
休息は十分取りましたので気力充実、精一杯舞い勤めます。