カミングアウト2
(つづき)
言葉は、皆さんご存知名古屋弁。昔、タモリが「ミャー」とか、「エビフリャー」など流行らしましたが、さすがに誇張し過ぎだとは思います。
給食が済み、昼休みになると先生に「はよー(早く)机をつれー」と言われ、困惑しました。
後になって、掃除をするためにイスを逆さに机に載せて、後ろへ移動することを「つる」と言うことがわかりました。
(漢字は、未だにわかりません。「吊る」でしょうか?「釣る」?)
郷に入っては郷に従えのたとえ通り、私もだいぶ無理して名古屋弁を使ってきましたが、生粋の名古屋の方が聞くと違和感を感じているようなので、最近無理は止めました。
名古屋人になりきれぬまま上京し、しかし周りの期待に沿うよう、名古屋人のフリをしなければならない苦しさ(大げさ)。
ここにカミングアウトいたします。
わたしは、…あれ、ナニ人でしたっけ。
もういいや、宇宙人で。うちの会は涌宝会(ユーホー会)だし。
(これが一番言いたかった)
名古屋を「生まれ故郷」だとは思っておりませんが、誤解いただきたくないのは、名古屋の能楽界には大変感謝しております。私を導いてくださった方々のおかげで、今の私があります。
今後とも、名古屋の能楽発展、引いては日本の能楽発展のために尽力して参ります。
ある方のご協力を得て、名古屋宝生会のホームページも作成中です。
さらなる修行と宣伝により、良い舞台を提供して、能をご覧になる方と習う方、両方をもっともっと増やしたいと思います。