伊勢参り(猿田彦神社)

(つづき)
外宮・内宮参拝、おはらい町散策の後は、そのまま徒歩で猿田彦神社へ。
猿田彦神社1
猿田彦神社2
特に敷地が大きい神社ではありませんが、社殿は立派。
宝生流の祖神とされていて、乱能(らんのう。来る12月26日宝生能楽堂にて開催予定)の際におまつりします。
境内には、芸能の神様・天鈿女命(あめのうずめのみこと)もおまつりしているので、芸能人がよく参拝するそうです。
また、猿田彦神社は「おみちびき」の神様として有名だそうで、事始めに際して全国から参拝者が来るとのこと。
来年から開催の「和久荘太郎演能会」の盛会を祈って、特別祈祷していただきました。
猿田彦神社から最寄りの五十鈴川駅まで歩き始めましたが、着物だったせいもありますが、いつまで経っても着きません。昼飯時もとうに過ぎているし、運良く通りかかったタクシーに乗り、先の宇治山田駅まで。
昔の人は江戸からの道のりをよく歩いたものだと、感心しますね。
空腹に耐えかねて、宇治山田駅手前で下ろしてもらい、惹かれるように入った「グリル片山」
伊勢の地で、ご両親の代から40年も続く名店で、清楚な若奥様のサービスが素晴らしく、お料理も最高。
タクシーの運転手さんに、「あそこは高いからあちらのうどん屋にしろ」と言われても、押して来て良かった!
ランチにしては値は張りましたが、旅行の醍醐味。また必ず参りますよ。
きっとファンが多いだろうなあ。
この後、能『阿漕』縁の地「阿漕が浦」(津市)を訪ねる予定でしたが、時間切れで断念。
来る11月18日(日)の名古屋宝生会定式能で、仕舞『阿漕』を、また、来年9月の五雲会にて能『阿漕』を勤めますので、何はなくとも手を合わせて来ようと考えていましたが、案外名古屋から近いことがわかりましたので、またの機会を作ります。
独りよがりの旅行記、最後までお読みいただき、ありがとうございます。