黒川能

黒川能の王祇祭を観てきました。無泊徹夜で。
いつかは本場で観てみたい、と昔から思っていたのですが、観世流のある方から、ぎりぎりの旅程になるがいかが、とお誘いいただき、チャンスを逃すまいと、ある狂言方を含めた男3人で。
カルチャーショックを受けました。自分の舞台に生かすとか、芸を盗むということではなく、純粋に一観客として、大いに楽しんで、お神酒をいただき拍手もしました。
「能を観る」というよりも、「お祭りに参加」しているという実感があります。
演者も郷土芸能らしい大らかさがあり、各人がプライドを持ってしていることに感心しました。
これが丸々昔のやり方だとはもちろん思いませんが、何かヒントがあるような気がします。
(つづく)