伊勢参り(内宮)
(つづき)
内宮参拝。
日本人の総氏神様である天照大神(あまてらすおおみかみ)をおまつりしている。
宇治橋から見下ろす五十鈴川。なんて清らかだろう。
きっと参拝が済むと、僕の心も澄み切っていることだろう、と妄想。
五十鈴川の御手洗場。古来より、この済んだ川水で手を洗い口を漱いだとのこと。
よし我も、と股立ち上げて清めていたら、袴と羽織の裾を濡らしてしまった。
五十鈴川の別名「御裳濯川(みもすそがわ)」の由来通り!と開き直る。
いよいよこの階段を上ると天照大神のおわします正宮。感激。
やはり聖域は撮影禁止。
御稲御倉(みしねのみくら)。神様のお食事用のお米を保存。
外幣殿(げへいでん)。神様に捧げられた宝物を保存。
荒祭宮(あらまつりのみや)。天照大神の荒御魂(あらみたま)をおまつり。
瀧祭神(たきまつりのかみ)。
五十鈴川の守り神だが奇しくも、先日勤めた『龍田』のシテ「龍田姫」と同一体の神様。
舞台の無事を感謝。
この後、おはらい町にて精進落とし。
「赤福」で出来たての赤福餅と番茶をいただきました。
見るもの香るものすべておいしそうだが、羽織袴で食べ歩きもどうかと思い、ひたすらガマン。
案の定、おかげ横丁にて招き猫を物色していたら、お弟子さん夫妻と遭遇!
(さらにつづく)