センター試験(国語)を解いてみた

去る1月18日に新聞に掲載された、センター試験の国語を、試しに解いてみました。

結果は惨憺たるもの。現代文は辛うじて8割正答しましたが、古文と漢文ちんぷんかんぷん。
仕事上、日常的に他の方よりは身近に触れているはずなのに。不甲斐無さに悔しさを通り越して悲しくなりました。

こんな難解な文章を読み解くことが出来るならば、能の文章など訳もないはず。受験生には、受験が済んで晴れて大学生になったら、能を見に来たり(大抵の催しでは、学割があります)お稽古することをお勧めいたします(うちは学生さんが大勢いますよ)。

私も24年前にセンター試験を受けました。当時、共通一次からセンター試験に変わってすぐの時。東京芸大の音楽学部邦楽科は、国語と外国語のみの受験で、高1の終わりに芸大を受けると決めてからは、その他の科目には見向きもしませんでした。

その代わり、「音楽学部」邦楽科なので、楽典の試験もあります。これが大変。移調や転調などは、ピアノなどを弾ける方は感覚的に解答できるのでしょうが、私には無理なので、数学(算数?)的に解答の訓練。子供の頃、一応エレクトーンを習ってはいたのですが…。
暗記が頼りの楽語(「モデラート」「クレシェンド」など)だけは、せめて満点目指して、単語帳を使って必死で暗記。

もちろん、そのほかに専門の実技試験があります。一次は課題曲の謡と仕舞。二次は自由曲(受験者が決めて、予め学校に報告する)に分かれていて、その後面接も。

奇跡的に何とか無事現役で合格しましたが、今回のセンター試験の結果では、今受験したら無理でしょう。

全国の受験生の皆さん、風邪などひかないよう、睡眠だけはしっかりとって、受験当日に最高の力を出せるようにしてください。あと少しです。