鼻モゲラ
この3日間、息子(凜太郎5歳)と2人きりで名古屋に参り、母と妹夫婦の家にお泊まりしました。
普段、能の稽古以外では、息子と十分に触れ合えない分、道中存分に甘やかしてやりました。
名古屋では、義理の弟(と言っても私より年上)が我が子のように大変可愛がってあちこち連れまわしてくれました。
妹は手製の料理を振る舞ってくれ、母はおばあちゃんぶりを発揮、姪(中3)は弟のように可愛がってくれて、みんなママがいない不安を消し去ってくれました。
それを良いことに、私は少しでも時間を有効に使おうと、名東高校の稽古に行ったり、岡崎の稽古にしたり。
なかなか私自身も、純粋に休暇を楽しむことが出来ない性分になっていることに気付き、複雑な心境です。
いっそのこと、携帯電話や手帳・謡本を置いて、海外にでも抜けなければ、ただの仕事人間になってしまうなあ。それを今のところ選択しているのは、私自身ですが…。
夜が心配でしたが、ホームシックや鼻モゲラ(造語。彼のクセで、寝付く時に人の鼻をこちょこちよいじり回す)も無く、妹達とすやすや寝られて、私はありがたく悠々と羽を伸ばして休めました。
来週、6歳になります。一回り大きくなって帰るのを、妻は心待ちにしていることでしょう。
来る20日の誕生日当日は、私は国立能楽堂の納涼能で舞台(家元の能『忠信』のツレ)、その前2日間も仕事で帰りが遅い為、明後日の一足早い誕生パーティーでは、仕事を忘れて、心から成長を祝ってやろうと思います。